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娘&芸人の光永から見た映画「ベイブルース」

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今月10月31日(金)より東京・角川シネマ新宿、大阪・TOHOシネマズなんばにて、ケツカッチン高山初監督映画「ベイブルース 25歳と364日」が公開。同作に出演しているピン芸人で、高山の娘である光永が映画について語った。

これは、高山が亡くなった元相方・河本について書いた同名書籍を映画化した作品。映画では高山と河本が高校の野球部で出会ったのち、NSC大阪7期生となり芸人デビューを果たす。NSC時代の仲がいい同期として雨上がり決死隊らの役も登場しており、光永はそのうちの1人、元トゥナイトのなるみ役として出演している。

光永はNSC大阪30期だが、芸人デビューする前から父と番組などに出演しており、なるみとも何度も共演。元々映画の出演については、父と「ちょっとだけ、隠れキャラみたいな感じで」という話でまとまっていたところ、“ちょっとだけ”のシーンが次第に削られ、結果なるみの役に。なるみのことを「めちゃくちゃ尊敬している」という光永は「申し訳なさすぎて。娘だからいい役もらったみたいになるし……」と心配しつつ、持ち前の明るさでさっそく笑い飛ばしていた。

書籍を読んだ際には、「自分にとってはお父さんですけど、若手のときもあったんやとか、そんなことがあったんやって思いました。父と一緒にロケとか行ってたときは、父に『こうしゃべるんやで』『こうツッコまれたらこう言う』とか全部教えてもらったんです。そんなお父さんも私みたいに指示されてたんやって(笑)」と、改めて芸人・高山の姿を知った様子。初の監督に挑んだ父についても「映画監督に向いてないんじゃないですか(笑)。センスとかじゃなくて、人に優しすぎて、現場でも『もういいでしょ、やってくれてありがとう。次行きましょ、しんどくない?』って。監督さんそんなん言わへんから(笑)」と、芸人らしいトークエピソードに仕立て上げた。

出来上がった映画については「めっちゃ泣きました。5回くらい泣きました(笑)」と恥ずかしがりながらも絶賛。「高山光永から言うと、映画になったことが本当にうれしくて、すごい役者の方々が私達家族のことを演じてくださって、うちの家のことだけでこれだけの大人が動いて、すごいなと」と感謝し、「芸人としては、私の周りの芸人さんたちもケンカしたり、ネタを書く書かないとかあるので、『あー、あるある』って共感できました。あと、やっぱり河本さんのストイックさは改めてすごいなと思って勉強になりました」と頭を下げた。

最後に「ベイブルースを知ってる人はもちろん、知らない人でも、本当にあった話ということで入り込んで見てもらえると思います。父役の波岡一喜さんと、河本さん役の趙民和さんがめっちゃベイブルースなんですよ! 漫才のシーンもあるんですけど、それこそ浪岡さんがお父さんそっくり。そういうところもぜひ見ていただきたいです」とメッセージ。映画のオフィシャルサイトには、予告動画や「伝説のベイブルース」と題したページもあるので、ぜひチェックしてみよう。

映画「ベイブルース~25歳と364日~」ストーリー

漫才師を目指す河本栄得(趙民和)は、高校時代の同級生である相方の高山知浩(波岡一喜)と共にNSC(吉本総合芸能学院)の門を叩き、7期生として雨上がり決死隊、トゥナイト、矢部美幸(ナインティナインの矢部浩之の兄)らと机を並べる。卒業後はコンビ名をそれまでの河本・高山からベイブルースと改め、上方お笑い大賞最優秀新人賞やABCお笑い新人グランプリなどの新人賞を次々と獲得。当時の若手有望株の筆頭に躍り出た。歌手としてCDリリースも決まり、ベイブルースは将来を嘱望される漫才コンビに。
しかし、何もかもが絶好調だった1994年秋、河本はテレビのロケ中に体調不良を訴え、入院。それからわずか2週間後の10月31日、劇症肝炎による脳出血のため、25年と364日の生涯を閉じる。

※文中、趙民和の「民」は王へんに民が正式表記となります。

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