きよしと文枝が「パンチDEデート」懐かしのオープニング再現

昨日12月29日、大阪・なんばグランド花月にて「吉本百年物語12月公演『日本全国、テレビで遊ぼ』」が千秋楽を迎えた。

エンディングセレモニーでは、「吉本百年物語」1月公演「爆発！MANZAIが止まらない」に出演する安達祐実と藤井隆が登場。大きな拍手が沸き起こる中、今回、西川きよし・ヘレン夫妻を演じた西川忠志と瀬戸カトリーヌに花束を贈った。さらに、スペシャルゲストとして六代 桂文枝と西川きよし・ヘレン夫妻も舞台に。観客は大歓声を上げ、きよしの息子・忠志がただただ驚いていると、文枝は「あなたのリアクション、お父さんの若い頃にそっくりや！」と嬉しそうに笑っていた。

きよしと文枝が揃ったことで、劇中の名場面でもある人気番組「パンチDEデート」を2人が再現。「ひと目会ったその日から」「恋の花咲くこともある」「見知らぬあなたと」「見知らぬあなたに」「デートを取り持つ」「パンチDEデート！」と声を揃えると観客から大きな拍手が送られた。そして、文枝は自分の若かりし頃を演じたザ・プラン9・なだぎ武に、「私が若い頃よりずっと面白かった」とお褒めの言葉。横山やすしを演じた矢野・兵動の矢野には「役作りに、もうちょっと痩せてほしかったわ」と注文をつけた。

終演後の会見では忠志が「文枝師匠など、あの時代を生き抜いてきた諸先輩方がいらっしゃらなかったらこのお芝居はありません。ひとりひとりの師匠に敬意を払うとともに、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」と感謝。矢野は「僕は、やすきよの漫才に憧れて漫才師になったので、僕らの憧れていた時代、礎となった時代を演じられてよかった」と感無量の様子だった。なだぎは「すごいプレッシャーの中、眉毛だけはしっかり描いていこう、と1カ月やらせていただきました。文枝師匠が作ってくれた土俵の上で遊ばせていただきました」とコメント。その文枝は「僕らの青春時代を見事に演じてくれた。涙が出るほど懐かしかったです」と語った。

1月公演は9日（水）からスタート。藤井のほか、バッファロー吾郎A、サカイストが吉本社員役、あげはが今いくよ・くるよ役で出演する。詳しくはオフィシャルサイトで確認を。