倉木麻衣「倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21 -真実はいつも歌にある!-」PR

倉木麻衣|「名探偵コナン」と共に歩んだ17年を振り返って

倉木麻衣がアニメ「名探偵コナン」とタッグを組んだベストアルバム「倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21 -真実はいつも歌にある!-」をリリースした。

2000年の「Secret of my heart」から、今年4月発売の「渡月橋 ~君 想ふ~」まで、21曲にわたってアニメ「名探偵コナン」のテーマソングを担当してきた倉木麻衣。その長年にわたるコラボレーションは、“同一アーティストが歌唱するアニメシリーズのテーマソング最多数”として先日、ギネス世界記録に認定された。今回リリースされたアルバムには、相思相愛とも言える倉木麻衣と「名探偵コナン」とのコラボによって世に送り出されてきた全21曲が2枚組CDに完全収録されている。

音楽ナタリーでは、ベスト盤の発売を記念して倉木にインタビューを実施。「デビュー以前より『名探偵コナン』の大ファンだった」と言う彼女が、どんな思いを歴代のテーマ曲に注ぎ込んできたのかや、長年のコラボによって得たものなどについて話を聞いた。またこの特集では、倉木が描き下ろしたイラストや、「名探偵コナン」の原作者・青山剛昌、江戸川コナン役の声優・高山みなみ、番組プロデューサーの諏訪道彦氏からのベストアルバム発売にまつわるお祝いコメントも掲載する。

取材・文 / もりひでゆき ヘッダーイラスト / 倉木麻衣

「名探偵コナン」は家族みたいな存在

──倉木さんは2000年の「Secret of my heart」以来、アニメ「名探偵コナン」のテーマソングを21曲担当されていて。それが“同一アーティストが歌唱するアニメシリーズのテーマソング最多数”として今年7月25日にギネス世界記録に認定されたんですよね(参照:倉木麻衣、「コナン」と21作コラボで最多主題歌ギネス世界記録に認定)。

そうなんですよ! 「ギネス世界記録に申請しました」とスタッフさんから聞いたときにも驚いたんですけど、それを認定していただけたと知ってさらにびっくりしました。長年「名探偵コナン」という作品とご一緒させていただけているんだなと改めて実感しましたし、同時にコナンファンの方々が私の楽曲も愛してくださっているからこそいただくことができた記録だなと思い、すごくうれしくなりましたね。大変光栄に思っております。

──ご自身にとって「名探偵コナン」は、やはり特別な作品でもありますか?

左から倉木麻衣、江戸川コナン。©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

もちろんです。まだデビューする前、中学生の頃からコナンのことが大好きで、お小遣いを貯めてマンガの単行本を買って兄と一緒に読んでいましたからね。アニメもずっと観ていましたし。だから「Secret of my heart」で初めてエンディングテーマを歌わせていただくと聞いたときには飛び跳ねるほどうれしかったんですけど、「すべての運を使い果たしてしまったんじゃないかな」とか「この先、これ以上いいことあるのかな」って、当時ちょっと心配しちゃいました(笑)。

──あはは(笑)。でも、それから21曲もコラボが続いてるわけですからね。

そうなんですよね。私とコナンとの原点の曲である「Secret of my heart」は今でもライブで皆さんに大合唱してもらうことが多いですし、いつも大切に歌わせていただくようにしています。この曲をきっかけに私のことを知ってくださった海外の方もいらっしゃるので、そういった意味では人とのつながり、人との輪を広げてくれたのもコナンとのコラボレーションがあったからこそだなとも思います。私にとって「名探偵コナン」は家族みたいな存在なのかもしれないです。

──今回リリースされた「倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21 -真実はいつも歌にある!-」には、これまで同アニメで使用された楽曲がすべて収録されています。それらを眺めてみて改めて何か感じることはありますか?

「名探偵コナン」という作品を通して、幅広くいろんなジャンルの楽曲を発信することができたと思っています。曲調に関してはデビュー当初のR&B系のスタイルからポップなもの、最近ではデジタルな近未来的サウンドまで、いろんなスタイルにチャレンジできていると思うんです。詞に関しては、昔は比喩を使った書き方が多かったけど、最近は口語調になっていたり、ちょっと攻めたものが書けたりしていると感じていて。

──Disc 1は「Secret of my heart」から順番に、Disc 2は最新楽曲「渡月橋 ~君 想ふ~」からさかのぼる形でリリース順に並んでいるので、時期による曲調や歌詞の変化を感じながら楽しむこともできますよね。

はい。聴き手の方は時期ごとにいろいろな思い出があると思うんですよ。それをコナンの思い出や、私の曲との思い出を重ね合わせて、自由に楽しんでもらえたらうれしいですね。

「名探偵コナン」テーマ曲の作り方

──「名探偵コナン」のテーマソングを手がける際には、具体的にどういった作り方をされているんですか?

テレビアニメのテーマソングの場合は、「名探偵コナン」という作品の大きなイメージを私なりに膨らませて作っていく感じですね。ミステリーを主軸にした作品ではありますけど、そこには友情や恋愛などさまざまな要素が込められているし、勇気をもらえる名言もたくさん出てきますから。そういったところにちゃんと寄り添った曲にしたいなと思っていつも作っています。あと、テレビの場合はオープニングとエンディング、どちらのテーマを担当するかによって曲調が変わってくるところもあります。そこはほかのアーティストさんが手がける、もう一方のテーマ曲とのバランスを考えつつ決めていくこともあります。

──これだけ同一アニメのテーマソングをたくさん手がけてくると、イメージを膨らませるのが大変にもなってきそうですけど。そんな苦労はないですか?

そこにはあまり苦労はないんですよ。「名探偵コナン」のストーリーはどんどん進化していますし、それに合わせてコナンくんもどんどんパワーアップしていますからね。私はそれにいつも刺激をいただいているので、「次はもっとカッコいい曲を作りたいな」って楽しく制作に臨むことができるんです。だからこそいろんなサウンドにチャレンジすることもできているんだと思います。

──では、劇場版のテーマソングはどんな流れで作られているのでしょうか?

映画の場合は、まず分厚いシナリオをいただくんですよ。それをワクワクしながら読んでいくんですが、その中に世界観を象徴するワードがいくつも出てくるので、そういったキーになりそうな言葉をピックアップしながら楽曲に落とし込んでいく感じですね。例えば、劇場版の最新作「名探偵コナン から紅の恋歌」であれば、京都の嵐山が舞台で恋愛を軸にしたストーリーでしたので、そこを私なりに融合させて実在する橋の名前を使った「渡月橋 ~君 想ふ~」という曲にしてみて。

──なるほど。テレビアニメのテーマソングとはまたちょっと違った作り方をされているんですね。よりアニメのストーリーに寄り添っていると言うか。

そうなんです。テレビアニメよりも明確にストーリーやシチュエーションが見えたうえでの楽曲制作なので、言葉の選び方などに関して難しい部分はあるんです。ただ、より深く寄り添った楽曲にするという部分では、例えば和をテーマにしたストーリーだからお琴の音色を使ってみようとか、そういう作り込みができるところもあって。毎回、すごく楽しく作らせていただいています。

──曲調などに関してアニメの制作サイドからオーダーもあるんですか?

そうですね。オーダーに合わせて何パターンか曲調を用意させていただいて、そこから選んでいただくこともあります。細かい部分に関してもスタッフの方々と密にやり取りさせていただきながら作っていくので、よりコラボレーション感は強いですね。お互いに試行錯誤していくことで、映像にマッチした曲が作れたときの達成感が本当に大きくて。時間はけっこうかかるんですけど、劇場版の主題歌に関してはそういった楽しみが強いですね。

──アニメとのコラボレーションの場合、ご自身が作った楽曲に映像が付く楽しさもありますよね。

そうなんですよ! それが毎回楽しみで。「SAWAGE☆LIFE」(2016年7月発表)がエンディングテーマになったときには、コナンくんをはじめとするキャラクターみんながマーチングバンドみたいな恰好をしてくれていて。それがあまりにかわいかったから、今年やったツアー(「Mai Kuraki Live Project 2017“SAWAGE☆LIVE”」)ではそれと同じ衣装を作って着たんですよ(笑)。アニメから受け取ったものを今度はライブに反映するっていうのはまさにコラボレーションだなってすごく思いました。

──「名探偵コナン」との歴史を振り返ると、倉木さんがアニメのキャラクターになったりしたこともありましたよね。

ありましたねー! まだ私が十代の学生だった頃に初めてアニメに出していただいたんですけど、ものすごく大人っぽく描いてくださっていて(笑)。すごくうれしかったことを覚えてます。まだ一度も本人として声の出演をしたことがないので、いつかはチャレンジしてみたいなー、なんてことも思ってるんですけど(笑)。

──犯人役でも大丈夫?

出していただけるならば、いかようにでも(笑)。ただ、私が犯人だとすぐバレちゃいそうですけどね。「私、やってません!」って言ってもバレバレみたいな。あははは(笑)。

倉木麻衣「倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21 -真実はいつも歌にある!-」
2017年10月25日発売 / NORTHERN MUSIC
倉木麻衣「倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21 -真実はいつも歌にある!-」初回限定盤

初回限定盤 [2CD+DVD]
3300円 / VNCM-9034~5

Amazon.co.jp

倉木麻衣「倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21 -真実はいつも歌にある!-」通常盤

通常盤 [2CD]
2800円 / VNCM-9036~7

Amazon.co.jp

DISC 1
  1. Secret of my heart
  2. Start in my life
  3. always
  4. Winter Bells
  5. Time after time ~花舞う街で~
  6. 風のららら
  7. Growing of my heart
  8. 白い雪
  9. 一秒ごとに Love for you
  10. Revive
DISC 2
  1. 渡月橋 ~君 想ふ~
  2. YESTERDAY LOVE
  3. SAWAGE☆LIFE
  4. DYNAMITE
  5. 無敵なハート
  6. TRY AGAIN
  7. 恋に恋して
  8. Your Best Friend
  9. Tomorrow is the last Time
  10. SUMMER TIME GONE
  11. PUZZLE
初回限定盤DVD収録内容
  • テレビアニメOP & ED+劇場版EDノンテロップ映像 全21曲収録
倉木麻衣(クラキマイ)
1982年生まれの女性シンガー。マイケル・ジャクソンやホイットニー・ヒューストンから影響を受け、音楽活動を開始。高校生の頃に現在のレコード会社のスタッフと出会い、デビューに向けて始動する。1999 年10月に、Mai-K名義でシングル「Baby I Like」にて全米デビュー。続いて同年12月に倉木麻衣としてシングル「Love, Day After Tomorrow」にて日本デビューを果たす。同曲はいきなりミリオンセールスを記録し、1stアルバム「delicious way」は400万枚を超える大ヒットに。透明感あふれる繊細な歌声、ポップかつキャッチーな楽曲で幅広い層からの支持を受け、これまで発表してきたシングル41枚はすべてオリコンランキングにてトップ10にランクインしている。2014年11月、デビュー15周年記念ベストアルバム「Mai Kuraki BEST 151A -LOVE & HOPE-」をリリースし、12月にデビュー15周年と単独ライブ300回を記念したアニバーサリーライブ「15th Anniversary Mai Kuraki Live Project 2014 BEST “一期一会” ~Premium~」を開催した。近年は音楽活動と並行して、被災地支援をはじめとする社会活動も積極的に行っており、「京都観光おもてなし大使」に就任。また2000年からアニメ「名探偵コナン」のテーマソングを担当しており、2017年7月に同一アーティストが歌唱するアニメシリーズのテーマソング最多数を記録したとして、ギネス世界記録に認定された。10月に倉木が手がけた全21曲の「名探偵コナン」テーマソングを収めたベストアルバム「倉木麻衣×名探偵コナン COLLABORATION BEST 21 -真実はいつも歌にある!-」をリリースした。