ライスが2年ぶり返り咲き優勝「キングオブエロス2013」

昨日9月28日、東京・ヨシモト∞ホールにてイベントライブ「キングオブエロス2013～真のエロいコント日本一を決める！～」が開催され、ライスが2年ぶり3度目の優勝を果たした。

コント師日本一の称号を賭けた「キングオブコント2013」の熱戦が終わって1週間。エロいコント師日本一の称号を賭けた「キングオブエロス2013」も幕を開けた。今回いつの間にか決勝に進出したのは、アームストロング、ライス、チョコレートプラネット、トップリード、シソンヌ、ラブレターズ、犬の心、インポッシブル＆ガリバートンネルのエロユニット・ホットセクシーズ。ライス、ホットセクシーズ以外は、アーヌストロング、床上手プラネット、メス犬の心と“エロコント師ネーム”で参戦した。

開会宣言は“エロの権化・ピンクニック”ことMCのピクニック。立ち見であふれかえる会場を見渡すと、「お前らバカヤローだ!!」と、ピンクニックなりの感謝の言葉を浴びせた。出場者が舞台に全員集合しピンクニックが意気込みを聞いていくと、初登場のラブレターズ塚本は涙をこらえながら「ほんとに来たかった舞台なんです」と感無量の様子。同じく初登場のトップリード新妻は「同じ事務所のアルコ＆ピースが『キングオブコント』で受精のネタをやりまして、太田プロでは下ネタ禁止令が出たんですけど」と困惑しつつも、「アルピーの分までガッツリやります！」と、迷いを振り切った。

前回3連覇を賭けた戦いでメス犬の心に優勝をさらわれたライスは冒頭から臨戦態勢。田所はピンクニックを「ダアホー！」と怒鳴りつけ、関町は「服が透けて見えるメガネ」を持参し気合を見せつけた。前回優勝者メス犬の心は押見がびしょびしょになって登場。「これまでオープニングでみんないろいろやってたのに今年は僕だけ。楽勝な感じです」と余裕のコメントを残した。

そして今回ラブレターズ溜口が自ら開会の歌を用意。「それが大事」に乗せた心の叫びを、観客は起立し手拍子しながら見守った。ネタは3組続けて披露し、その後「ピンクニックが信頼を置くすごくエロい人」が付けた点数を発表。まずは床プラのエロ妖怪コント、ホットセクシーズのショートセクシー3本立て、シソンヌのエロシュールコントで、それぞれ84点、89点、85点という結果に。ラブレターズのコント「思春期」、トップリのお持ち帰りネタ、ライスのエロオーディションネタはそれぞれ89点、90点、98点。最後はアーヌの昭和ドラマ風コント、メス犬の心のアットホームコントで、アーヌが96点、メス犬の心が97点となり、ライスがメス犬の心から1点差で優勝を奪い返した。

優勝の瞬間、田所は涙し、関町はガッツポーズ。「審査員の趣味とガチっと合って。運が良かったのかな」（田所）、「去年負けて悔しくて」（関町）と、2人とも声を詰まらせながらその思いを語った。最後はピンクニックから「来年はルミネtheよしもとでの開催を予定しています」とサプライズ発表。これには観客のみならず、出場者たちも、「えー!!」と驚いていた。果たして来年優勝するのはどのエロコント師なのか。お楽しみに。