2015年にスタートし、雑誌やYouTubeなどで100を超える“クリエイター”を生み出してきた「クリエイターズ・ファイル」。2017年から2018年までにも全国10都市で展示会「東京クリエイターズ・ファイル祭」が行われ、累計約25万人を動員した。今回の「胸やけ大博覧会」も展示物や撮り下ろし映像、これまで登場した全クリエイターが勢揃いする部屋といった“胸やけ必至”の展示が目白押しだ。
「胸やけ大博覧会」のスタートを前に都内で記者取材会が開催され、秋山が出席。展示の見どころや「クリエイターズ・ファイル」制作の裏側などを語った。
ロバート秋山 コメント
「胸やけ大博覧会」は「必ず胸やけする」「胃薬が要る」と言われているイベントです。今までに113のクリエイターがいますが、正直こまごましたものを入れると150は行ってます。「胸やけ大博覧会」は、ただ見るだけじゃなく体感できる。「劇団えんきんほう」の上杉みちくんと、ちょっとしたお芝居ができちゃう。YOKO FUCHIGAMI先生の専属モデルになれるランウェイもある。覚悟して来ていただかないと「マジでしつこい」となる。10年分の思いが詰まったイベントです。夏休みに来ていただきたい。今回も(クリエイターの)誰かが来るかもしれませんね。都内のレンタルルームに衣装がギチギチに保存されています。10周年でもあるし、100キャラを超えたし、YouTubeも100万登録。2025年は「クリエイターズ・ファイル」を見てきた方に、感謝を込めて楽しんでいただきたい。
──10年間を振り返って。
僕が「これをやりたい」って言ったら衣装さんやメイクさんが頭を抱えるんです。「犬になりたい」って言ったら「え? 犬って言い出してるんだけど」と(笑)。特殊メイクではなく、ホームセンターにあるものとかを使うので、連携プレイはハンパじゃないです。ミイラにもなっていますし。みんなで文化祭のように作り出しています。19歳の透明感がありすぎて見えなくなる少女・藤原采をやりましたけど、100枚に1枚くらいは奇跡的に透明感がある写真ができてきます。
──人気キャラを生み出す秘訣は?
結局、女性キャラクターが強いです。ウエディングプランナーや寮母さんなどの熟女系は、自分が熟女好きなので入り込みがすごい(笑)。情が入っているのか、つかみやすいです。演じているときにリアルな感じが出る。だいたい九州寄りのおばちゃん、母親寄りになる。YOKO FUCHIGAMI先生はどんな状態でもしゃべれます。トークライブを2、3時間できます。
──今後10年の野望は?
ある程度の職業はやっちゃってる。2024年に実際の大河ドラマ「光る君へ」に出まして、本編に迷惑かかると申し訳ないので、終わって半年経ってから「幅姫」という“無認可”の大河ドラマを出しました。初期は「クリエイター」の縛りでやっていましたが、3年目くらいから関係なくなっちゃった(笑)。詐欺師もやっています。自分が扮装したいというだけ。7年前に思いついたものを、まだ置いていたりもします。YouTubeの再生回数は正直あまり意識してないです。100万登録までいきましたけど、マイペースで、面白さ優先でやってます。
──10年の中で特に印象的なキャラクターは?
犬になったのは外の公園で、熱いですし、正解が見えなかった。リハもないです。当日初めて犬になったとき、どうしようかなと。大型犬の息づかい1つを軸に、これをやりたいがために、一生懸命やりました。本物の犬も寄ってくるし、すごく吠え倒されますし、そこに僕は犬という感じで行くし。犬には犬として思われたいんですよね。あの収録は本当にわけがわからなかったです。極東大満天という大仏は、鏡見てたら「行けそうだな」と。最近は寮母の藤木みず江。いろんな熟女はやってきてるけど、本当の母性がある、大学生と触れ合うやつを出したかった。見事に出ましたね。あとスヌーズ姫という、架空のテーマパークのプリンセス。現場でドレスを着たら入らないので、スタイリストさんが緊急オペみたいにハサミで後ろを切って、背中丸出しの状態でやっていました。ハプニングはしょっちゅうです。それを経てやってるのが楽しいです。すべてに思い出があります。
──ドラマ「笑ゥせぇるすまん」の喪黒福造役を秋山さんが演じることが先日発表されました。「クリエイターズ・ファイル」にも喪黒福造からインスピレーションは受けたりしますか?
スタイリストさんに、だいぶ前から「喪黒福造、いけますよね」って言われていて、まさに今回「うわ。来た」ってなりました。「クリエイターズ・ファイル」では、そのまんまになっちゃいますね。(何かやるとすれば)落ち着いたら、でしょうね。
──カツラを使われるということですが、ロン毛の髪型も特徴的ですね。
「クリエイターズ・ファイル」で扮装するとき、地毛を使うのが結局は一番いいんです。ノープランで伸ばしていますが、長髪には地毛が一番使えます。このロン毛には助けられています。カツラ代わりになるのでロン毛は続けたいです。ロン毛になったのは梅宮辰夫さんの体モノマネを始めた2012年頃から。「クリエイターズ・ファイル」10周年の前に、ロン毛13周年なので、「胸やけロン毛ギトギト祭り」もやりたいです(笑)。
ロバート秋山竜次 presents 10周年 クリエイターズ・ファイル 胸やけ大博覧会 in 池袋
日時:2025年8月8日(金)~9月1日(月)11:00~21:00
入場は閉場30分前まで。最終日は18時閉場。
会場:東京・池袋PARCO 本館7F PARCO FACTORY
入場料:一般1200円 中高生1000円 小学生700円 未就学児 無料
お笑いナタリー @owarai_natalie
ロバート秋山「10周年 クリエイターズ・ファイル 胸やけ大博覧会」池袋PARCOで開催【会見リポート】
「面白さ優先でやってます」制作の裏側語る
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