これは、又吉が自身と本の関係について綴った書籍。「なぜ本を読むのか」「文学の何が面白いのか」「人間とは何か」という自問自答や、芥川賞受賞作「火花」の創作秘話などが収められる。また又吉がどのようにして文学に出会い、助けられてきたかを振り返るパートや、太宰治を中心に執筆するパートも。又吉や文学のことをさらに深く知ることができそうな本書をぜひ手に取ってみよう。
なお「夜を乗り越える」は、小学館とよしもとクリエイティブ・エージェンシーが共同で立ち上げた新書レーベル「小学館よしもと新書」の書籍第1弾。今後は同レーベルからトータルテンボス藤田や千原せいじの著書も刊行される予定だ。
「夜を乗り越える」収録内容
●第1章 文学との出会い
●第2章 創作について──『火花』まで
●第3章 なぜ本を読むのか──本の魅力
●第4章 僕と太宰治
●第5章 なぜ近代文学を読むのか──答えは自分の中にしかない
●第6章 なぜ現代文学を読むのか──夜を乗り越える
りんご @tw_apple
新書シリーズ・・・短命の予感しかしない。https://t.co/5RiYFvTufI