「できないやつ」って思われたくない

──アイドルカレッジさんには以前、Stand-Up! Recordsに参加されたタイミングで3組合同インタビューという企画に参加していただきました（参照：アフィリア・サーガ×アイドルカレッジ×青SHUN学園「Stand-Up! Records」インタビュー）。その際、南さんと冨田さんにはお話しをお聞きしてまして。

南千紗登　覚えてます！ 私、インタビュー中に感極まって泣いたんだ（笑）。

冨田樹梨亜　そうそう、泣いてたね。

南　もう2年前なんですね。時の流れの速さって怖い！ さっき自分の顔を鏡で見たんだけど急に老けててびっくりしたくらいで。

一同　あはははは（笑）。

──2年前だと南さんは22歳ですね。

南　はい。今のじゅり（冨田）と同じくらいでした。

冨田　私たち、前回のインタビューでちゃんとお話しできてたかな？

南　その当時の私たちなりの熱い思いは伝えられてたかなとは思うけどね。

──Stand-Up! Recordsに参加してからの2年間はシングルリリースも続けてありましたし、ここまであっという間だったんじゃないかと思いまして。

南　速かったですね。今2年経ったって言われて「あ、もう2年なんだ」って思ったくらいなので。なんだかもうずいぶん前からStand-Up! Recordsさんにはお世話になってるような気がしてて、シングルもたくさん出させていただきましたし今回アルバムも出るということで、本当にありがたいことですよね。

冨田　私も2年間は速かったと思うけど、思い返すといろんなことがあったなって。

南　確かに、濃かったとは思う。でもStand-Up! Recordsに参加する前も長かったしいろんなことはあったからね（笑）。

──川音さんは、ちょうどStand-Up! Recordsにアイカレが参加したタイミングでグループに加入されました。以前は「AKIHABARAバックステージpass」内のユニット・バクステ外神田一丁目で活動されてましたが、アイカレでアイドル活動を再スタートしたのはなぜですか？

川音希　以前は店舗でキャストとしての活動もしていたので、歌とかダンス以外にやることがけっこう多かったんですよ。それで、できればもっと歌うことに集中できる場所がいいなと思ってアイカレに入ることを決めました。私、ハロー！プロジェクトさんが大好きでずっとアイドル活動をするのが夢だったので、もっとたくさんの人の前で歌いたいなって。

──川音さんは今のアイカレの歌唱面を支えるメンバーの1人だと思うんですけど、なんというか雰囲気が……ちょっと独特じゃないですか？

川音　え？ そんなことないですよ（笑）。

南　いや、だいぶ変わってますよ。

──普段は大人しくてあまり自分から主張するようなタイプでもないのかなって思ってたんですけど、ライブになると豹変しますよね。

川音　それはよく言われます。「憑依型」だねって。

──憑依型（笑）。確かに別の何かに憑りつかれたかのように別人になりますよね。スイッチが入るというか。

川音　ライブ中は何を考えてるかわかんないです。頭が飛んでて（笑）。

──アーティストモードになる、みたいな？

川音　そうですね。日常生活ではライブ中みたいにあんなに笑わないので違う自分が出てるのかなと。

冨田　カワオちゃん（川音）のライブ写真を見ると、おかめみたいだよ！ おかめが憑依してるよ！

川音　ひどい、それ褒めてない（笑）。

南　でも彼女は不思議なオーラをまとってますね。入ってきたのが20歳くらいで、当初はちょっと読めないところもあって大人っぽい印象だなって思ってたんですけど、時間をかけて一緒にいたらそんなに大人でもなく無邪気な一面も見えてきて。ライブになると歌唱面で本当に頼もしいし、即戦力としてずば抜けてポテンシャルが高いです。

川音　まあ加入したときの歳も歳でしたから（笑）。アイカレに入ったからには自分も多くステージに立ちたいですし「できないやつ」って思われたくはないので。

南　彼女、すごく負けず嫌いですよ。でもそこがまた頼もしいところですね。