Wake Up, Girls!“約束の地”SSAで「続・劇場版」ライブ再現、涙と笑顔で終幕

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声優ユニット・Wake Up, Girls!によるライブ「Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~」が、去る3月8日、埼玉県・さいたまスーパーアリーナで開催された。

「Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~」の様子。

「Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~」の様子。

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仙台を拠点にアイドルとして活動する7人の少女の成長を描いたアニメ「Wake Up, Girls!」シリーズ。ヒロイン7人の声をあてた吉岡茉祐永野愛理田中美海青山吉能山下七海奥野香耶高木美佑が、6年間活動してきたアニメと同名のユニット・Wake Up, Girls!としてのラストライブに臨んだ。

「Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~」の様子。

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ライブは彼女たちにとって始まりの曲である「タチアガレ!」からスタートし、まず活動初期のナンバーが中心に届けられていく。制服姿の7人が「7 Girls War」「言の葉 青葉」といったTVアニメ第1期の関連楽曲などを歌い終えると、会場は一旦暗転。中央モニターに映画「Wake Up, Girls! 七人のアイドル」から「続・劇場版 後篇『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』」までのハイライトが流れ、アニメ「Wake Up, Girls!」の歩みが振り返られる。

「Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~」の様子。

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ライブ中盤は、彼女たちの声優としての側面が強調された内容に。メンバーがメインキャストとして出演した「恋愛暴君」や「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」「灼熱の卓球娘」のような「Wake Up, Girls!」以外のアニメの主題歌を軸に、バラエティに富んだ楽曲が披露されていく。また吉岡による「ハジマル」からはアニメ「Wake Up, Girls!」のキャラクターソングのサビをメドレー形式で展開。メンバーはトロッコで会場中を巡りながら、それぞれの個性をアピールしていた。さらに「7Senses」や「極上スマイル」といったアッパーな曲で会場を盛り上げた彼女たちに向けて「Wake Up, Girls!」関連ユニットからメッセージが到着。I-1clubやネクストストーム、Run Girls, Run!のメンバーの声優陣が感謝と労いの言葉を手書きで寄せ、会場から大きな拍手が送られていた。

「Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~」の様子。

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終盤のハイライトとなったのは、「少女交響曲」から続けて歌われた「Beyond the Bottom」。イントロで観客が一斉にライトを白に変える一方、7人は厳かに楽曲を歌い上げていく。そして1番が終わると田中が劇中の片山実波と同様に「WUG最高!」と叫んで、7人でセンターステージへ。メンバーとファンが一体となり、「続・劇場版 後篇『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』」のフィナーレを飾ったライブを、同シーンのモデルとなったさいたまスーパーアリーナで再現してみせる。最後に7人は「海そしてシャッター通り」から「さようならのパレード」まで、解散前最後となったアルバム「Wake Up, Best!MEMORIAL」用に書き下ろされた物語性の強い4つの新曲を歌い、ライブ本編を締めくくった。

「Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~」の様子。

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しかしファンの「Wake Up, Girls!」コールに応えて、彼女たちは3度にわたってステージに再登場することに。ビッグバンド調の「SHIFT」から始まった最初のアンコールは、続く「地下鉄ラビリンス」でさらにヒートアップし、最後はバラード「TUNAGO」でしっとりと終えた。

「Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~」の様子。

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ダブルアンコールでは、最後の挨拶として7人それぞれが書いてきた手紙を順に読み上げていく。多くの楽曲でセンターを務めた吉岡は、解散を迎え不安な気持ちと、大丈夫だという気持ちがどちらもあると明かす。その上で「忘れないで、ここにWUGがいたことを。そしてみんなの中でWUGという存在がずっと先の何億光年も輝ける思い出になってくれていれば、物語は続いていきます。だからあえて言わせてください。Wake Up, Girls!をこれからもよろしくお願いします」とファンに頼み込んだ。トリとなったリーダーの青山は「家族でありホームである」というメンバーやファン、そして演じた七瀬佳乃に感謝しながら、「明日からは、WUGで得たたくさんの経験と愛を持って、『私の決断は間違っていなかった』と証明していく青山吉能の人生第2章の始まりです。みんなの人生も明日から第2章です。これからも元気で生きてください。みんなの心にWUGが一生生き続けますように!」と独特なメッセージで笑いと大きな歓声を引き起こした。涙ながらに最後の言葉を伝えた7人は、メンバー全員で作詞した「Polaris」を歌ってファンの涙腺を刺激する。

彼女たちにとって初となるトリプルアンコールで、ラストナンバーとして始まったのはこの日2回目となる「タチアガレ!」。7人はステージのサイドやセンターステージへと走り回り、飛び跳ね、最後は両手で「W」の文字を作って掲げる。曲が終わり、ステージ奥の階段を登った彼女たちは、静まり返った会場に向け「以上、Wake Up, Girls!でした。ありがとうございました!」と生声で感謝。笑顔で手を振りながらステージから姿を消した。

なお本公演の模様とオフショットを収めたBlu-ray「Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~」が6月28日に発売される。また本日3月9日には、メンバー全員がブログを更新する予定だ。

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「Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~」セットリスト

01. タチアガレ!
02. 16歳のアガペー
03. 7 Girls War
04. ゆき模様 恋のもよう
05. 言の葉 青葉
06. One In A Billion
07. 素顔でKISS ME
08. 恋?で愛?で暴君です!
09. キャラソンサビメドレー
  ハジマル / 吉岡茉祐
  可笑しの国 / 永野愛理
  ステラ・ドライブ / 青山吉能
  スキ キライ ナイト / 奥野香耶
  オオカミとピアノ / 山下七海
  歌と魚とハダシとわたし / 田中美海
  WOO YEAH! / 高木美佑
  Non stop diamond hope / ALL
10. ワグ・ズーズー
11. HIGAWARI PRINCESS
12. スキノスキル
13. 僕らのフロンティア
14. 7 Senses
15 .極上スマイル
16. 雫の冠
17. 少女交響曲
18. Beyond the Bottom
19. 海そしてシャッター通り
20. 言葉の結晶
21. 土曜日のフライト
22. さようならのパレード
EN1. SHIFT
EN2. 地下鉄ラビリンス
EN3. TUNAGO
DEN. Polaris
TEN. タチアガレ!

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