フィリピンで撮影、ダブルブッキング川元の初海外短編クランクアップ　ダウ90000飯原も参加

ダブルブッキング川元文太が監督、脚本を務めた短編「夢見るクズ」がクランクアップ。これは川元にとって初の海外作品。2026年に迎える日比国交正常化70周年を記念し、文化交流を目的とした民間主導の映画プロジェクトとしてフィリピンで撮影され、フィリピンを中心に活動している俳優・金子拓平が主演した。

人生に区切りを付け、ある女性を追いかけて日本を飛び出しフィリピン・マニラにたどり着いた3人の男の物語。フィリピンの人々の温かさに触れながら自分自身を問い直していく。出演したのは金子のほか、マツモトクラブ、ヘベレケ齋藤、ダウ90000の飯原僚也。またフィリピンの人気俳優、ラモン・キノ “RK” バガツィン、ジリアン・ビセンシオも参加している。

主題歌は、日本とフィリピンのロックが融合した“ジャピノイロック”のバンド・SkyGardenが書き下ろし。現在、この映画プロジェクトを支援するクラウドファンディングが展開されている。

昨年、初めて監督と脚本を務めた短編「裏表紙」が日本記録認定会によって「日本で最も多く海外映画賞を受賞した短編映画」に認定され、海外33カ国で135賞を受賞した川元。2作目となる「祝日」は今年5月に開催された「第3回横浜国際映画祭」の正式出品作品に選ばれた。