働く大人が日頃感じるイライラやあるあるを、東京03とゲストのコントやトークで笑い飛ばそうという「東京03の好きにさせるかッ!」。今回はこの番組にかねてよりコント作家として参加している上田がコント「小料理屋にて」を書き下ろし、東京03と4人で演じた。
コントでは小料理屋の店員に扮し、東京03角田演じる常連客に親しいからこそ言える粋っぽいジョークを飛ばす上田。次第にエスカレートしていくエッジが効いた言葉の数々に注目だ。トークパートでは今年1年で100本ほどのコントを作ったという“コントに取り憑かれた男”こと上田との熱いお笑い談義が繰り広げられ、途中で飯塚が「まあまあな話してるな!(笑)」と我に返る一幕も。芸人自身が声高に「コントが好き」と言うのはありかなしか、お笑いファンは芸人に何を求めているのか、といった話題に上田も「飯塚さん、これは深すぎる!」と一旦息継ぎしつつ、今度はバラエティ番組などの平場での立ち振る舞いについて、数々の失敗や試行錯誤を経て今のスタイルに落ち着いた角田の話に真剣に耳を傾けていた。
収録後のインタビューで、飯塚は「上田くんが書いたコントは最初に1回読んだだけで面白いってわかりますからね」となんの心配もなく上田から上がってくる台本を待っていたと話し、小料理屋の店主を演じた豊本は劇中に登場するキラーフレーズを気に入ったようで「楽しくやれました」と笑顔を見せる。角田は「しっかりしたコントだったので、緊張しましたね。壊さないようにしなきゃなと」と面白いからこそプレッシャーもあったと振り返り、飯塚に「ちょっと間が遅かったね(笑)」と指摘されると「やめてよ! こういう、ちゃんとしたやり方がありそうなコントは難しいんだよ」と上田にクレームを入れてみせた。
これといった趣味もなく、コントに行き詰まったストレスはコントを書くことでしか解消できない、“コントの妖怪”化しているという上田に対し、趣味はないが「コント(を作ること)と恋をしていた」という恋多き飯塚の共通点と相違点も番組内で明らかに。上田はクレジットさえされていれば最悪自分は出演できなくてもよしとするが、飯塚は「(台本を提供するなんて)絶対やだ! いい設定が思いついたら東京03に取っておきたい」と断言する。自分たちでは演じきれないコントはほかの芸人に“おすそ分け”しても構わないという上田は「みんなで売れて、みんなでめちゃくちゃコントを作る日々とかめっちゃ楽しいじゃんっていう感覚」とその気持ちを説明し、「1回失敗してますからね」と仲間が全員去ってしまった劇団主宰時代を思い返すと、飯塚は「その話大好きなんだよ(笑)」とにんまり。4人でのコントはもちろん、「ロフトプラスワンみたいだった」というほど濃厚なトークにも期待しよう。
東京03の好きにさせるかッ!
NHKラジオ第1 2020年11月26日(木)20:05~20:55
<出演者>
東京03
ゲスト:ゾフィー上田
お笑いナタリー @owarai_natalie
1年で100本“コントの妖怪”ゾフィー上田、東京03とラジオコント&深すぎるお笑いトーク(コメントあり)
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