本日12月5日、「第62回 菊池寛賞」贈呈式が都内で行われ、受賞者の
タモリは32年間にわたって生放送の司会を務めた「笑っていいとも!」(フジテレビ系)をはじめ、数多いテレビ番組の「顔」となり、日本の笑いを革新したとして菊池寛賞を受賞。そのほか、阿川佐和子、白石加代子、毎日新聞特別報道グループ取材班「老いてさまよう」、NHKスペシャル「認知症行方不明者一万人~知られざる徘徊の実態~」、若田光一が選出されている。
贈呈式でタモリは、「バラエティは評価されにくいもので、国や政府あたりからは一切無視(笑)。そうした中で菊池寛賞をいただけて大変にありがたく思っています」とスピーチ。選考顧問の平岩弓枝が受賞者それぞれに祝辞を述べたことを受けて、「平岩さんの言葉の中には、私だけが……(外されていた)」と話して笑いを誘うと、平岩はタモリの横にやって来て「タモリさんのファンではないのですが(笑)、よく見ているのですよ」と直接お祝いの言葉を贈った。
またタモリは、スピーチの中で今年3月に終了した「笑っていいとも!」に触れ、「どうしてこんなに無口なんだろう」というくらい無口なゲストがいたことを前置きする。「その年一番無口だった人に“口(くち)きかん賞”というのをあげたかった。これは実現せぬまま終わったが、まさか自分が本物をもらうとは」と驚いてみせ、会場を沸かせた。
菊池寛賞は小説家・故菊池寛が日本文化の各方面に残した功績を記念するために制定された賞。過去に夢路いとし・喜味こいし、桂三枝などが受賞している。
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