オリジン・FEC・よしもと沖縄「沖縄のお笑い」 PR

今、沖縄のお笑いが面白い!|東京・大阪に負けないムーブメントを

「実は今、沖縄のお笑いがアツいらしい」。そんな噂を聞いて、お笑いナタリーは沖縄の2大賞レースの1つ「お笑いバイアスロン」決勝当日、会場へ向かった。本特集ではその熱戦の様子をレポートすると共に、沖縄にある3つのお笑い事務所の特徴を紹介。さらに「お笑いバイアスロン」優勝者の初恋クロマニヨンのインタビュー、同大会の審査を務めてきた放送作家・内村宏幸氏の寄稿を掲載し、「沖縄のお笑いがアツい」と言われる理由に迫る。

取材・文 / 狩野有理 撮影 / 桑村ヒロシ(P2)

沖縄の笑いの発信源!3事務所を紹介

オリジン・コーポレーション

“沖縄出身・在住”もステイタスであり誇り

オリジン・コーポレーション

現在代表を務めている真栄平房修氏がお笑いコンビ・ダーティビューティ(ひーぷー / 真栄平仁、みっきー / 金城幹雄)と出会い、1995年に前身プロダクションに彼らをスカウト。翌年、この3名でオリジン・コーポレーションを設立した。お笑い・演劇・タレントの3部門を構え、在籍人数は60名を超える。漫才とコントの総合力を競う「お笑いバイアスロン」4連覇という偉業を成し遂げたリップサービスも所属。スリムクラブ(現・吉本興業所属)、しゃもじ(現・マセキ芸能社所属)といった全国で活動する芸人を輩出している。今後はSNSを有効に使い、沖縄にいながら全国・世界に向けて沖縄のお笑い、そして沖縄の伝統芸能や文化を発信していく。

ここがポイント

“会社”というよりも“学校”のような色合いが強く、切磋琢磨しあいながら個々がやりたいことを実現している。またFM那覇で所属芸人、タレントが出演するラジオ番組「オリジンちゃんぷるー」「オリジンアワー」を毎週平日に生放送。車社会の沖縄はラジオを聴いている層が幅広いため、出演者たちはラジオリスナーにとっておなじみの存在に。ライブは観客のお見送りをするなどアットホームな雰囲気で、直接聞いた感想を参考にしながら次の公演に生かしている。

どこに行けば観られる?

新ネタをお披露目!定例ライブ「喜笑転決」

エンディングでは大喜利、科学実験ショー、相方シャッフル、改名(!?)など各自のアイデアをもとにさまざまな企画を展開する。毎月第4土曜、てんぶす那覇4F テンブスホールで開催。

ギャラリースペースからの観覧も大歓迎!

「オリジンちゃんぷるー」(17:00~18:00)
「オリジンアワー」(18:00~19:00)
毎週月曜~金曜 fm那覇にて生放送、ツイキャス、Podcastでも配信中。

こんな芸人がいます!

こきざみインディアン
こきざみインディアン
「O-1グランプリ」3連覇殿堂入り、「お笑いバイアスロン」初代王者。冠番組、CM出演の実績を持つほか、定例ライブで出囃子が流れると必ず手拍子が巻き起こる人気コンビ。
ノーブレーキ
ノーブレーキ
「オリジンアワー」火曜メインパーソナリティ。漫才・コントの二刀流で、さらにイベント司会での賑やかしとしても引っ張りだこ。「芸人が舞台袖で一番笑う芸人」との噂も。
リップサービス
リップサービス
「お笑いバイアスロン」4連覇を達成した実力派コンビ。全国ツアーを行うなど精力的に活動している。えもやん(右 / 榎森耕助)扮する「せやろがいおじさん」はSNSで話題。

演芸集団FEC(FECオフィス)

“沖縄に根ざしたお笑い”を

演芸集団FEC(FECオフィス)

月に1回カラオケ、遠足、ボウリングなどを行う大学のレジャーサークルだった「FEC=フリー・エンジョイ・カンパニー」が、学祭のときに教室を借りて漫才を披露したのが始まり。当時部長でのちの創立者となる故・山城達樹氏のコンビ・ファニーズが沖縄県主催の「パフォーマンス大賞」で優勝し、テレビ・ラジオから出演オファーがかかるようになったことから、1993年に事務所を構えた。現在所属するのはセミプロや学生を含む40~50組。「お笑い1本で食べられるように」と育成に力を入れている。「将来は常設劇場を持ち、“この場所”から沖縄の笑いを発信していきたい」と語るのは、山城氏の弟で現代表の山城智二。実は彼も芸人・タレントとして長らく活動している。

ここがポイント

モットーは“メイドインうちなー”。沖縄で作る笑いを、まずは目の前にいる沖縄のお客さんに届け、喜んでもらう。慰霊の日にあわせて開催している「基地を笑え!お笑い米軍基地」も好評で毎公演ソールドアウトに。これまでタブー視されていたものの、県民にとっては身近な問題である「米軍基地」を題材としたコントと喜劇の舞台を展開している。

どこに行けば観られる?

FEC芸人一挙出演!「でーじお笑い劇場」

若手からベテランまでのネタと毎回異なるコーナーが魅力!
毎月第3土曜、てんぶす那覇4F テンブスホールにて。

いち早く新ネタをチェック「FEC新ネタライブ」

「でーじお笑い劇場」に向けて若手芸人たちが新ネタを磨くライブ。毎月1回、てんぶす那覇4F レッスンルームにて。

月に一度、沖縄各地を回る「FECお出かけお笑いライブ」も!

こんな芸人がいます!

護得久栄昇(ゴエク エイショウ)
護得久栄昇
「O-1グランプリ2017」に登場して以来、県内のテレビやラジオのレギュラー番組、30本以上のCMに出演するなど、沖縄での注目度No.1のコントキャラ。2018年にメジャーデビューも果たした大御所民謡歌手で、現在はFMヨコハマにレギュラー番組を持つなど県外メディアにも露出し始めている。
やぎのシルー
やぎのシルー
ピン芸人・いさお名ゴ支部扮するヤギのキャラクター。飼い主の島袋さんにつぶされそうになるたび、沖縄に伝わる金言を伝えて命をつないでいく。2018年には絵本を刊行し、「第5回沖縄書店大賞」絵本部門にて準大賞を受賞。
ゴリラコーポレーション
ゴリラコーポレーション
沖縄の時事は彼らにお任せ!? 時事ネタを得意とする漫才コンビ。パーソナリティを務める、ラジオ沖縄「People Wave α」ではテンポのよいトークが好評。「O-1グランプリ2019」ファイナリスト。

よしもと沖縄

全国で通用するネタを毎日劇場で磨く

よしもと沖縄

2009年より沖縄国際映画祭(現・島ぜんぶでおーきな祭)を開催してきた吉本興業が2011年にNSC沖縄校を立ち上げたところからスタート。現在所属する52名の芸人は2015年に誕生した常設劇場・よしもと沖縄花月で日々腕を磨いている。県外からの観光客も多く、全国で通用するネタ作りを意識。芸人発案の企画ライブ、コメディ劇や音楽ライブなどさまざまな趣向で公演を行い、老若男女に支持される劇場を芸人主導のもと目指している。一方で、劇場外でも沖縄の離島を含めた全域をエンタメで盛り上げるべく、県下全41市町村のお祭りやコミュニティFMとの取り組みも熱心に行っている。

ここがポイント

全国区で人気のよしもと芸人を沖縄花月に迎え、反対に東京・大阪の劇場へ沖縄芸人を派遣するなど、刺激的な環境があるのは吉本興業グループならでは。また、若手でも積極的に劇場で腕試しでき、同社制作番組への出演チャンスが多いのが強み。開校9年目を迎えるNSC沖縄校には、ガレッジセール、千鳥、博多華丸・大吉など、地方色を持ちながら全国で活躍する先輩に憧れる若者が集い、1年かけて“面白い人間”になる特訓を受ける。

どこに行けば観られる?

よしもと沖縄花月では毎日寄席公演を実施。夜公演には人気芸人の企画ライブも! 毎週日曜はガレッジセールのゴリが座長を務める「おきなわ新喜劇」を上演。毎月第2金曜のランキングバトルライブでは、所属の沖縄芸人全員を観ることができる。東京・大阪の芸人を迎えた「ウィークエンド沖縄花月」は毎週土日に開催。とまりんアネックスビル(駐車場ビル)2Fがよしもと沖縄花月。

こんな芸人がいます!

空馬良樹(クウバ ヨシキ)
空馬良樹
NSC東京校5期生で、よしもと沖縄所属芸人第1号。プロバスケットボールチーム・琉球ゴールデンキングスのMCとしておなじみ。司会業が多く、ネタを見られるのは沖縄花月だけ!? その演技力は養成所時代からトップクラス。
ありんくりん
ありんくりん
純うちなーんちゅ(沖縄の人)のひがりゅうたとアメリカにルーツを持つクリスのコンビ。沖縄ネタで県外の人も笑わせる。沖縄の2大賞レース「お笑いバイアスロン2018」「O-1グランプリ2019」の覇者。
大屋あゆみ(オオヤ アユミ)
大屋あゆみ
金髪と丸い体型がトレードマークの女性ピン芸人。自身の両親が聴覚障害者であることから、聴覚障害者でも楽しめ、手話普及につながるコンテンツとして、観て楽しむ手話コメディ「劇団アラマンダ」を主宰。毎回立ち見が出るほどの人気公演となっている。