「旋風を」30周年の桂三風に師匠文枝が期待

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昨日8月7日、大阪・吉本興業にて「桂三風30周年独演会」開催発表会見が行われ、桂三風と師匠の桂文枝が出席した。

「桂三風30周年独演会」開催発表会見に出席した桂三風(右)と師匠の桂文枝(左)。(c)吉本興業

「桂三風30周年独演会」開催発表会見に出席した桂三風(右)と師匠の桂文枝(左)。(c)吉本興業

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三風は「吉本の落語家として、やはり本拠地のなんばグランド花月で落語をするのがひとつの目標であり夢でした。30周年は大々的に、師匠とオール阪神・巨人師匠にゲストに来ていただきます。そして自分が持っている作品の今一番おもしろい2作、また気に入っている落語を映画化して、皆さんに楽しんでもらうというふうに思っています」と、独演会の内容についてコメント。文枝は「彼には落語界に新しい風を吹かせてほしいという思いでこの名前を付けたんですが、どうも今まで風が吹いてるように思えないような高座を続けてきました。そよ風みたいな、生温かい風とか。私としては、もうそろそろ旋風を起こしてほしいと思っています」と背中を押した。

30年間の三風の成長については、文枝から「この間は私がやった『引き出物』という落語をやってくれましたが、これが誠によかった。表現力がよかった」と褒め言葉。「自分で工夫するというか。その前に『ハンカチ』という落語をよくやってくれていたんですが、それは2丁拳銃の小堀が作った作品で。『そろそろ自分の作品も作ったらどうや』と言ったら、こうしていろいろ作品も作ってきたわけですけども、今回は大変自信のある落語という2作。進化した三風をきっと見せていただけるもんやと思っています」と期待していた。

そんな師匠に三風は終始感謝しつつ、「師匠の創作落語はすごくクオリティが高いし、なかなか追いつかないんですけど、できるだけ師匠に近づけるようにいい作品を作っていきたいと思います」と意気込み。「自分の作品をしっかり聞かせられる落語家になりたいと思っています」と語った。

独演会のオープニングに約20分間上映予定のサイレント映画「下町の理髪店」は、散髪屋の常連客であるヤンキーが主人公の物語。前半に披露する落語「目指せ!ちょっと岳」は、三風が上毛高原で見かけた、登山に向かうおばちゃんたちのエピソードをモチーフにしている。後半に披露する「農といえる日本」は、都会へ行ってしまった若者が故郷へ帰って農業を始めるという落語。中入り後は、オール阪神・巨人以外に、ある街のゆるキャラも登場するとのことだ。チケットは本日8月8日より各プレイガイドにて販売。

桂三風30周年独演会

日時:2014年10月31日(金) 18:40開場 19:00開演
会場:大阪・なんばグランド花月
料金:前売3000円 当日3500円
出演者:桂三風
ゲスト:オール阪神・巨人 / 桂文枝 ほか

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あさい @asai165

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