ナタリー PowerPush - 管制塔

Galileo Galileiの名曲から三木孝浩監督が生み出した映画

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山崎賢人インタビュー

──Galileo Galileiについてどういうイメージを持っていましたか？

僕と年齢が近いことにびっくりしました。なのに良い曲をたくさん作っていて「きっと素晴らしい人たちなんだろうな」って思っていました。

──Galileo Galileiの曲で好きな曲はありますか？

いっぱいありますけど、「どうでもいい」がリズムに特徴があって好きです。

──メンバーとは会いましたか？

はい。「管制塔」の撮影の合間にお会いしたので、挨拶程度しかできなかったんですけど、次回はぜひガッツリ話してみたいです。

──稚内に行ったことはありましたか？

今回のロケで初めて行きました。

──行ってみての街の印象はいかがでしたか？

日本の最北端ということですごく寒かったんですが、空気とか雰囲気とかがとても良かったです。クラスメイト役の人たちも街の人たちも、みんな温かくて素晴らしい人ばかりでした。

──今回山崎さんが演じた駈は瑞穂との出会いを通じてギターを始める役どころですが、山崎さんご自身は楽器の経験はありましたか？

友達の影響でギターを触ったことはあったのですが、ほとんど初心者だったので、基礎練習から始めました。映画の中で演奏する「管制塔」と「ハローグッバイ」を弾けるようになるまで、約1カ月ぐらい練習しました。

──三木監督の初監督作品の「ソラニン」は観ていましたか？

はい、観てました。すごく透明感のある映像で、早く一緒に仕事をしてみたい！と思ってました。

──実際に仕事してみての印象は？

とても優しい方で、現場の雰囲気もとても良かったです。

──「管制塔」の中でのお気に入りのシーンや、印象に残っているセリフはなんですか？

お気に入りのシーンはたくさんありますが、僕はミィ（瑞穂）と初めて講堂で会うシーンが好きです。このシーンから物語全体が始まる感じがするので。印象に残っているセリフは「大人はなんでも理由をつけたがる。例え理由があったとしても、うまく説明できないし、説明したくないときもある」ですね。台本を初めて読んだときすごく印象に残った言葉だし、駈とミィに共通する考えなので。

橋本愛インタビュー

──Galileo Galileiの曲を聴いたことはありましたか？

以前から聴いたことはあったんですけど、「管制塔」への出演が決まってから改めてきちんと聴きました。声もいいし、歌詞もいいし、学校でも流行っています。

──一番好きな曲は何ですか？

進研ゼミのCMに使われている「僕から君へ」が好きです。

──メンバーとはお会いになりましたか？

一度、ご挨拶だけさせていただきました。

──今回の映画の舞台になった稚内に行ったことはありましたか？

いいえ、なかったです。北海道自体が初めてでした。一面真っ白な世界で、きれいだなぁと思いました。

──橋本さんが演じたミィこと瑞穂はピアノが上手な女の子ですが、実際に楽器の経験はあったんですか？

楽器の経験は何もなかったので、今回の撮影に向けてピアノ教室に行って練習しました。合計2時間ぐらいなんですけど。実際に弾けるようになるというよりは、弾き真似の練習です（笑）。こうしたら弾いてるように見えるとか。ピアノが弾けたらかっこいいなというのはずっと思ってるんですけど、練習するのが面倒くさくて（笑）。

──楽器が弾ける人に憧れますか？楽器ができる男の子はいかがですか。

そうですね。楽器ができる男の子に憧れるというより、自分で楽器を理解して弾けたらいいなという憧れのほうが強いですね。

──映画の全編を通じて、印象に残っているセリフやシーンはありますか？

やっぱり最後のほうで、ミィが駈に対して思いを全部吐き出すところとか。あと、雀荘のシーンが好きです。初めて行ったんですけど、楽しそうだなぁって。麻雀もどきのものが家にあるので、ルールも習ったことがあります。

──完成した作品を観ての感想は？

すごく映像がきれいだし、感動したし、終わった瞬間「かかわれてよかった」と思いました。

──「管制塔」に出演して、橋本さんご自身が得たものは何ですか？

普通の女の子の役がやりたいという思っていたので、「管制塔」でその夢を叶えてもらえたと思います。あとは、優しくて温かい人たちに出会えたことですね。

監督：三木孝浩

脚本：持地佑季子

出演：山﨑賢人、橋本愛、松田美由紀、利重剛ほか

主題歌：Galileo Galilei「管制塔（acoustic）」

制作：ROBOT

企画・製作・配給：ソニー・ミュージックエンタテインメント／SMEレコーズ

特別協力：TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」

公開劇場：東京新宿バルト9 / 大阪梅田ブルク7

公開日：2011年4月9日（土）～4月22日（金）2週間限定

チケット価格：一般・高校・大学 1200円 / 幼児・小学生・中学生・シニア：1000円

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Galileo Galilei（がりれおがりれい）

2007年に北海道・稚内で結成された4ピースロックバンド。メンバーは尾崎雄貴（Vo,G）、岩井郁人（G）、佐孝仁司（B）、尾崎和樹（Dr）。もともと音楽や映像が大好きだった雄貴＆和樹の尾崎兄弟が、自宅のPCでさまざまなライブ動画を観たことをきっかけに自宅にあった楽器に触れるようになる。この“遊び”が母体となり、佐孝とともにGalileo Galileiを結成。バンドオーディションに送ったデモテープがきっかけとなり、5,000組超の参加者の中からファイナルステージまで昇りつめグランプリを獲得する。2009年11月に岩井が加入し現在の編成に。同年末に屋内フェス「COUNTDOWN JAPAN 09/10」に初出演を果たし、翌2010年1月にはデビュー前にもかかわらず「ハマナスの花」がau「LISMO!」CMソングに起用される。この曲を含むミニアルバム「ハマナスの花」で、同年2月にメジャーデビュー。2011年2月には初のフルアルバム「パレード」をリリース。オリコンウィークリーランキング初登場5位を記録した。