本日9月13日より、高山トモヒロ原作・監督映画「ベイブルース ~25歳と364日~」のミニタオル付きムビチケカードの販売がスタートした。
同作品の原作は、かつて漫才コンビ・ベイブルースとして活躍した高山が2009年に発売した書籍。人気絶頂の最中、劇症肝炎による脳出血のため、入院後わずか2週間で25年と364日という短い生涯の幕を閉じた相方・河本栄得との日々を綴った物語となっている。
高山役を演じるのは波岡一喜、河本役は趙民和。そして、ベイブルースの同期である
河本の壮絶な生きざま、そして亡き河本をいつもそばで見てきた高山監督が「辛すぎてOKが出せなかった」というラストシーンは、第6回沖縄国際映画祭でのプレミア上映で会場からすすり泣きが聞こえるほど、多くの観客の心を揺さぶった。前売特典のミニタオルが役に立ちそうだ。
今週9日にオープンした同映画のオフィシャルサイトには、映画の詳細や予告動画が掲載されているほか、ベイブルースの1年後輩で現在作家の元やるじゃねぇかーず浦井が書いたコラム「伝説のベイブルース」も。公開は10月31日より角川シネマ新宿、TOHOシネマズなんばにて。
高山トモヒロコメント
ずっとずっとアイツが蘇る日を待っていました。あれから20年、かなりの歳月が経ちましたが、今ようやく大きなスクリーンにアイツを蘇らせることができました。撮影中、もう二度と経験したくないという自分にとっての辛いシーンも、涙ながらに受け入れることもできました。アイツとはいっぱいぶつかり合ったりもしましたが、今は笑顔でアイツと語り合えるような気がします。友情、亀裂、命の尊さ、母の愛、何かひとつでも感じ取っていただければ幸いです。そして皆様には直接関係のない話になってしまいますが、アイツのオカンが、「25歳と364日しか生きられなかった息子やけど、立派な息子やったやろ!? 自慢の息子やねん!」と胸を張って言える日がくるといいなあと、心より思っています。アイツに、そして皆様に、ありがとう。
映画「ベイブルース~25歳と364日~」ストーリー
漫才師を目指す河本栄得(趙民和)は、高校時代の同級生である相方の高山知浩(波岡一喜)と共にNSC(吉本総合芸能学院)の門を叩き、7期生として雨上がり決死隊、トゥナイト、矢部美幸(ナインティナインの矢部浩之の兄)らと机を並べる。卒業後はコンビ名をそれまでの河本・高山からベイブルースと改め、上方お笑い大賞最優秀新人賞やABCお笑い新人グランプリなどの新人賞を次々と獲得。当時の若手有望株の筆頭に躍り出た。歌手としてCDリリースも決まり、ベイブルースは将来を嘱望される漫才コンビに。
しかし、何もかもが絶好調だった1994年秋、河本はテレビのロケ中に体調不良を訴え、入院。それからわずか2週間後の10月31日、劇症肝炎による脳出血のため、25年と364日の生涯を閉じる。
※文中、趙民和の「民」は王へんに民が正式表記となります。
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リンク
- 『ベイブルース ~25歳と364日~』公式サイト
- 映画「ベイブルース~25歳と364日~」 @bayblues_movie
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さいごうポン太 @saigoh_ponta
タラレバは嫌いだけど、河本栄得が生きていたら上方漫才…いや日本の漫才の歴史は変わっていたと思う。それほどベイブルースの漫才は面白かった。ぜひ見て下さい。RT @owarai_natalie: 映画「ベイブルース」前売特典に涙拭くタオル http://t.co/LnhlEXL8FF