このたび「交流戦SERIES 2022」の応援隊長に就任した鬼越トマホーク。特に金ちゃんは野球部出身で、かねてよりベイスターズの大ファンを公言してきた。ついに夢が叶うこの日、金ちゃんは「“最高”の試合が見たい」という意味と息子の誕生日を表した「315」の背番号を着用。「52」の背番号を付けた相方・坂井が「大活躍した(ジェイミー・)ロマック選手の」とその由来を説明すると、金ちゃんは「全然活躍してないから。1年で韓国行ってるから」とファンならではの情報を織り交ぜながらツッコミを入れる。
ピッチャーを務めるのはもちろん金ちゃん。“大暴投”を演じてみせる。するとバッターの坂井が「どこ投げてんだよ!」と金ちゃんに突っかかり、止めに入ったキャッチャー役の山崎康晃選手に「アスリートなのに太ったり痩せたりしてんじゃねえよ!」と苦言。それに金ちゃんも「悪気はないと思うんですけど、痩せたら明らかにピッチングよくなったので。ポテトチップスの間食、やめてよかった」と補足しつつ、「本当に応援しているのでがんばってください」と照れながら山崎選手にエールを送った。
パフォーマンス後、囲み取材の場が設けられ、鬼越トマホークの2人がセレモニアルピッチの体験を回想。金ちゃんは「芸人になってからこんなに緊張することってなかった。一瞬頭が真っ白になった。途中、何しゃべってるんだろうって俯瞰で見てしまう場面もあって」と夢見心地だったと語る。プライベートで観戦しにきた際、同期の横澤夏子による始球式を目の当たりにしたことがあったといい、「それ見て、すげえうらやましいなと思っていたので、6年越しに夢が叶った。やっとこの舞台に立てたなと、感無量ですね」と噛み締めた。正直なところ全力の投球もしてみたかったが、「ちゃんとケンカの流れも全部できて、完璧なショーとして見せられたので結果的によかった」と満足げ。「相方に感謝したい。相方がいてこそ、今日できた。本当にありがとう」と坂井に握手を求めた。
ケンカネタの内容はいつも2人で考えるが、今回ばかりは金ちゃんが用意。「愛してるからこそ。山崎選手、痩せてから調子がいいのでそれをお伝えしたかった」と説明する。一方で、坂井が登場時に「森本稀哲です」と述べたのは自身のアドリブ。たまたま解説として来場していた森本稀哲氏に出番前に遭遇したことで緊張が和らいだと2人して感謝した。
父親の影響で野球を毛嫌いしてきたという坂井も「あんな神聖なマウンドでケンカするの、僕らとガルベスくらいだと思いますけど(笑)、ケンカ芸やらせてもらって、山崎選手が止めに来てくれて、異空間のような、夢のような現場だった」と金ちゃんに共感。「想像よりもお客さんがあったかくて。めちゃくちゃ僕もうれしかった。今日でベイスターズファンになりましたね」と野球に興味を持ったようで、「この(ケンカ芸の)パッケージで12球団回れるなと思った」とがめつさも覗かせる。
そんな坂井に「野球のよさを知ってくれて、距離も縮みました」と笑みをこぼしていた金ちゃんだったが、囲み取材の終盤、先日テレビ番組で明かした坂井の彼女に関する質問が報道陣から飛んでくると、「え、地下アイドルですよ!? 誰も知らない。芸人とアイドルとか言って、お互いしょうもないやつらですからね。どうでもいいから。今日始球式よ? 俺がDeNAこんなに好きって言ってるのに、『早乙女さんとはどうなんですか』じゃないよ」と怒り心頭に。これに坂井は「今こいつ、緊張が解けてハイになってるんです」と呆れ顔。フォトセッション後もDB.スターマンが心配そうに見つめる中、しばらく言い争いを続けたのち報道陣にきちんと挨拶して退場するのも鬼越トマホークらしかった。
セレモニアルピッチではケンカ芸のほか、坂井が「横浜の勝利を祈って、豪快な一芸を」としまい込んだ右耳をタイミングよく「ぶりん!」と元に戻す技を披露。芸に投球に、横浜スタジアムのマウンドを存分に満喫していた。
※山崎康晃の「崎」はたつさきが正式表記。
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