「キングオブコント2025」のエントリー受付が本日5月20日(火)18時にスタート。これに先がけて、先日東京・TBSのスタジオにてエントリー表明会見が実施され、出場を決めている
2008年から開催されている“コント日本一”を決める大会「キングオブコント」。昨年大会は、史上最多エントリーの3139組の中から、第1回大会から出場し、決勝5度目の挑戦となった
昨年、1点差でラブレターズに及ばず準優勝に終わったロングコートダディは、堂前が「今年はもう間違いなく優勝なんじゃないかと思います! 開催する必要がないくらい」と自信ありげ。「(優勝は)俺らでいいよな!?」とほかの芸人たちからの「おー!」という同意を勢いだけで得ようとしてみせる。
4年連続の決勝進出を目指すや団は、本間キッドが「(前回)4位史上一番優勝に近かったと思う。ラブレターズが決勝5回目で優勝して、希望が見えた。スペイン語で言うとエスペランサ」と気合いを見せる中、中嶋が「おそらく1回だけエントリーフィー払ってないときあったんだよなあ……」と突然の告白。ロングサイズ伊藤はロングコートダディの2人から「髪型が終わってる」ことを指摘されたり、無地の白Tシャツで合わせる予定がロゴ入りTシャツを着てきてしまったことを相方たちに糾弾されたり、ロゴのことを「ゴロ」と言ってしまったりと、てんやわんやに。最後は本間キッドが「もうそろそろ仕留めますんで、必ず優勝します、僕らが!」とまとめるも歯切れが悪く、報道陣のシャッターが切られるのを待った。
蛙亭イワクラは「去年は準決勝で敗退してしまったのですが、正直、ネタがめちゃくちゃよかった。いろんな方からも『面白かった』と言っていただいいて、芸人が面白いと言うネタが一番面白いので、その時点で勝ちだなって感じっすね」と語り、そのオラつき方に相方・中野も仰天。昨年は準々決勝の前に「このままでは相方を殺してしまう」と思い解散を申し出たこともあったが、準決勝でのネタに手応えを感じ、「これはいけるぞ、と。ここからは絶対解散することない。今が一番強い状態。無双というか。こいつ(中野)マジでおもろいっすわ、っていう気持ちですし、蛙亭を見てくださいよ!?という感じ」とみなぎる自信を隠さない。
レインボーは「マルチに活躍」という紹介のされ方に反応。ジャンボは「俺らだけ毛色違うでしょ! 死ぬほどネタ向き合ってんですから! キングオブコントのスタッフがバカにしてんだろ!」と声を荒らげ、スタッフからカンペを取り上げる。「本当にナメられたくない。めちゃくちゃネタがんばってる」と徐々に落ち着きを取り戻したかと思えば、「ナメた台本でよぉ! 俺らが一番(コントに)向き合ってんだよ!」と再びヒートアップ。「絶対がんばりたい。見返したいと思います!」と力を込めた。
女性コンビ初の決勝進出を狙うオダウエダ。小田は、過去の大会で植田のおしりが出て予選敗退したことに悔しさをにじませ、植田は自分もまったく同じ気持ちだと強調。「おしりは出したくて出してるんじゃない、出てまうもの」と不運なハプニングを恨んだ。ライバルを聞かれると、「えびしゃ」と即答。その理由は、「(トイレで)おしりが見えないようにインナーをぐーっと上げてたけど、全然足りなかった。これを小田に言いに行こうと思ったら、えびしゃが女性便所の前で練習してて、言いに行けなかったので、えびしゃを許さないです」と力強く答えていた。
質疑応答の時間に改めて蛙亭に「どう自分を奮い立たせているか」を聞くと、イワクラは「優勝を目標にがんばっているのですが、正直、そのあとをちゃんとみんな見据えてるのか?と思う。優勝されたチャンピオンの方々にも『おいおいおい、甘えとんちゃうぞ』という動きをされてる方も見受けられます。優勝もしていないのにこんなことを言うのもおこがましいのですが、私は優勝した先のことも見越していますので。結果がすべてという世の中なので、結果が出ていない自分が悪いのですが、そういうときは周りの先輩方が『面白い』と言ってくれるのを心の支えにしています。自分はまったくブレないので。毎年進化したネタをキングオブコントにぶつけているのですが、ちゃんとみなさんにそこが伝わっているのかっていうのは……」と一息でコメント。中野に「まだトガリ出てるから!」とツッコまれても、「伝えられていないのは自分たちの悪いところ。ただ、私は毎年、絶対に違うことをしているので。毎年同じことをして『今年なんか客重かったなー』とか言ってる奴らとは……」と続け、「食えている方たちがそういうことを言ってると、『あ、あなたたちはそのままでいてください。私は先に進みます』と思う」と優勝後も進化を止めない芸人でありたいと語っていた。
会見の様子は大会公式YouTubeチャンネルで公開されている。「キングオブコント2025」のエントリー期間は6月30日(月)まで。プロ・アマ、所属会社の有無は問わない。2人以上のユニットに限るが、芸歴制限はなし。即席ユニットも参加可能で、同人物が異なるユニットで複数エントリーすることは不可となる。第18代王者の座に誰が就くのか。1回戦は7月6日(日)から行われる。
や団ロングサイズ伊藤 @183long
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