「能 狂言『鬼滅の刃』」では主に原作第1巻から第5巻までのエピソードがピックアップされ、五番立の形式で展開されていく。“ヒノカミ神楽”をテーマにした祝祭儀礼「日の神」で始まり、狭霧山を舞台にした脇能「狭霧童子」へ。さらに鬼殺隊に入るための最終選別に挑む炭治郎を描いた修羅能「藤襲山」、禰豆子にフォーカスした鬘能「白雪」、善逸と伊之助が活躍する雑能「君がため」、那田蜘蛛山のエピソードを軸にした切能「累」が披露されていく。また能と能の間にはユーモアたっぷりの狂言が。鬼殺隊の伝令係を描く「鎹鴉」、鋼鐵塚が登場する「刀鍛冶」が上演された。
鬼舞辻無惨役、竈門炭十郎役、鱗滝左近次役、天王寺松右衛門役の4役を務める
開幕に際して、演出・謡本補綴も務めた萬斎は「今回の公演では、能 狂言を主軸に置きながらも、現代劇的なアプローチにもいくつか挑戦し今まで能楽堂ではできなかったことが能 狂言『鬼滅の刃』を通して、皆様にお届けできると思います。これまで能 狂言が培ってきた技法、人力で表現することの素晴らしさを是非体感していただきたいと思います」と手応えを語った。「能 狂言『鬼滅の刃』」の東京公演は7月31日まで観世能楽堂で実施されており、チケットは完売済み。大阪公演は12月9日から11日まで大阪・大槻能楽堂で行われる。
※竈門禰豆子の「禰」はネに爾、鬼舞辻無惨の「辻」は一点しんにょうが正式表記。
「能 狂言『鬼滅の刃』」
期間:2022年7月26日(火)~31日(日)
会場:東京都 観世能楽堂
期間:2022年12月9日(金)~11日(日)
会場:大阪府 大槻能楽堂
原作:
監修:大槻文藏
演出・謡本補綴:
作調:
原案台本:
制作:OFFICE OHTSUKI
協力:集英社(「週刊少年ジャンプ」編集部)
制作協力:万作の会
キャスト
シテ方:大槻文藏、
狂言方:野村萬斎、
ワキ方:福王和幸、福王知登
囃子方:竹市学(笛)、飯田清一(小鼓)、成田達志(小鼓)、亀井広忠(大鼓)、原岡一之(大鼓)、林雄一郎(大鼓)
※福王和幸と福王知登、飯田清一と成田達志、亀井広忠と原岡一之は交互出演。
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みらちゃん🌈 @MlRACHAN
【公演レポート】能と狂言の世界で「鬼滅の刃」炭治郎が舞い戦う!演出の野村萬斎は手応え語る(舞台写真 / コメントあり) https://t.co/XFM5EbteKO