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「道後REBORNプロジェクト」|火の鳥が正岡子規と夏目漱石の友情を見守る アニメ「火の鳥“道後温泉編”」の新作が公開!水樹奈々、つるの剛士、三森すずこ、福山潤、立花慎之介、小村哲生、友近インタビュー

手塚治虫のライフワークと言える「火の鳥」と、愛媛・松山の道後温泉がコラボレーションした「道後REBORNプロジェクト」。同温泉地の中心で人々を癒し続けてきた道後温泉本館が2019年1月15日より営業を続けながらの保存修理工事に入ったことに合わせ、この期間ならではの取り組みとして、オリジナルアニメーション「火の鳥“道後温泉編”」の配信、プロジェクションマッピングやラッピングアートなどさまざまな企画が展開されている。

コミックナタリーでは「火の鳥“道後温泉編”」のプロローグ「大国主と少彦名」と第1話「聖徳太子、来浴」が公開された際、本作に出演する水樹奈々、つるの剛士、三森すずこにインタビューを実施(参照:「道後REBORNプロジェクト」特集 水樹奈々、つるの剛士、三森すずこインタビュー)。このたび第2話「子規と漱石」が2月1日より配信されたことを記念し、福山潤、立花慎之介、友近、小村哲生、水樹、三森、つるのといった、新キャストを含む計7名から新たに話を聞いた。「火の鳥」の原作や手塚治虫作品への思い入れ、そして道後温泉のイメージは? アニメにて俳人・正岡子規のエピソードが描かれることにちなみ、道後温泉に行きたくなるような一句も即興で作ってもらった。

取材 / はるのおと、西村萌 文 / はるのおと

「道後REBORN×火の鳥」キービジュアル

道後REBORNプロジェクトとは?

2019年1月15日、築125年を超える道後温泉本館を次の世代に大切に受け継ぐため、2024年末の完了を目指し、保存修理工事が始まった。道後温泉本館の営業は続けられ、重要文化財の公衆浴場を営業しながら保存修理工事をするのは日本初の取り組み。これに併せ、道後温泉本館は手塚治虫「火の鳥」とコラボレーションしたPR事業「道後REBORNプロジェクト」を始動することに。時空を超えて人々を導く永遠の生命の象徴・火の鳥が、道後温泉本館の再生を見守る。

オリジナルアニメーション「火の鳥“道後温泉編”」を制作
「火の鳥“道後温泉編”」プロローグより。

手塚プロダクションが、オリジナルアニメーション「火の鳥“道後温泉編”」を制作。2019年5月、YouTubeなどでプロローグ「大国主と少彦名」と第1話「聖徳太子、来浴」が公開された。火の鳥を演じるのは、愛媛出身で伊予観光大使も務める水樹奈々。道後温泉の守り神・大国主(オオクニヌシ)役をつるの剛士、少彦名(スクナヒコナ)役を三森すずこが演じた。

工事仮設物を覆う美しい道後温泉本館ラッピングアート
道後温泉本館ラッピングアート

最頂部約20m、周囲約100mという工事仮設物に、巨大な火の鳥が登場。道後温泉本館北面の壁には10枚のアートパネルが出現した。ラッピングアートやパネルにはAR機能が備えられており、専用アプリ「COCOAR2」をダウンロードしスマートフォンをかざすと、その場でしか見られない動画やフォトフレームを楽しめる仕掛けが施されている。

道後温泉の歴史・文化を伝えるプロジェクションマッピング
道後温泉本館の北面のプロジェクションマッピング。

道後温泉本館の北面では夜に、「道後温泉×ネイキッド MESSAGE-火の鳥、到来-」と題したプロジェクションマッピングが展開されている。物語の舞台は大国主や少彦名が活躍した神話時代と、聖徳太子来浴の伝説にちなんだ飛鳥時代。道後の湯を守り継いでいく人々に火の鳥がエネルギーを注いでいく物語が、幻想的な光と音で表現されている。

道後温泉本館の様子をリアルタイムで配信中!

正岡子規×夏目漱石が登場「火の鳥 “道後温泉編”」新作、間もなく公開!

第2話「子規と漱石」

舞台は明治時代の道後温泉。初代道後湯之町長・伊佐庭如矢(CV:つるの剛士)と、松山城の城大工を代々受け継いできた坂本家の10代目棟梁・坂本又八郎(CV:三森すずこ)により、老朽化した道後温泉本館の改築が行われた。その5年後、親友同士の正岡子規(CV:福山潤)と夏目漱石(CV:立花慎之介)が道後温泉にやってくる。後に日本の文学界を大きく変える彼らに、火の鳥はどう手を差し伸べたのか──。

プロローグ&第1話も公開中!

インタビュー(福山潤、立花慎之介、小村哲生、つるの剛士、三森すずこ、水樹奈々、友近)

福山潤(正岡子規役)

ふざけるアドリブの裏に込めた子規の強い気持ち

──正岡子規についてどんなイメージを持っていましたか?

もともとは学校で習うような、俳句を詠んでいて、若くして亡くなられたことくらいしか知りませんでした。ただ今回のプロジェクトに参加するにあたっていろいろと調べて、夏目漱石と友であり、仲がよかったことなどを知りました。

──台本を読まれて、どういうキャラクターをイメージしましたか?

「火の鳥“道後温泉編”」第2話「子規と漱石」より、正岡子規。

割と自由に振る舞う人物という印象です。病に冒されていても、親友である漱石にちょっかいをかけたり、同い年ながらもお兄ちゃん的な振る舞いをしたりしていたので。

──確かに最後の踊りを踊るシーンは、アドリブで相当自由に振る舞っていましたね。

このアニメの子規は道後温泉に来てはいるものの、本当は温泉に浸かることもできないくらい体が弱っているんですよね。でも火の鳥の力を借りて元気になって、漱石と裸の付き合いをして遊ぶことができた。だから最後のシーンはふざけている反面、そういう時間を過ごしたいという気持ちが強かったんだろうと想像して自由にやらせていただきました。

──相方の漱石役は福山さんとともに事務所を設立し、いわば相方となる立花慎之介さんが演じられています。

漱石と子規は同い年ですけど、僕たちもそうなんですよ。また長年の付き合いもあるおかげで彼がどんな感じでやるかわかっているし、信頼関係もあるのでやりやすかったです。

──これまで「火の鳥」の原作や手塚治虫作品を読まれたことはありますか?

小学校の図書館にあるくらいですから、もちろん読んでいます。「火の鳥」だと「鳳凰編」は最初に衝撃を受けましたし、悲劇というかホラー風に終わる「未来編」も小学生ながらに印象的でした。「ブラック・ジャック」は何度も読んでいたので思い出深いし、「鉄腕アトム」や「三つ目がとおる」なんかも読んでいます。

──かなり読まれていますね。

マンガで勉強させてもらうことも多かったので。「鉄腕アトム」だとアニメに比べて原作はマイノリティの気持ちを扱っていたりしますし。そういったテーマ性の強いものを含めていろんな作品を作られていて、しかも今読んでも面白い。手塚治虫先生がマンガの神様と言われるのもわかりますよ。

──それだけお好きなのに、意外にも福山さんは声優として手塚作品に関わったことがないようですね。

そうなんですよ。まさか自分が「火の鳥」に関わるとは思っていなかったので、今回のプロジェクトに参加できて光栄です。

──ちなみに道後温泉は行かれたことがありますか?

まだありません。愛媛県も、たぶん通ったことはあってもじっくり観光したことはないです。ただ歳を取るごとに温泉欲は高まっているので、道後をはじめ有名な温泉は自分の車で行きたいですね。

──具体的なイメージがない中で恐縮ですが、立花さんと道後温泉に行ったらやってみたいことはありますか?

どうですかね……やってみたいことではないですけど、僕と立花が2人で温泉地に行ったら、集合時間と場所だけ決めてすぐに別行動するでしょうね。

──(笑)。

お互い群れるタイプではないし、ずっと一緒にいる必要はないだろうという共通見解があるので。彼はカメラが好きだから写真を撮りたいだろうし、僕は散歩が好きだからぶらぶらする。そんなふうに自由に好きなことをして、夜に集合して酒を飲みながら話しまくるでしょうね。

──素敵な関係ですね。最後に俳人の正岡子規にちなみ、道後温泉に行きたくなるような一句を五・七・五でお願いします。

なるほど……「温泉は 重なればより 欲しくなるもの」という感じでしょうか。

──重なればというのは?

歳ですね。自分のことで恐縮ですけど、最近本当に温泉に行きたいんですよ!(笑)

福山潤
福山潤(フクヤマジュン)
11月26日生まれ、大阪府出身。2018年4月に、立花慎之介とBLACK SHIP株式会社を設立。2017年には「KEEP GOING ON!」をリリースし、アーティストとしても活動を開始する。代表作は「コードギアス 反逆のルルーシュ」のルルーシュ役、「暗殺教室」の殺せんせー役など。

立花慎之介(夏目漱石役)

松山城の石垣で飯3杯はいける

──夏目漱石についてどんなイメージを持っていましたか?

学校の勉強で出てきた文豪のイメージがありました。でも文豪って真面目すぎる変態というか(笑)、一線を超えてる人たちじゃないですか。だから少し変わった人というイメージを持って収録に臨みました。

「火の鳥“道後温泉編”」第2話「子規と漱石」より、夏目漱石。

──実際に演じてみていかがでしたか?

今回の漱石はデフォルメされた絵柄だし、子規とわちゃわちゃした掛け合いもあるので、少しフランクな感じを強めにしようと考えていました。ただ音響監督さんとのディスカッションを通じて、真面目な部分をきっちりと出し、慌てるところでギャップを作ることにしました。おかげで彼の面白い部分も出せたと思います。

──子規役は福山さんでしたが、声を聞いていかがでしたか?

病弱な状態と、火の鳥に少しパワーをもらって元気になった状態。この話の子規はその二面性があるんですけど、「あ、こういうふうに声を作ってきたんだ」と感心しました。あと最後の子規が踊る部分はアドリブとあったので、「福山潤なら何かしらやってくるだろうな」と想定はしていたものの、まさか漱石まで踊らされるとは思わなかった(笑)。

──あのアドリブを受けて、立花さんはああいうふうに返すんだと舌を巻きました。

漱石がどんなふうになっているか、福山がきっちり説明を入れてリードしてくれたので、僕はそれを受けるだけでした。そのへんは、彼との付き合いの長さのおかげでやりやすかったですよ。まあ、音としてどれだけ残るかは完成版を観ないとわかりませんけど、僕らはやり切りました(笑)。

──これまで「火の鳥」の原作や手塚治虫作品を読まれたことはありますか?

小学生とか子供の頃に少し読んでいた記憶はありますが、大人になってから読んでないですね。だから薄い記憶ですが、子供心に複雑で奥が深い話だなと思っていました。今「火の鳥」を読み返してみると、また違った印象を抱くんでしょうね。

──ちなみに道後温泉は行かれたことがありますか?

5、6年くらい前に一度だけあります。仕事で行ったんですけど、前乗りして道後温泉も入りました。ただ劇中で子規が漱石に「泳いで10秒で往復しろ」って言いますけど、そんなに浴槽は大きくないですよ。

──子供が泳いでも10秒かからない大きさです。

でもお湯はすごくよかったですし、道後温泉本館の建物も昔ながらの造りで風情がありました。2階や3階でゆっくり休めるプランもあって……また行きたいですね。

──周辺の街も楽しまれましたか?

はい。松山って観光したいところがぎゅっとまとまっていて、路面電車やレンタサイクルを使えばいろいろと行けるし、歩いても周れる。僕はお城も好きなので、松山城を見つつ自転車を借りて散歩しました。

──松山城も評判がいいですよね。

あの石垣を見てるだけで飯3杯はいけますよ! 石垣を見ると造った時代がわかるんですけど、松山城ってびっしりと隙間なく石垣が並んでいるんですよ。あれはかなり後期じゃないと造れない珍しい石垣なので、実際に見ることができて僕は感動しました。

──勉強になります。今回、相方役となった福山さんと道後に行ったらやってみたいことはありますか?

福山とは20年ぐらいの仲ですけど、プライベートで飲みに行くとか、ご飯行くとかはあまりしないんですよね。お互いにプライベートを尊重しているのもあって。だから旅行に行ったとしても「何時にどこで飯を食うから、そこで集合ね」と言ってすぐに別行動する可能性が高いです。

──すごい、福山さんとまったく同じことをおっしゃっています(笑)。最後に、道後温泉に行きたくなるような一句を五・七・五でお願いします。

「蝉しぐれ 暑さ忘るる 道後の湯」でしょうか。夏の暑さを忘れるぐらい道後の湯は熱いですからね。ちゃんと季語を入れましたよ!

立花慎之介
立花慎之介(タチバナシンノスケ)
4月26日生まれ、岐阜県出身。2018年4月に、福山潤とBLACK SHIP株式会社を設立。マンガ原作者として「箱庭の令嬢探偵」、小説家として「探偵執事・九条公士郎」も手がける。代表作は「神様はじめました」の巴衛役、「イナズマイレブン」の立向居勇気役など。