番組では大阪から迎えた芸人に次のゲスト候補を推薦してもらうのが恒例で、「キングオブコント」優勝前のビスケットブラザーズから始まり、ロングコートダディ、ニッポンの社長、ハイツ友の会、うただ、真輝志、爆ノ介、そして今回セルライトスパにバトンが回ってきた。大阪の若手芸人の間ではこの番組のうわさが広まっているようで、収録にやってきたセルライトスパは「やっとか！」と声がかかるのを待ち望んでいた様子だった。
スタジオに到着して荷物を置いたらすぐにコント収録、というスタイルも知れ渡っているといい、セルライトスパは駅からの移動中に喉を整えスタジオ入り。テスト本番の一発撮りで収録に成功した。コントの舞台はクラブでのラップバトル。ラップが得意なセルライトスパ肥後演じるMCヒーゴーに、東京03豊本演じるMCアキナーガーが挑む。その様子を、アキナーガーの父がこっそり応援しに来ていて……。30歳を超えてもラップを続ける息子に父は何を思うのか。
トークパートでは、肥後が希望したテーマ「コントのトレンド」で深い話をするのかと思いきや、サブテーマの「好きなお菓子」でお菓子好きのセルライトスパ大須賀と東京03角田を中心に盛り上がってしまう一幕も。コントの一部分をしくじってしまった肥後の反省の弁にも耳を傾けよう。また、セルライトスパが次にどの大阪芸人を紹介したのか、番組を聴いて確かめよう。
セルライトスパと東京03 コメント
──5人で演じたコントのできはいかがだったでしょうか？
飯塚：一発で完璧なものができたと思います！ まあ、肥後くんのあそこだけ……（笑）。それ以外はみんなの良さが引き立った、すごくいいコントだったと思います。
角田：親子愛の話の中にラップがあって、くだらない笑いも満載で、コントとして好きなテイストでやりやすかったです。
豊本：（ラップバトルのパートは）必死でした（笑）。必死に食らいつこうとして、なんとか言い返してやろうと思ったんですけど……。できる限りのことはやりましたので、ぜひ聴いてください。
大須賀：ニッポンの社長・ケツに「どんな感じなの？」と事前に聞いたら、「東京03さんは、一発なのにめちゃくちゃ上手だから、それがプレッシャーになって、キツい」と言っていて。
飯塚：え、「キツい」って言ってたの？（笑）
大須賀：もし自分が間違えたら、自分で書いてきたネタなのに「お前らが間違えるんかい！」みたいなことになりかねないからキツい、と言ってました（笑）。それを覚悟しつつ臨めたので、僕はいい感じにできました。自分でいうのもあれですけど、面白くなったと思います！ それと、トークパートではお菓子の話いっぱいできて大満足です。
肥後：僕は、悔しいです。僕の悪い部分が全部出ました。最後油断して、ミスって、「これ、たぶん気づかれてないな」と思って自分でそれに触れないっていう。最悪でした（笑）。またリベンジしたいです。
──出演が決まったときはどう思いましたか？
大須賀：「やっとか！」って思いました。めっちゃうれしかったです。何個か設定のタネがあり、肥後くんの得意なラップを生かせるのがいいなと思ってそこから広げていきました。肥後くんのいいところを見せたい、思ったんですけど……。
飯塚：（肥後は）土壇場で弱いんだな、と思った（笑）。
肥後：最悪ですね！ 本当にもう……申し訳ございません！ 僕、鹿児島出身で、テレビで観られるお笑いが「オンバト」しかなかったんです。だからアルファルファさんもプラスドライバーさんもめちゃくちゃ観ていて。事後報告で申し訳ないですけど、角田さん、「裸眼に指紋」っていう（プラスドライバー時代の）ボケ覚えてますか？
角田：そんなのやってたっけ？ 覚えてないなあ。
肥後：それ僕、たまに勝手に使わせてもらってます。僕がかけているのが伊達メガネなので、目つぶしみたいなことをされたときに「裸眼に指紋すな！」って毎回勝手に使わせてもらってました。
飯塚：モノにしてるんだ（笑）。
角田：本人も忘れてるボケを受け継いでくれてたなんて（笑）。
飯塚：いいの？ これからも肥後くんが使って。
角田：それはダメです！ 今思い出したので僕が使います。僕のもとに戻ってきたので。
肥後：忘れてたのに!? 言わんかったらよかった……。
──年末の「オールザッツ漫才」で優勝され、注目度が増しているのでは。
肥後：この流れで、今年の「キングオブコント」行きたいです！
大須賀：「こいつらやっぱ面白いな」って風が吹いてるうちに行けたらいいですね。
東京03の好きにさせるかッ！
NHKラジオ第1 2024年4月18日（木）20:05～20:55
＜出演者＞
東京03
ゲスト：セルライトスパ
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