樋口卓治の同名小説を三宅喜重監督が映画化した「ボクの妻と結婚してください。」は、テレビ業界の第一線で働く敏腕放送作家が余命宣告を受けたことをきっかけに、愛する妻の“最高の結婚相手”を探しだす物語。4年ぶりに映画の主演を務める織田裕二が放送作家・三村修治、吉田羊がその妻、高島礼子が修治の良き理解者・かおりを演じる。
原田は修治が見初めた結婚相手・伊東正蔵役で登場。撮影に向けて「僕が演じる伊東という人物は真面目で誠実な男です。この男の魅力を皆さんに伝えられるようにがんばりたいと思います」と意気込んでいる。原田が劇中でどのような演技を見せるのか、来年の公開を楽しみに待とう。
なお、BSプレミアでは今年6月まで内村光良主演の「ボクの妻と結婚してください。」ドラマ版が放送されていた。
出演者 コメント
原田泰造
伊東正蔵役を演じる、曲がったことが大嫌い原田泰造です。最初台本を読んだとき、織田さん演じる修治の家族を思うまっすぐな気持ちに胸が熱くなりました。そして、結婚っていいなあと改めて思いました。僕が演じる伊東という人物は真面目で誠実な男です。この男の魅力を皆さんに伝えられるようにがんばりたいと思います。
織田裕二
「ボクの妻と結婚してください。」、いただいたときにまず面白いタイトルだなと思いました。そして脚本を読んでクスッと笑えて、すぅーっと涙が流れました。こんな役は演じたことがありません。人恋しくなる季節、人の優しさが心地よく染みました。今、僕はこの作品に出会えてとてもうれしいです。
吉田羊
「ボクの妻と結婚してください。」なんてタイトルからしてもう観たい。台本を読ませていただいたら、これまたさらに観たい。映画が完成したとき、この「観たい」をきちんと「満足」に変えられるよう、精一杯、妻の務めを果たしたいと思います。織田さんは、ずっとテレビで見ていた憧れの方。その方と夫婦役でお芝居させていただけるなんてこの上ない喜び。織田さんと築く温かい夫婦関係に笑い泣きしていただけたら幸いです。
高島礼子
死が他人事と思えなくなった最近、この物語は勇気を持たせてくれる。家族、友人たちの存在に感謝したくなる。主人公の三村の決断はとても真似できないが共感できる。切ないのに楽しいと思える心温まるストーリーです。
樋口卓治 コメント
「事件は会議室で起きてるんじゃない」とは逆で、放送作家の仕事は会議室で行われます。視聴者の笑顔を思い浮べながらせっせと企画を考える。それはとても楽しい作業です。三村修治は人生最後の企画を妻の結婚相手を探すことに決めました。最後くらい愛する妻のために企画を考えたい、放送作家で培ったすべてを捧げたいと思いました。誰かのために一生懸命何かを考える。そこには愛が宿ります。映画に関わる皆さんが観客のために考えた愛を楽しみに拝見させていただきます。「ボク妻」をよろしくお願いします。
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