働く大人が日頃感じるイライラやあるあるを、東京03がゲストとのコントやトークで笑い飛ばす「東京03の好きにさせるかッ!」。今回はビスブラが書き下ろしたコント「僕らの知らない下着の世界」が披露される。描かれるのは東京03がこれまで演じてきたものとは異なるファンタジーテイストの妙ちきりんな世界。ビスブラ演じる下着職人のもとを飯塚演じる雑誌記者が訪れ、取材を進めていくのだが……。飯塚が、届いた瞬間に「なんだこれ!(笑)」と驚いたという台本が、5人によってどんなラジオコントに仕上げられたのか。
最初のテイクを録り終えた瞬間、ビスブラの2人は「すごい! 完璧!」と東京03の演技に大喜び。当の3人は「何が正解かわからない……」と手応えを掴めない様子で、「ついていくのに必死だった」とストーリーを引っ張っていくビスブラの頼もしさを強調する。収録後に感想を聞くと、きんは「自分の番以外のところで笑いすぎました。台本で想像していたまさにその声でやっていただけた」と満足そうで、ネタ作り担当の原田も「03さんが面白すぎて、書いた僕が天才なんかな?って勘違いしてしまったほど。さ、最高でしたね!」と興奮気味に語った。
突飛な世界観だったが、原田によれば東京03に対する「当て書き」らしい。この番組に出演できるかもしれないという話を移動中の新幹線で聞き、その場で書き上げた。設定もストックから掘り起こしたわけではなく完全なる新作。飯塚は「なんで新幹線で聞いてすぐあれを書けるんだよ!(笑) どんなイメージ持たれてるんだよ、俺ら」と笑う。
中でも職人たちの職場を案内する女性スタッフが風変わりなキャラクター。演じた豊本は「第一声が僕だったので緊張しました」と振り返るが、ビスブラは「聞いた瞬間『そう!』って思いました」とイメージとバッチリ合っていたと感激する。ビスブラの思い描く完成図を知らないはずの飯塚も「それは俺も『そう!』って思った(笑)」と豊本の発する声に説得力を感じたのだとか。「角田さんのデリカシーのなさとかが浮き彫りになっていて、人をちゃんと見てるんだなと思った」と「当て書き」という原田の主張にも半分は納得し、そのどんくさいが憎めないキャラを演じた角田は「台本を読んだときは面白いなと思って、やってるときはよくわからなくて(笑)。でも聴いたら本当に面白かった。(ビスブラ演じる)2人があの世界をリアルにしてくれるんですよね」と話した。
トークではビスブラの2人が憧れの東京03に聞きたいことをたっぷりと質問。原田は「面白いこと言わなあかんとかが吹っ飛んで、高校3年生のときに戻ってしまいました。痛いファンだったかも(笑)」と収録中の様子を回想。「東京03さんというプールで泳いでいるみたいでした」と例えてみたが、飯塚に「取材で取り返そうとしなくていいよ(笑)」とツッコまれる。東京03と、その“イズム”を継承していると主張するビスブラの共通点とは。ざっくばらんに語り合っているトークパートにも耳を傾けよう。
東京03の好きにさせるかッ!
NHKラジオ第1 2021年12月23日(木)20:05~20:55
<出演者>
東京03
ゲスト:ビスケットブラザーズ
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お笑いナタリー @owarai_natalie
ビスブラ書き下ろしコントで東京03新境地へ、難役・豊本の第一声は(コメントあり)
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