「やめましょうって言われたら芸人は終わり」ビートたけし、CMでパラパラ

ビートたけしが本日7月29日、都内で行われた「予防医学のアンファー新企業CM発表会」に出席した。

8月1日（土）より放送されるアンファーの新CM「人生を楽しむ医学編」「エイジングサイン編」に出演しているたけし。テリー伊藤が演出を手がけたこの2本のCMは、人々のエイジングサインに敏感な“アンファーマン”が、たけしの健康意識を呼び覚まそうとする内容だ。発表会でたけしは、「人生を楽しむ医学編」で披露しているパラパラについて「大変だった」と振り返ったほか、フォトセッション中にパラパラのポーズを決めて会場を沸かせた。

エイジングケアに関してのトークセッションでは、「家族は（自分に）早く死んでほしいと思ってるよ（笑）」と毒づいてみせ、「うちの親父は見事な脳梗塞になった」と話し始める。「家庭を大事にしないと、元気なときにひどい目に遭った女房が、亭主が体を壊した途端にチャンスとばかりにイジメますからね」と笑いつつ、「うちの母親は、手が震える親父にうちわ持たせたて『扇風機いらないね』って。猫飼ってたから猫じゃらし持たせて、親父は『猫が狙ってるー！』なんて言って。ひどいですよね（笑）」と自身の家族をネタに盛り上げた。

また「芸能の世界では（自分は）相当、邪魔者。ベテランになっちゃって」と自分の立ち位置について触れ、「ずっと居座ってやろうかってことを考えれば、心も体もずっと一等賞を狙ってないと、この世界では一瞬で仕事がなくなる。今のところは仕事があるから、これを維持したい」とコメント。「『たけしさん、やめましょう』って言われるようになったら、コメディアンっていうのはほとんど終わり。早めに自分の体をケアして、常に現役を目指してがんばるように心していただきたい」と同世代にメッセージを送った。