バカリズム、異色の30分ワンカット冠紀行バラエティに「1本の舞台を観た感じ」

「バカリズムの30分ワンカット紀行」（BSジャパン）の初回収録が本日3月30日に東京・テレビ東京本社にて行われ、収録終了後に出演者のバカリズムと内田理央が感想を語った。

「バカリズムの30分ワンカット紀行」はスタッフが30分ワンカットで撮ってきたあるスポットの映像をそのまま上映し、バカリズムと内田理央がコメントしながら眺めるというもの。編集はほぼなく、ナレーションも一切入らない。担当する伊藤隆行プロデューサーは、この斬新な企画を「丸投げ」するのにバカリズムしか名前が挙がらなかったと告白。バカリズムを「細かいところ、ニッチなところを面白がる天才」と信頼し、「視聴率に不安もあって（笑）。バカリズムさんなら面白がって、番組のおかしなところをちゃんと伝えてくれると思った」と起用の理由を説明している。

4月3日（月）に放送される第1回の舞台は西荻窪の商店街。ただ街の様子を映しているのではなく、街の人たちの協力なくしては完成しない、作り込まれたワンカット映像だ。2人は「1本の舞台を観た感じ」（バカリズム）、「もう劇団ですよね！」（内田）とそのクオリティに驚いた様子。バカリズムは「僕がほかの局のディレクターだったら『やられた！』ってなると思う。その発想はなかった！っていう感覚です」と感想を述べる一方で、「毎週やるのしんどいんじゃないかな。徐々にコツを覚えていくと思う。手の抜き方というか（笑）」とスタッフを心配してみせた。

また伊藤プロデューサーが「ノーギャラでもいいから僕にやらせてくれ」と参加を希望した熱いディレクターの存在を裏話として紹介する場面も。「クセのあるディレクターが多いので、彼らが笑顔でやってくれればいいなと。映像同好会のノリです」とスタッフの雰囲気も明かした。