「ヒナまつり」|ついに完結!連載10年の歩みがまるっとわかる「ヒナpedia」

三嶋瞳 CEOへの道

詩子のバーで働くことをなったのをきっかけに仕事人間としての才能を開花させ、敏腕経営者の新田をうならせるばかりか、10代にして全米1位の通信会社のCEOにまで上り詰める瞳。ここではそんな彼女の驚くべき経歴を追う。

バーに体験入店したのが
始まりでした(第4話)

「ヒナまつり」第4話より。

新田を探しているヒナの付き添いで、バー・Little Songを訪れた瞳。ヒナが外に出ていってしまい、瞳は1人で留守番をすることになるが、そこにお客さんがやってきてしまう。オープン前だと説明する瞳だったが、酔った客は聞く耳を持たない。新人バーテンと勘違いされた瞳は、客の言うままにお酒を作り始める。

中学生バーテンダーとして
活躍しました(第11話)

「ヒナまつり」第11話より。

詩子にうまくあしらわれ、Little Songで働き続けることになってしまった瞳。そこに担任教師である松谷がやってくる。松谷に教え子ではないかと疑われ、大ピンチの瞳。しかしカクテルの味にうるさい松谷は、瞳のバーテンとしてのスキルを認め、「これは中学生にはムリだ」と勝手に納得してくれるのだった。

あらゆる仕事にチャレンジし、
自分を磨きました(第31話)

「ヒナまつり」第31話より。

母親にバーテンをしていることを信じてもらえなかった瞳は、家を出て一人暮らしを始める。一人暮らしは何かと入り用。瞳はバーの客から声をかけてもらい、新しいバイトを始めるが、飲み込みがいい彼女はどこの世界でも重宝され、評価はうなぎのぼり。交通整理にビル清掃、イベントスタッフ、ビールの売り子、家庭教師、派遣OL……。あらゆる仕事を経験した瞳は、いつしか一流企業との人脈をいくつも築き上げていた。

海外に短期留学し、
本場の英語を身に付けました(第41話)

「ヒナまつり」第41話より。

学校や仕事を休み、ニューヨークに英会話を学びに行くことにした瞳。しかし着いた場所はなぜかフロリダで、待っていたのは軍人風の強面マッチョだった。「本場の英語ってこんなに汚いの……?」と疑問を感じながらも、必死に勉強し、「メスブタ」「クソ以下」「ケツ穴」といった教官の言葉を吸収していく瞳。2週間の短期留学を終えた彼女は、若干特殊な“本場の英語”と、軍人も驚くスナイパースキルを手に入れていた。

高校に通いながら、
コンサル会社を立ち上げました(第50話)

「ヒナまつり」第50話より。

バーテン時代の人脈もあり、高校生ながらコンサルタント会社を立ち上げ、社長に就任した瞳。自分が高校生であることは隠していたり、勤め先の倒産で、職を探していた父親が中途採用され、部下になってしまったりというトラブルはありながらも、「情熱なくして仕事なし!」を社員に説き、超人フィットネスの成長に大きく貢献するなど、瞳の会社はぐんぐん業績を伸ばしていく。

ほんの少し、
アドバイスをしました(第77話)

「ヒナまつり」第77話より。

ハルから未来の話を聞いた瞳は、自分が未来の内戦勃発に大きく関与していることを知り、ショックを受ける。このままではよくない未来に進んでしまう……思い悩んだ瞳は、自らが経歴詐称していることをテレビ局に明かし、すべての仕事を放り出してフロリダに逃亡。しかし、そこで彼女はアメリカ通信業界の再編に意欲を燃やす2人組に出会うのだった。

「ヒナまつり」第77話より。

企業合併に行き詰まりを感じている彼らに、過去の経験を活かしてアドバイスを送る瞳。やがて2人は「これならいけるぞ!」「瞳! 君はすばらしい!」と立ち上がり、口々に彼女を称賛するのだった。瞳の才能を高く買った2人は、合併後の新会社・マジキャストのCEOに彼女を抜擢。マジキャストはその後、挑戦的な試みの数々がヒットし、数カ月で業績が向上。瞳は全米シェアNo.1の通信会社のCEOの肩書きを手にする。