水木しげる

ミズキシゲル

1922年3月8日鳥取県境港市生まれ。本名、武良茂(むらしげる)。太平洋戦争時にラバウルで左腕を失う。1946年に帰国し、ペンネームの由来にもなったアパート「水木荘」を経営するかたわら紙芝居を描き始める。その後、貸本マンガ家に転向し、1957年単行本「ロケットマン」(兎月書房)でデビュー。1964年に長井勝一が創刊した雑誌ガロ(青林堂)の中心作家として多くの作品を発表した。1966年「テレビくん」が第6回講談社児童まんが賞を受賞。1968年「ゲゲゲの鬼太郎」のアニメ放映が開始、マンガ家として不動の地位を築く。その他の代表作として「悪魔くん」「河童の三平」「総員玉砕せよ!」などがある。1989年自伝的作品「昭和史」で第13回講談社漫画賞、1996年第25回日本漫画家協会賞文部大臣賞、1998年第37回児童文化功労賞を受賞、2007年「のんのんばあとオレ」がフランス・アングレーム国際漫画祭で日本人初の最優秀作品賞など、数多くの賞を受賞し国内外で高い評価を得ている。また妖怪研究家として世界妖怪協会会長、日本民俗学会会員、民族芸術学会評議委員などを歴任。2003年、境港市に水木しげる記念館が開館した。