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仲良しケイダッシュ軍「楽しく大喜利できた」D関団体戦、最下位まで決定し終幕

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「ダイナマイト関西2015~事務所対抗団体戦~」を制したケイダッシュステージ軍。

「ダイナマイト関西2015~事務所対抗団体戦~」を制したケイダッシュステージ軍。

昨日1月31日、「ダイナマイト関西2015~事務所対抗団体戦~」の決勝大会が東京・東京グローブ座にて開かれた。

バッファロー吾郎主催の大喜利バトルライブ「ダイナマイト関西」初の団体戦として昨年7月から実施されてきたこの事務所対抗戦。プロダクション人力舎、浅井企画、ケイダッシュステージ、ASH&Dコーポレーション、ワタナベエンターテインメント、Sony Music Artists、吉本20世紀軍(20世紀によしもとに所属したタレントによるチーム)、吉本21世紀軍(21世紀になってからよしもとに所属したタレントによるチーム)の8チームが「一番おもろいお笑い事務所」の称号を賭けて争った。

大会はお笑い界の陰の重鎮「A愛グループ」総帥・A藤和尊による“始答式”で幕開け。A藤は登場時の拍手の少なさから「まだ私のことを知らない人が多いようだな」と苦笑いしながら、自身が用意した「厳しくも激しい」進行台本を読むよう、MCの浅越ゴエに指示する。「アフリカゾウも一撃で殺す毒が塗ってあるトゲが出る」という杖の先を浅越に向け、「進行を間違ったら殺すからな!」と脅した。

観客が全員起立したところで始答式へ。しかし2階席、3階席には女性の声で「ご起立お断り」のアナウンスが。A藤よりも強い力を持つその声の主に浅越やバッファロー吾郎・竹若が「A藤様より(身分が)上の方がいる……?」とうろたえるも、A藤は「私の妻だよ! かかあ天下とはよく言ったもんだね(笑)」とジョークを飛ばして冷静を装う。「東京グローブ座の全員が感動の涙。どんな奇跡が起きた?」のお題が与えられると、A藤は「私、A藤和尊が『B藤』に改名した」と回答。A藤が引き連れてきたSPたちは「さすがA藤様!」「笑いのセンスの最先端にございます!」と大げさにたたえたが、自分のセリフを言い終えるとピタリと笑い止んでいた。

アホマイルド坂本が進行する3位決定戦はザ・ギース高佐率いるASH&D軍とオアシズ大久保率いる人力舎軍の対決。高佐は人力舎から派生したASH&Dの成り立ちを説明した上で、「いわば兄弟会社だけど、今日で立場を入れ替えてやります」と意気込んだ。円陣を組んで戦いに臨むなど、チームの一体感が武器のASH&D軍に対し、ドランクドラゴン鈴木は「だっせ!」と噛みつく。さらに「僕は大喜利が下手。……と言って今ハードルを下げる作業をしてます」と姑息な作戦も厭わない。

この戦いの先陣を切ったのはアイアム野田だった。しかし1つ目の回答が不発に終わると、以降ペンをパッタリと止めてしまう。ラバーガール、大久保が奮闘する中、鈴木も「浮かばないなあ」と弱音をポツリ。この隙にASH&Dメンバーは手数で攻めつつ、ここぞという場面でリーダーの高佐が決めるチームプレイで健闘し、3位の座を勝ち取った。

続けて行われたのはGAG少年楽団・宮戸が進行を務める、1回戦敗退チームによる最下位決定戦。浅井企画からエネルギー平子、ワタナベエンターテインメントからサンシャイン池崎、Sony Music Artistsからハリウッドザコシショウ、吉本21世紀軍からR藤本が、玉入れや借り物競争といった運動会の要素を取り入れた変則的な大喜利で競う。各選手が池崎の「イエーイ!」を乱発させる事態も巻き起こったが、これを手がたい回答を重ねて切り抜けたR藤本が5位を獲得。池崎が6位、平子が7位、そして合計得点-8ポイントのザコシショウが不名誉な「一番おもんないお笑い事務所」の看板を背負うことに。「なぜなんだ!?」と不服そうなザコシショウ。乱戦を制したR藤本は「こんなの∞(ホール)の若手でやってくれないか?」と感想を述べつつ、「逆にベジータじゃなくてよかった。意外といい汗かきました」と手応えを感じた様子だった。

そしていよいよ決勝戦の火蓋が切って落とされる。ケイダッシュ軍リーダーのどきどきキャンプ佐藤は「一番仲のいい5人を集めた」と布陣について説明。前日にはラジオで話すトークを練っていたというオードリー春日を除く4人で特訓をしてきたことも明かした。先鋒対決では「ダイナマイト関西」優勝経験者の笑い飯・西田が、団体戦初登場のハマカーン浜谷を1ポイントも落とさぬまま撃破。しかし続く次鋒・佐藤の回答の速さや端的で破壊力のある言葉に打ち砕かれる。

お題が読み上げられた直後に挙手し、その後も手を休めることのない佐藤の気迫に「だんだん佐藤くんが怖くなってきました」と実況席。敗れた西田も「速すぎて湯気(スモーク)出てますね」と冗談を交えつつ驚きを隠せない。この勢いを止めたのが準決勝でASH&D軍のきたろう含む3人抜きを果たした次長課長・井上。チームリーダーで次に控える中堅のケンドーコバヤシから「負けたら腹掻っ捌いて死ね!」ときつく言われているだけあって手加減なしだ。

その井上も自由な発想で回答していくハマカーン神田の前に敗れ去り、舞台袖からは「何やってんだお前! 腹掻っ捌いて死ねえー!」というケンコバの怒声が。ケンコバは神田を退けるも、美しい姿勢や所作から多彩な回答を繰り出したオードリー春日に敗北。オープニングで「大将まで出す必要はない。3人で十分」と3対5のハンディキャップマッチを強気に提案していたにも関わらず、態度を翻して「元々そういうルールじゃないですかあー」と通常の5対5に持ち込もうとする。佐藤の許可を得ると「かかったな! 隠し玉すげえぞ!」と豹変。副将としてお~い!久馬が投入されると客席は「おおー!」と沸き、佐藤は「マジじゃねえか!」と叫んだ。

さらに吉本20世紀軍の大将として控えていたのが博多華丸・大吉・大吉だったことも会場を喜ばせる。まさか大将を務めることになるとは思っていなかった大吉自身は「話が違う」と、実況席のケンコバをジロリ。ケイダッシュ軍大将のオードリー若林は、持ち点5ポイントからの大吉との真っ向勝負に「ワクワクする」と興奮した様子で臨んだ。結果は3対0で若林の勝利。ステージに集まってきたケイダッシュ軍のメンバーは若林と固い握手を交わしあう。

佐藤はこの喜びを「人数も少ない事務所ですし、なるべく多く仲いいみんなと大喜利ができたらいいなと思ってやり続けていたら、こんなところまで来られて。まさか勝てるとは……言葉を用意してないです! 最終的に一番仲いい5人で楽しく大喜利できたのが勝因かなと思います」と語った。若林は前日の特訓を振り返り、「昔ライブを一緒にやっていたので、ちょっと懐かしくて。それを発揮できてよかった」とコメント。また贈られる優勝パネルについて「(事務所にある)春日のMVSのトロフィーの前に飾ろう」と提案して会場の笑いを誘った。

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