映画「新選組オブ・ザ・デッド」はバナナマン日村が新選組隊士・屑山下衆太郎役で長編映画初主演を果たしたゾンビアクション。チャド・マレーンもゾンビ役で出演しており、日村は「チャドが噛むポイント間違えて、俺の肉ごといっちゃったり」と、撮影中のエピソードを明かす。
新選組とゾンビを掛けあわせるという一風変わった設定の物語で、監督は始めから日村を思い浮かべて脚本を書き上げた。「新選組がどうとか、ゾンビがどうとかではなく、『いつも通りで』というニュアンスが強かった。ヘアースタイルもほぼこのままだし(笑)」と、日村は自分のキャラクターがそのまま生かされていることに感謝する。
さらに「弱いんだけどハッタリかますところは俺に近いところがあります。ハッタリは大事ですからね。バラエティとかで振られたときに、『やれない』とは言いたくないんです。でも前に出てみるけど何にもないってことなんかしょっちゅう」と笑い、屑山と重なる部分も多々。「唯一頼れるのが、顔面と必要以上の大声。これで8割は切り抜けられます。変な顔して大声出してたら、なんか面白そうでしょ? 屑山もそういうことなんです。芸人の生き様もちょっと乗ってるというか」と、屑山のキャラと芸人の性分について説明した。
「屑山下衆太郎」という役名については「本当にもう、爆笑です。『そんなのあるんだ!?』ですよ(笑)。『お前の役、屑山下衆太郎な』『なんでだよ!』っていうコントみたい。でも屑山下衆太郎って悪口としてセンスがいいですよね」とコメント。相方・設楽の感想を尋ねると、役名と設定を聞いた時点で笑っていたといい、「これは日村さんしかできないよねっていうことは言ってくれて。見終わったあとは、一応僕主役なんですけど、出ずっぱりでないことにも笑ってました。『途中けっこう出てこないね!』って(笑)」と答える。
本気のリアクションを引き出すため、しつこいくらいに長い時間カメラを回したことも。「セリフじゃない本当の言葉が出てきて、すっごい面白かったですね」と、日村はゾンビとなった屑山と、それを牢屋に押し込めようとする新選組隊士とのやり取りをお気に入りシーンに挙げる。「僕の長編初主演作をぜひ確かめていただいて、いろいろ意見も聞きたい。これを足がかりに僕は世界に行きたいと思ってますから、みなさんのお力をお借りしたいです」とPRしたついでに、この作品を引っさげて海外に行きたいんです。そうすると向こうでいろいろ遊べるじゃないですか(笑)」と冗談交じりに野望を語った。
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佐瀬順一(セコンドワークス) @2works
主役の名前が「屑山下衆太郎(くずやまげすたろう)」ってところが最高!
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