悪人全員松村!! アウトレイジ ビヨンドCMに1人アフレコ

本日4月1日、都内で「悪人全員集合!! 松村邦洋 Presents “エイプリルフール”公開収録アフレコイベント」が行われた。

これは、北野武監督最新作「アウトレイジ　ビヨンド」のDVD＆Blu-rayが4月12日に発売されることを記念して行われたもの。このDVD＆Blu-rayのテレビCMとWeb CMで、松村が映画のワンシーンのアフレコを1人で担当することになった。

司会から、北野武監督、西田敏行、小日向文世など、そうそうたる顔ぶれの名前が読み上げられたものの、出てきたのは松村1人。まずは北野監督から挨拶ということで、松村はたけし風の風刺も交えながら「寅さんのように49作目くらいまでやって、大友が生き残るように」と北野監督ソックリのモノマネで挨拶してみせた。続いて、西田の声で「こういう話が来たのが嬉しくて。緊張して松村くんにずーっと『俺を褒めてくれ』っていつもたけしさんの声でほめてもらって、セリフ合わせなんかもやってもらったり。ぜひDVDVも買ってください」と言うと、続けて北野監督で「ほんと良かったね」と、1人2役で掛け合い。小日向は「先輩、もうすぐ出所ですね」を何度も繰り返し、最終的には「ちょっと声が安倍晋三さんに似てきました」と脱線してしまう場面も。最後に中尾彬のモノマネを繰り出すと、「全員は無理ですね」とはにかんだ。

しかし塩見三省はワンシーンできるとやってみせ、そこから花菱会での名シーン、西田、中野英雄、塩見、たけしと、全員のモノマネですべてのセリフを再現するスゴ技を披露。最後のセリフはたけしが西田に向かって「釣りバカバカ野郎！」とパロディになり、「続きはDVDで観て下さい」とアピールした。さらにほかにも加瀬亮の謝るシーンを再現するも出川哲朗に、神山繁のモノマネが阪神吉田義男監督になったりと、巧みなモノマネを連発。スタジオは爆笑の連続だった。

映画そのものについても大ファンの松村は「前作の『アウトレイジ』を見たとき、武闘派よりもインテリヤクザが出世したままで。ものすごく面白いんですけど、個人的には今回彼らが落ちぶれていくのがもうたまらないですね。爽快感」とその魅力について熱弁。「好きな俳優さんがたくさん出ててモノマネできます」と語っていた。

そして、今回の起用について「普通コマーシャルでモノマネは許可関係が大変。モノマネをやることを許していただいたことに感謝しております。やらせていただくことに感謝を忘れちゃダメです。好きなことやってるだけなんですけどね」と感謝しきり。収録の際には、緊張のためか「楽屋のほうが調子いい」と言いながらも、完璧なパロディに笑いと拍手が起こった。セッティングの最中、写真撮影中など、この映画の出演者にとどまらず、笑福亭仁鶴など、いろんな人のモノマネを次から次へとしてみせ、その場にいた人たちを笑わせていた松村。最後に「アフレコ初めてで、モノマネでやらせていただいたことに幸せを感じている」と語った。

初回限定盤の「スペシャルエディション」には、本編はもちろん、メイキングやキャストインタビュー、ベネチア国際映画祭リポート、イベント＆舞台挨拶集といった特典映像を収録。封入特典としてブックレットもついてくる。現在映画のオフィシャルサイトとYouTubeにて、「なんでお前らが篇」「レーザーディスク篇」「TV CMモノマネ篇」の3本が視聴可能だ。松村版「アウトレイジ ビヨンド」をぜひチェックしてみよう。

■DVD & Blu-ray 4.12 OnSale『アウトレイジ ビヨンド』 WEB CM なんでお前らが篇

■DVD & Blu-ray 4.12 OnSale『アウトレイジ ビヨンド』 WEB CM レーザーディスク篇

■DVD & Blu-ray 4.12 OnSale『アウトレイジ ビヨンド』TVCM モノマネ篇