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「ひつじのショーン」監督が語るジブリ愛&他作品へのオマージュ

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「映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~」監督と脚本を手がけたリチャード・スターザック。

「映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~」監督と脚本を手がけたリチャード・スターザック。

7月4日に全国で公開され、週末の観客動員数3位を記録した「映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~」。本作の監督と脚本を手がけたリチャード・スターザックが、6月末に来日した際に映画ナタリーの質問に答えてくれた。

イギリスのアードマン・アニメーションズが贈る「ひつじのショーン」シリーズは、現在テレビ版のショートアニメが放送されているものの、長編映画は本作が初めて。85分の作品を作るにあたり、セリフなしでも観客を飽きさせないようにするためストーリーをシンプルにするよう心がけたほか、「感情移入できるように、何を考えているのか理解できるようなキャラクターにすることが重要だった」とスターザックは明かす。

三鷹の森ジブリ美術館で特設展示が行われるなど、スタジオジブリと交流の深いことで知られるアードマン・アニメーションズ。スターザックは「アードマンで働くスタッフはみんな、ジブリのファンです」と話し、特に影響を受けたのは「千と千尋の神隠し」だと教えてくれた。さらに「ブリストルで映画祭がいつも行われていて、『ハウルの動く城』の上映があったとき、僕はちょうど2マイルくらい離れた場所で仕事をしていて、会場にいた仲間から『宮崎(駿)監督が来ているよ! めったにトークしない人だからおいでよ!』と電話があった。汗をかきながら急いで2マイル走って行って、なんとか間に合ったんだけど、宮崎さんは『ハロー』の一言しかしゃべらなかったんだよ!」というエピソードも。

また本作に盛り込まれている他作品へのオマージュについて尋ねると、動物収容所のシーンは「羊たちの沈黙」、予告編で使用されたひつじたちが手をつないで走ってくるシーンは「サウンド・オブ・ミュージック」を参照しているとのこと。ほかにもマーティン・スコセッシの「ケープ・フィアー」や「タクシードライバー」、ミュージカル映画「グリース」のシーンが盛り込まれているそうなので、気になる人は映画館で確認してみては。

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「映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~」さくら学院インタビュー&アードマン・アニメーションズ スタジオレポート

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