きたろう、インパルスとの共演喜び「樹海のふたり」完成

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本日6月12日、東京・シネマート六本木にて映画「樹海のふたり」の完成披露試写会が行われ、主演のインパルス、きたろう、遠藤久美子、烏丸せつこ、山口秀矢監督が登壇した。

映画「樹海のふたり」の完成披露試写会で取材に応じた出演者。(左から)きたろう、烏丸せつこ、インパルス、遠藤久美子。

映画「樹海のふたり」の完成披露試写会で取材に応じた出演者。(左から)きたろう、烏丸せつこ、インパルス、遠藤久美子。

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7月6日にユーロスペースほかで順次全国公開される本作。インパルスの2人は樹海に入っていく人々を取材するテレビディレクターを演じている。そのほか、きたろうは自殺志願者の中年男性役、遠藤は板倉演じる竹内の妻役、烏丸は2人の宿泊所で働く謎の従業員役を好演。彼らの人生にスポットを当てながら、生きていくことへの希望や再生を描いたヒューマンドラマとなっている。

映画初主演の板倉は、慣れない様子でぎこちなく挨拶。きたろうが「考えてこいよ! 他力本願なんだよ」と喝を入れると会場からは笑いがこぼれた。打って変わって堤下は「最初から最後まで飽きない作品になっています」とスラスラと挨拶。そんな堤下に、板倉は「コンビ組んで初めて頼りがいがあると思いました」と感心していた。

自殺志願者を演じたきたろうは「この映画を撮っているときはほかの現場に行っても『死にたい』と思ったりした」と役に入り込んでいたことを冗談を交えて話しつつ、「不精ヒゲを生やしたりするとそういう気分になるから、みなさんは清潔に生きてください」と投げかけた。また、きたろうは「インパルスの2人とやるって聞いたとき嬉しくてね」と以前からインパルスのファンだったことを明かし「僕達のライブにも呼ぼうとしたんだけど断られて……」と続けると「話来てないです!」と堤下にツッコまれた。

一方、遠藤は「これが現実だったらいいのにと思うくらいあったかい感じでした」と家庭でのシーンを振り返る。さらに監督から「『家庭を持ちたい』と漏らしていました」との報告を聞いた板倉は「遠藤さん、今のが本当だったら僕も思ってましたよ」と思いが通じ合っていることを強調した。

舞台挨拶後の囲み取材では、出演者たちは撮影の裏側についても言及。助監督をからかって遊んだり、板倉と遠藤がロックの話で盛り上がったことなどが話題に上った。そして板倉が「きたろうさんの演技の迫力がすごい」とコメントすると、きたろうは「お笑いと役者の違いだね!」と放言し堤下に「メインお笑いでしょ!」とツッコまれたが、「笑わせたくてしょうがないのをグッと堪えるのがつらいよね」と、撮影中もギリギリまでふざけたくなってしまうというインパルスの2人と共感し合っていた。

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