今年4月に発売されたパーフェクトサントリービールは、「体のことは気になるけどおいしいビールは飲みたい」という働き盛りの男性を中心に人気を博している新商品。その理由は、本格ビールのおいしさで満足させてくれる味わいでありながら、糖質ゼロという健康を意識する人にもうれしい機能も果たしているからだ。
この特集には、まさにこの世代を代表するテレビプロデューサー・佐久間宣行を迎えてインタビューを実施した。佐久間Pといえば「ゴッドタン」をはじめとする数々の人気バラエティ番組を手がける名物プロデューサーとして、実力を出しきれずにいる芸人たちの新たな魅力を開花させてきた人物。「佐久間Pのお気に入りは“売れる”!?」という噂の真相を直撃すると共に、パーフェクトサントリービールは果たしてお気に入りになるのか、確かめた。
取材・文 / 狩野有理撮影 / 玉井美世子
時代の空気に敏感でいたい
──佐久間さんといえば、さまざまなエンタメを観たり、おいしいものを味わったりして培ってきた優れた審美眼の持ち主です。
いやいやいや……。そんなことはないですよ(笑)。
──でも実際に、佐久間さんがSNSで紹介した作品が話題になったり、無名だった芸人が「ゴッドタン」出演をきっかけにブレイクしたりすることもありますよね。「佐久間さんのお気に入りは売れる?」という噂も聞くほどです。まずは佐久間さんがこれまでどうやって“お気に入り”になるような面白いものと出会ってきたか聞かせてください。
エンタメについて言うと、「新しいものが生まれる瞬間を見逃したくない」というファン気質なんですよ。今、生まれたものが世の中に放たれていく瞬間が見られるのってその時代に生きているからこそじゃないですか。例えば音楽だったら、ルーツミュージックも好きですけど、今ライブを見られるバンドを大事にしたいという気持ちが強くて。
──テレビ東京を退社されフリーになって、ますますお忙しいと思いますが、どうやってエンタメを見る時間を捻出しているんですか?
5年ほど前からカレンダーを1つにしていて、仕事でもプライベートでも、先に決まった予定はよっぽどのことがない限り動かさないと決めています。楽しい予定は緑色で表示させているので、緑色が少なかったら「今週やばいぞ、俺!」となるわけです。
──学生時代からエンタメをたくさん鑑賞してきたことは今の仕事にも生かされていると感じますか?
傑作だとされていたものが時代の変遷と共に「人を傷つける表現だ」「よろしくない」と言われることがあるじゃないですか。価値観の変化を理解していないと、そういうことにどんどん鈍感な人間になってしまう。僕はもともと、自分を“観る人間”だと思っていて。そんな自分がたまたま作り手に回ったわけですけど、自分の作るものにも敏感でありたいんですよ。この時代に何が許されるか、何が人の心に響くかを常に知っておくためにも、“今、表現されているもの”を観ることは自分にとっては大事なことだと思っています。
出演者にとってプラスかどうか
──佐久間さんが手がける番組は、テレビ出演経験が少ない芸人を起用したり、よく知られている芸人の意外な一面を発掘したりと、新しい価値を視聴者に提供しているように思います。
それは、スタッフもひっくるめて「常に新しいものを入れていかなきゃダメだ」と意識しているのが大きいと思います。僕が結果の見えているものや信用できるものしか起用しないタイプだったらまた違うんでしょうけど、「冒険してくれて全然いいよ」という空気の番組が多いので。僕の現場は「一番前でカンペ出している奴が笑ってる。じゃあOKなんだろうな」と思ってもらえているのが大きいと思います。
──視聴者への見せ方で工夫していることもあるのでしょうか。
それは毎回悩みます。素材そのままで出したほうがいいのか、キャラクターをイジったりひっくり返したりしたほうが面白いのか。そして、それを本人が望んでいるのかどうかもすごく考えるところです。例えば「あちこちオードリー」は、仕事論を話す番組。今って自分の思っていることを言わないと誤解されていく時代でもあるから、僕は作り手側も考えを発信していくべきだと思うんだけど、黙っていることが美徳だという人もいますよね。「ゴッドタン」だったら、どんどんイジって新しいキャラを生み出してくださいっていう人もいれば、自分のファイティングスタイルをイジられたくない人もいる。MCとの相性も含めて、その人にとってプラスにならないんだったら、いくら僕が面白いと思っていても声をかけないほうがいいだろうなと判断します。
──なるほど。佐久間さんの“お気に入り”だから売れるのではなく、現場の環境作りや見せ方の工夫によって世間がまだ気づいていないその人の魅力が発揮され、活躍の場が増えていくわけですね。
うまいもの好きのおじさん仲間にも薦めたい
パーフェクトサントリービール
──エンタメ好きのイメージのほか、佐久間さんはグルメとしても知られています。
おいしいものが大好きなだけですよ。芸人や仕事関係の人を自分から誘うことはあまりないんですけど、同じ業界にいる、“うまいものでしか繋がっていないおじさん”とはよく飲みに行きます(笑)。先輩プロデューサーと同世代の作家さんと僕の3人でおいしいものを食べるサークルを作っていて、うまいものがあると聞けば仕事を調整して都内から調布の国領まで行っちゃう、みたいな関係です。話す内容も「これおいしいねー」とか「あの店うまいらしいよ」とか、そんなのばっかり(笑)。
──おいしいものを一緒に探究する同志なんですね。そんな佐久間さんに今回パーフェクトサントリービールを試していただきましたが、率直にいかがでしたか?
予想外でしたね。というのも、糖質ゼロって物足りなさそうと思っていたんですよ。でも飲んでみたら、すごくアタックが強くてうまい! 苦味もあるんだけど最後のキレもよくて、僕がビールに求めているものがすべて入っていたので驚きました。食事にも合うと思いますし、うまいもの好きのおじさん仲間にも薦められます。
──これまでは糖質ゼロを選ぶことはあまりなかったですか?
そうですね。ビールはとにかくおいしいものを飲みたいので。だったんですけど、パーフェクトサントリービールは味も僕の好みにぴったりだし、もうこれでいいじゃんっていう。しかも糖質ゼロって、ラッキー!って感じです(笑)。
──味重視の佐久間さんですが、糖質はやはり気になる。
家族が僕の飲むものや食べるものをけっこう気にしていて。でも、これからは「は? 糖質ゼロなんですけど」って言い返せます(笑)。罪悪感が減りますね。以前テレビに出演したとき、若い頃の写真が大量に出たんですが、それを見た母親から「私のかわいかった息子はどこに行ったんでしょうか」ってLINEが送られてきたこともあって。「糖質ゼロビールに切り替えたよ」って一応報告しておきます。
ラジオの生放送から帰ってきて、
一息つくタイミングで飲みます
──普段はどんなタイミングでお酒を飲みますか?
仕事がひと段落してから、ビールを1杯ってことが多いです。何もなかったらそのまま飲みながら映画や配信ドラマを観て、その日を楽しく締めて寝るというのが僕のいい1日の終わり方。
──ご自宅での晩酌のお供は?
スーパーとかで売っているチーズ鱈シートみたいなのがあって。食べる分だけ切って、オーブンで焼くんですよ。それがめちゃくちゃうまい。この間、作家のオークラさんがラジオ終わりでうちに来たんですけど、それ食べてビール飲んで楽しそうにしてました(笑)。
──そのときはどんな話に?
オークラさんは、バナナマンやおぎやはぎには今さらもう褒められないんです。付き合いが長すぎて。だから、飲むと毎回「俺を褒めてくれ」っていう会になります(笑)。僕が10個褒めて、ようやく「いや、佐久間さんもがんばってる」って言ってくれるんですよ。
──では最後に、まだサントリーパーフェクトビールを味わったことがないという読者に向けて一言お願いします。
糖質ゼロを抜きにしても本当においしかったので、僕はこれからも飲んでいくと思います。ちゃんと飲んだ感があるビールなのに糖質ゼロって!という驚きにぜひ共感してください(笑)。僕は忙しかった日の終わりにビールを飲みながら面白いものを観るのが一番幸せなので、そういう場面で飲むと思います。あとはラジオの生放送から帰ってきて一息つくタイミングや、コロナ禍が終息して打ち上げができるようになったら楽屋でスタッフたちと飲みたいですね。
アンケートにご協力いただいた方の中から抽選で5名様に「パーフェクトサントリービール」24缶をプレゼントします。
応募締切:2021年11月1日(月)
※応募は20歳から。
- パーフェクトサントリービール
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体のことは気になるけど、ビールはおいしいものを選びたい。その両方を叶える「パーフェクトサントリービール」は、アルコール度数5.5%の力強い飲みごたえと麦芽由来のうまみ、ホップの良質な苦みといったビールど真ん中の味わいを追求しながら糖質ゼロという機能も実現させた、本格ビールの新商品です。
- 佐久間宣行(サクマノブユキ)
- 1975年11月23日、福島県生まれ。テレビプロデューサー。1999年にテレビ東京に入社し、「ゴッドタン」やワンシチュエーションコメディ「ウレロ☆」シリーズ、「青春高校3年C組」などさまざまな番組を手がける。同局退社後は、自身のYouTubeチャンネル「nobrockTV」を開設。2019年からパーソナリティを務めている「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)の番組本が扶桑社から2021年6月に刊行された。