スーパーマラドーナ、ノンスタ石田の助言で武智が田中を愛でるコンビ芸完成

スーパーマラドーナが昨日1月24日、東京・ルミネtheよしもとにて単独ライブ「スーパー・ルミネ・マラドーナ」を開催した。

彼らにとってルミネtheよしもとでの単独ライブは初のこと。2人はステージに登場し、「拍手をお願いしますー！ パン、パンパンごはん！」という田中のギャグと「大阪でやってるんですけどあんまりいつもウケないんですよね」という武智の挨拶で最初のネタをスタートさせる。漫才やコントをたっぷりと披露したほか、田中が活躍するVTRの上映、さらにスーパーマラドーナをよく知るNON STYLE石田、キングコング西野、アジアン馬場園、バイク川崎バイク、とろサーモン村田、博多華丸・大吉が出演するコーナーなど盛りだくさんの内容で東京のファンを楽しませた。

「教えて！どうしたら売れるねん！」と題したコーナーでは、石田、西野、馬場園、BKBに全国区で活躍するためのアドバイスを乞う。石田はコンビ仲のよさが好感を与えるといい、田中がギャグを繰り出している際の武智の冷たい視線を指摘。「武智よ、田中を愛でろ」と提案し、ギャグでスベった田中を武智がムツゴロウさんのように「よしよしよし！」と頭をなでくりまわすコンビ芸が誕生した。

武智の熱い部分にスポットを当てたい西野は「武智応援団」と書いたフリップを出し、「三三七拍子に乗せて即興で誰でも応援できる。（武智は）16年目。何でもできるから！」と煽る。武智のさまざまなお題を振られて応援を絞り出すさまと、運動神経の悪さがにじみ出ている動きに会場は爆笑。さらにスーパーマラドーナは、馬場園扮するセオリーを無視したおてんばアイドルとの仮想グルメロケにも挑戦する。対応力を鍛えるはずが、アイドル以上にはちゃめちゃな行動に出る田中に馬場園は苦笑い。すかさず武智が、先ほど習得したばかりの「よしよしよし！」でこのコントを終わらせ大惨事を未然に防ぐ。

BKBはポップな一芸が必要だと、武智に「ヤンキー武智ヤンキー」、田中に「メガネ田中メガネ」を授ける。武智は好きな物を「YTY」で答えることに。「ワイは とにかく ワイン好き！」と、「Y」に対してや行ではなく読みの通り「ワイ」で返すと「え？ アルファベット知らん!?」とBKBを驚かせる。一方田中は「MTM」で好きな女性のタイプを「ママの 友達 みんな」と言うと、会場は悲鳴交じりの笑い声に包まれた。

また自主ライブ時代からの仲、とろサーモン村田MCのもと「バラエティ極限チャレンジ」も展開。このコーナーではスーパーマラドーナが「そんなつもりはなかったのにお客さんが引いてしまったときの取り戻し方」「ロケで絡んだ素人が緊張して全然しゃべらなかったときの対処法」など困った状況に挑戦し、博多華丸・大吉が審査を務めた。結果を受けて最後に「スーパーマラドーナがこれから東京でやっていくならばどうでしょう？」と村田が尋ねると、大吉は「スーパーマラドーナより先に、とろサーモンを何とかしないと……」と切実な思いを語って笑いを誘う。

エンディングでは武智が「また大阪に帰って新ネタを作って、夏にまたルミネで単独できれば。その際はみなさん責任を持ってまた来てください」とメッセージを送る。「もし来おへんかったら……」とお決まりのギャグに行こうとすると、「みなさん手の準備してくださいね」と盛り上げようとする田中。武智は「そんな『よー！』みたいなギャグじゃないから！」と照れつつ、なぜか被せてきた田中とともに「ひき肉にしてやんよ！」とライブを締めくくった。