コミックナタリー PowerPush - 映画「ベルセルク黄金時代篇II ドルドレイ攻略」

「青エク」の加藤和恵から熱いラブコール＆イラスト到着ガッツとグリフィスの絆を振り返る徹底ストーリーガイド

ベルセルク黄金時代篇II ドルドレイ攻略

グリフィスが放った言葉が、戦いの最中も頭から離れないガッツ。一方体調不良のキャスカは、チューダー帝国の騎士団団長アドンを相手に苦戦を強いられていた。キャスカは気を失い、彼女を救おうとしたガッツもろとも崖の下に墜落してしまう。豪雨の中、体を張ってキャスカを温めるガッツ。しかしキャスカは、ガッツにだけは助けられたくなかったと反発する。

山道を戻る2人だが、アドンの兵団に包囲されてしまう。ガッツはキャスカを逃がし、ひとりで多勢を相手に大剣を振るう。深手を負い窮地に追いやられながらも圧倒的な強さで斬り続け、グリフィスたちが辿り着いた頃には、100人の死体が転がっていた。

ミッドランド王国と敵国チューダー帝国との百年戦争が、最終決戦に突入。鷹の団飛躍の好機とみたグリフィスは国王に、難攻不落と言われるドルドレイ要塞に鷹の団だけで出陣することを進言する。3万の兵に対したった5千の兵で挑む鷹の団。不安がる仲間に、ガッツはグリフィスを信じろと笑顔で励ましてみせる。激しい攻防戦が繰り広げられたが、強大な敵将ボスコーンとの一騎打ちで、鮮やかに勝利を飾ったガッツ。鷹の団は街をパレードし、大きな喝采を浴びる。

勝利を祝う舞踏会に、鷹の団の面々もドレスアップして参加。珍しく華やかな場に出席したガッツに、キャスカはどういう心境の変化だと尋ねる。爵位を与えられ貴族の仲間入りを浮かれる仲間とは裏腹に、ガッツは既に鷹の団からの離脱を決意していた。

舞踏会の次の朝、ガッツは誰にも告げず旅立とうとしていた。それを引き止めようとするキャスカら仲間たち。グリフィスは怒りにふるえ、ガッツに剣を向ける。

映画「ベルセルク」

全世界累計3300万部を超えるダークファンタジー超大作コミック「ベルセルク」の、世界観全てを映像化する「ベルセルク・サーガプロジェクト」の第1弾として、ファンの間でも最も人気の高い「黄金時代篇」を3部作で映画化。2012年2月に公開された「ベルセルク黄金時代篇I 覇王の卵」に続き、「ベルセルク黄金時代篇II ドルドレイ攻略」が6月23日に、「ベルセルク黄金時代篇III 降臨」が今冬に公開予定。

映画「ベルセルク黄金時代篇II ドルドレイ攻略」2012年6月23日全国ロードショー

あらすじ

「私にとって友とは“対等の者”。」鷹の団入団から3年、グリフィスの夢をともに追うことを使命としてきたガッツにとって、グリフィスのその言葉は衝撃だった。対等の友になるために、ガッツは退団を決意する。折しも、ミッドランド王国と敵国チューダー帝国との百年戦争が、最終決戦に突入。鷹の団飛躍の好機とみたグリフィスは国王に、ドルドレイ要塞へ鷹の団だけで出陣することを進言する。敵は3万、味方は5千、誰もが無謀と確信した戦いは始まった―。

キャスト

ガッツ：岩永洋昭、グリフィス：櫻井孝宏、キャスカ：行成とあ、ジュドー：梶裕貴、リッケルト：寿美菜子、シャルロット：豊崎愛生、ユリウス：小山力也

スタッフ

原作：三浦建太郎（スタジオ我画）／白泉社、監督：窪岡俊之、脚本：大河内一楼、キャラクターデザイン・総作画監督：恩田尚之、アニメーションディレクター：岩瀧智、美術監督：竹田悠介・中村豪希、音楽：鷺巣詩郎
主題曲：平沢進「Aria」
製作：BERSERK FILM PARTNERS
アニメーション制作：STUDIO4℃
配給：ワーナー・ブラザース映画