この映像は、テキサス大学オースティン校、カリフォルニア大学デービス校、ニューヨーク大学といった日米7大学が国際交流基金やクリエイターと連携しながら制作したもの。クリエイティブな発想が光るジャルジャルのコントを通して、文脈に応じた自然な会話をレクチャーしたり、日本の文化を紹介したりするのが目的だ。映像内のコントは、日米の大学の日本語クラスで実施したアンケートを分析しながら、修正・最適化を繰り返した新作。YouTubeには“Series 1”として「今、何時ですか?」「値段はいくらですか?」「○○はどこですか?」といった日常会話を学べる8本がアップされている。
アメリカ制作チーム代表の加藤裕子氏はジャルジャルを起用した理由を「リスニング教材でもっとも大切な日本語の発音が明瞭で聞きやすいこと」「即興コントなど、ほかでは真似できない世界観があり、老若男女どんな役でもこなせるスキルを持っているところ」と説明。後藤は「海外でのコントライブは何度かやってきましたが、まさか教材としてジャルジャルのコントが海外へ発信される日が来るとは思いもしませんでした」、福徳は「まさか。まさか! まさか!! スタッフの皆さんと一緒に台本を作ってくださった教授の方々、ありがとうございました。まさか!!!」とコメントしている。
なおジャルジャルのネタ動画シリーズ「JARUJARU TOWER」の英語字幕版も制作された。こちらはYouTubeチャンネル「JARUJARU OVESEAS」で視聴できる。
ジャルジャル コメント
後藤:めちゃくちゃ楽しかったです。海外でのコントライブは何度かやってきましたが、まさか教材としてジャルジャルのコントが海外へ発信される日が来るとは思いもしませんでした。こっそりアメリカへ行って教室の後ろのほうから生徒さんの反応を見てみたいです。
福徳:まさかジャルジャルのコントが日本語の教材になるとは......。まさか。まさか! まさか!! スタッフの皆さんと一緒に台本を作ってくださった教授の方々、ありがとうございました。まさか!!!
アメリカ制作チーム代表 加藤裕子氏 コメント
ジャルジャルさんを今回のプロジェクトに抜擢したのは、まず何よりジャルジャルのお二人がリスニング教材でもっとも大切な日本語の発音が明瞭で聞きやすいこと。即興コントなど、ほかでは真似できない世界観があり、老若男女どんな役でもこなせるスキルを持っているところに魅力を感じて、日本語教材の制作をお手伝いいただきました。
生まれ育った環境や文化によって笑いのツボは違っても、世界で通用する共通項(人類に共通する笑い)さえ押さえれば必ず笑いは起こるはずです。これからますますOER(オープン教育リソース)の需要が高まる中、新たな可能性としてこの教材を世界に広めたいと思います。
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リンク
- Getting to Know Japanese Language & Culture - YouTube
- JARUJARU OVERSEAS - YouTube
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ジャルジャルが外国人用の日本語学習教材に出演、決め手は聞き取りやすい発音と演技力(コメントあり / 動画あり) (お笑いナタリー 2020年4月6日) https://t.co/hDNJf1JYsh #日本語教育 #日本語教育関連報道