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「今度は横浜アリーナで」ビートたけしが原点・浅草で密室トーク&熱唱

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「ビートたけし“ほぼ”単独ライブ 第三弾」の様子。(c)オフィス北野

「ビートたけし“ほぼ”単独ライブ 第三弾」の様子。(c)オフィス北野

ビートたけしが、昨日3月2日に東京・浅草公会堂にて「ビートたけし“ほぼ”単独ライブ 第三弾」を開催した。

これは、東京・よみうり大手町ホールでの前回公演から約7カ月ぶりに行われた“ほぼ”単独ライブ。たけしが自身の「原点」と公言する浅草での開催ということもあり、約1000席の抽選受付に対して約5000通の応募があったという。物販コーナーには長蛇の列ができ、会場中が熱気に包まれたまま開演時間を迎えた。

まずはステージ中央のスクリーンに2回目のライブで話題に上ったスポンサー企業のCM映像が上映される。客席のあちこちから笑い声が漏れる中、トークパートの聞き手役となる〆さばアタルアル北郷が登場。広い会場を見渡しながら2人が挨拶していると、「うーうーうー」という歌い出しのヒット曲が大音量で流れ出し、舞台袖から白地に青い背番号「3」が入った野球ユニフォームとサングラス姿のたけしが颯爽と現れた。拍手喝采が収まらないうちに、たけしは芸能ニュースで話題の人物に向けて毒ガスを大量に噴射しはじめる。

「ビートたけし“ほぼ”単独ライブ」シリーズは、もともと「情報7days ニュースキャスター」(TBS系)の楽屋でたけしが面白半分に作成したパネルを披露するためにスタートしたライブであり、3回目もこれまでと同様の構成でパネルをスクリーンに映しながら、たけしが、〆さばアタル、アル北郷とともにトークを繰り広げる流れに。披露されるパネルのベースとなっているのは、報道番組などで使われたニュース解説用の真面目なパネルだ。たけし好みの味付けで顔写真やキャプションを差し替えられたパネルが大きく映し出されるたびに客席は沸き、たけしも日頃はテレビでカットされてしまうようなトークをエンジン全開で飛ばしていった。

ツービートでNHKに出演したときの裏話や、イケメン俳優全般に対する思いなど、あちらこちらに話を脱線させながら、1時間強のパネルトークを終えると、たけしは一度舞台袖へ。ステージに残った〆さばアタル、アル北郷の2人は、笑いを交えながらネットマガジン「ビートたけし責任編集『お笑いKGB』」や「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」(徳間書店)を告知する。

やがてシンバルのカウントとともに生演奏が始まると、緞帳が上がり、ステージ中央の奈落からオフィス北野バンドがせり上がってきた。この日まで一切告知されていなかった“歌うたけし”の登場に、会場のボルテージは最高潮に。手拍子や声援を受けながら、たけしは自身の代表曲「少しずつ消えていけYesterday」「ロンリーボーイ・ロンリーガール」「四谷三丁目」「新宿午前3時25分」を次々に熱唱していく。ギターにグレート義太夫とオフィス北野の森社長、コーラスにガダルカナル・タカとつまみ枝豆、またサックスに松尾伴内など、おなじみの面々を従えた歌と演奏は、あっという間に終了。大きな声で「ありがとう!」と言い残し、たけしはステージを去って行った。

客席が拍手したまま余韻に浸っていると、ほとんど間を置かず「アンコールって言えよ!」とたけしが仏頂面で再びステージに登場。アンコールの声が一斉に挙がったのを見届け、「そこまで言われちゃ歌うしかない。やっぱり最後は浅草で『浅草キッド』という歌を。感謝してます」と語ったのちに、「浅草キッド」を情感たっぷりに歌い上げた。

すべての演目が終了し、あらためて出演者たちがステージに集結。そこへビートきよしが立ち乗り電動二輪車でスーッとたけしの横へ現れた。ツービートとして浅草の舞台に立ったことで、客席からは再び大きな拍手。ツービートの2人はしばし浅草で活動していた頃を振り返る。しかし機嫌よくしゃべるきよしの話にはオチがなく、たけしからは手厳しいツッコミが。きよしは「俺はツッコミなんだから落とすわけねえだろうよ。(たけしを指して)こっちですよ」と返すが、「お前はだんだん俺を敬語で扱うようになってきたな。出世魚じゃねえんだから」と、再び切り返されていた。

エンディングでたけしは「今度は横浜アリーナで」とホラをかまし、大きな拍手を受けると「今日は普段できないネタばっかりになってしまいましたが、お客さんに喜んでいただいたようでよかった」と安堵の表情を見せ、ライブを締めくくった。

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