ナタリー PowerPush - SKE48
みんなで盛り上がって「当たって砕けろ」 5thシングルは元気な告白ソング
全員が「自分が間違ったら終わり」と思ってた
──ビデオクリップの冒頭には教室のシーンがありますが、ピッタリと息の合ったラインダンスが印象的ですね。
高柳 あの場面、すごく気に入ってます!
桑原 めっちゃ難しかったんですよ! たぶん全員が「自分が間違ったら終わり」と思ってたから、いつにも増して振り付けを覚えるの早かったし、本当に集中してやれました。
松井 私は振りを覚えるのがみんなよりすごく遅くて。撮影当日は別の仕事があって途中から参加したんですけど、みんなの真剣さと振り付けの先生の「お願いだから覚えて!」っていう気持ちがすごく伝わってきたのもあって、ビックリするぐらい早く覚えられたんです。みんなやればできるんだって思いました(笑)。
一同 (笑)
──前列のメンバーは後ろがちゃんと揃ってるのかどうか、後で映像を観ないと確認できないし。
高田 だから、もう自分を信じるしかない(笑)。
桑原 実際に曲を流して撮影したんですけど、どこでどういう動きをするかを全部カウントに合わせて決めてたんです。「1、エン(&)、2ー、エン……」の「1、エン」で手を出すとか、めっちゃ細かくて。でも撮影ではカウントを口ずさめないし、表情も一点を見つめるって決められてたから、本当に大変でした。
──教室のシーンでは皆さんテストを受けてますが、聞くところによるとテスト用紙が本物だったそうで。
松井 はい、実際に数学の問題が書いてありました。
高柳 みんな本当に問題を解いてましたよ。
──あの真剣な表情は、そのせいもあったんですね。
小木曽 そうだと思います(笑)。
メールを打ちながらうれし泣きした「愛の数」
──カップリングにはチームKIIにとって初のオリジナル曲「愛の数」が収録されています。
高柳 実は最初の段階ではこの曲をチームKIIが歌うかどうかを知らされてなくて、レコーディングのちょっと前に「KIIが歌うことになりました」っていう連絡メールが来て。
──メンバーの皆さんの反応はどうでしたか?
高柳 メールをもらったときはチームKIIのメンバーと一緒じゃなかったので、喜びを分かち合う感じではなかったんですけど、後からメンバーみんなから「KIIキター!!」みたいなメールが次々に届いて(笑)。それがもう本当にうれしくて、私も「きたねきたねー!」ってメールを打ちながらうれし泣きしてました。
──念願のオリジナル曲ですものね。
高柳 本当にすごく良い歌詞で、しかもすごくあったかい。レコーディングで曲を聴いてたときも、チームKIIの自分たちの心境に照らし合わせたらまた泣けてきちゃって(笑)。この曲には本当にいろんな思いが詰まっているので、これからいろんな場面でチームKIIのみんなでこの曲を歌えたらいいなと思います。
──この「愛の数」を聴いて新公演が楽しみになるファンの方も多いと思います。
小木曽 そうですよね。本当に楽しみにしていてほしいです!
ダンスシーンがないビデオクリップは初めて
──このほかにも、白組と紅組による新曲も収録されています。この2曲のビデオクリップが映画のオープニングや予告映像のような仕上がりで、ビデオクリップの枠を超えてるというか。
松井 ありがとうございます!
──紅組の「誰かのせいにはしない」は歌詞や映像にいろんなメッセージが込められているように感じました。このビデオクリップの内容について知らされたとき、どう思いました?
松井 ダンスシーンがないビデオクリップっていうのはSKE48の中では初めてのことだったので、すごく新しいなと思って。私自身演技をすることが好きなので、楽しみだったっていうのが一番大きいですね。
──舞台となっている場所が非常に独特な空気をかもし出してますが、どこで撮影したんですか?
松井 沖縄です。一緒にいたメンバーは「沖縄だーっ!」って楽しんでたんですけど、撮影自体は結構シリアスな場面が多くて。あと、私と(秦)佐和子ちゃんと(出口)陽ちゃんは次の日にお仕事があったので、1日で撮影を終えなきゃいけなくて弾丸ツアーだったんですよ。それでも街のちょっとしたところから沖縄の雰囲気を楽しめたり、街の方との交流もできたので、すごく楽しかったです。
──SKE48のビデオクリップとしては新たな挑戦が多い作品ですが、撮影の際に意識したポイントって何かありましたか?
松井 実は特に何もなくて。監督さんからは「ビデオはこういう設定で、曲のイメージに合わせて撮りたい」って言われていたので、曲の雰囲気を大切にしました。あと、今回は雰囲気のある場所で撮影したのもあって、どのメンバーも作品に合った表情や雰囲気が出せたんじゃないかなと思ってます。
CD収録曲
- バンザイVenus [歌:選抜メンバー16名]
- 愛の数 [歌:team KII]
- 卒業式の忘れもの [歌:白組]
- バンザイVenus (off vocal)
- 愛の数 (off vocal)
- 卒業式の忘れもの (off vocal)
DVD収録内容
- 「バンザイVenus」music video
- 「卒業式の忘れもの」music video
- 特典映像「バンザイVenus」music video メイキング
初回生産分封入
- 全国握手会イベント参加引換券
- オリジナルトレーディングカード(全16種類のうち)ランダム1枚
CD収録曲
- バンザイVenus [歌:選抜メンバー16名]
- 愛の数 [歌:team KII]
- 誰かのせいにはしない [歌:紅組]
- バンザイVenus (off vocal)
- 愛の数 (off vocal)
- 誰かのせいにはしない (off vocal)
DVD収録内容
- 「バンザイVenus」music video
- 「誰かのせいにはしない」music video
- 特典映像「バンザイVenus」music video メイキング
初回生産分封入
- 全国握手会イベント参加引換券
- オリジナルトレーディングカード(全16種類のうち)ランダム1枚
CD収録曲
- バンザイVenus [歌:選抜メンバー16名]
- 愛の数 [歌:team KII]
- 卒業式の忘れもの [歌:白組]
- 誰かのせいにはしない [歌:紅組]
- バンザイVenus (off vocal)
- 愛の数 (off vocal)
- 卒業式の忘れもの (off vocal)
- 誰かのせいにはしない (off vocal)
SKE48(えすけーいーふぉーてぃえいと)
AKB48の全国進出第1弾として、名古屋・栄に誕生したアイドルグループ。名称の由来は、活動拠点の栄(SaKaE)の頭文字。秋元康の総合プロデュースにより、2008年7月より活動をスタートさせる。AKB48同様「会いにいけるアイドル」をコンセプトに、栄にあるSUNSHINE SAKAE 2階のSKE48劇場(SUNSHINE STUDIO)にてチームS、チームKII、チームE、および研究生が公演を行っている。結成以降、AKB48のコンサートにゲスト出演するほか、不定期ながら東京、大阪、福岡などで出張公演も展開。2009年4月には香港で初の海外公演、5月には名古屋BOTTOM LINEで初の劇場外単独コンサートも実現した。同年8月にシングル「強き者よ」でメジャーデビュー。同曲はオリコンデイリーチャート最高2位、ウィークリーチャート最高5位という快挙を成し遂げた。2010年2月にはチームS 2nd公演「手をつなぎながら」がCD化。翌3月にはチームKII 2nd公演「手をつなぎながら」のCDアルバムと、2ndシングル「青空片想い」を立て続けにリリースした。同年7月には3rdシングル「ごめんね、SUMMER」を発表し、オリコンウィークリーチャート最高3位を記録。10月には全国3都市で、グループ初の単独コンサートツアーを成功させた。2011年1月16日からはチームEの1st公演がスタート。3月9日にニューシングル「バンザイVenus」発売。