音楽ナタリー Power Push - YURiCa/花たん

ボカロPと手を取り合った“原点回帰”の1枚

参加ボカロPからのコメント&花たんへの質問

  • OSTER project

    ──書き下ろし曲「Flower Rail」について

    今回の楽曲は、初心に戻ってもう一度スタートを切る前向きな気持ちをテーマに制作しました。

    私自身もここ数年花たんとともに作品を作り上げていく中で、彼女の持つ思いに触れてきたので、フィットする歌詞が書き上げられたと思います。

    花たんの力強く説得力のある歌声によって、歌詞を書いた自分自身も、初心を忘れずに希望を胸にがんばっていこうと、力強く励まされているような気持ちになりました。

    ──花たんへの質問

    好きなお肉の部位はどこですか?

    from 花たん
    カルビとかハラミとかが基本的に好きですが、このあいだ「この味、初めて食べた! 感動」って思ったのはランプでした。ちょっと癖があるんですけど、それが個人的にすごくおいしくて。お店にランプがあるとつい頼んじゃいます。
  • buzzG

    ──書き下ろし曲「Psycho theory」について

    花たんが歌って最高のものになるように曲を書いたので、もうこれ以上ないってくらいのハマり方をしていたと思います! 想像通りというか、想像を1つ2つ超えてくるような、そんな歌が聴けました。

    ──花たんへの質問

    ゲームがお好きみたいですけど、最近何やってるんですか? 僕は「Splatoon」です。

    from 花たん
    「Splatoon」もやるんですけど、超ライト勢です(笑)。今、1年以上やってるゲームは「ファイナルファンタジーXIV」ですね。ゲームは好きでいろいろやるんですけど、最近集中してやれる時間がなくなってきちゃって。それでもひたすら1日中できるゲームが「ファイナルファンタジーXIV」なんです。
  • てにをは

    ──書き下ろし曲「かまってウォーアイニー」について

    ラブソングに限らず、僕は歌詞を書くとき自分の中の思いを物語やキャラクターに仮託させることが多いのですが、今回はキョンシー娘に出演してもらいました。ホラー映画の見過ぎでこの世を去り、なおかつなぜかキョンシーとしてよみがえる。たまにはそういうラブソングがあってもいいいですよね。

    ──花たんへの質問

    2度目の人生があるとしたら、どんな仕事に就いてみたいですか?

    from 花たん
    仕事というか、お金に困らない人間になりたいです。だから石油王!
  • 40mP

    ──書き下ろし曲「極夜街」について

    自分はいつもは日常の風景を歌ったような楽曲をつくることが多いのですが

    今回、珍しくファンタジーな楽曲制作にチャレンジしてみました。

    100年に1度だけ夜明けが訪れる街で、太陽の光を待ち続ける少女…

    というテーマで曲を書き上げましたが、

    少女の陰と陽の心情が花たんさんの歌声によって見事に表現されていて

    レコーディングのときは終始感動してしまいました。

    ──花たんへの質問

    自分も最近、ボーカルとして歌う機会が多くなってきたのですが、歌の奥深さと難しさを痛感しています。花たんさんが歌を歌うとき、もしくは日常生活で歌のために心がけていることがあれば教えていただきたいです。

    from 花たん
    私は、20年以上ずーっとカラオケに通い続けていただけで、バンドを組んでいたわけでもボイトレに行ってたわけでもないんです。よくボーカリストの方が「部屋の湿気を大事にする」っておっしゃってますけど、そういうのも気にしたことがなくて。だから心がけているのは歌うとき、歌詞と曲の雰囲気を感じて「ちょっと静かに歌ったほうがいいのかな」とか「この歌詞だと、曲が落ち着いていても、ちょっと強めに歌おう」とか、とにかく感情を付けて歌うということを私は大事にしています。
  • きくお

    ──書き下ろし曲「うらみのワルツ」について

    みんなの夢を叶えてくれる、おとぎの国の話です。

    花たんはさすがで、すごいです。

    ──花たんへの質問

    花たんに曲を作るとき、俺はいつも「花たんならきっとやってくれる」という気持ちで難しいメロディを作ることがあります。今回はどのへんに「がんばらなきゃ」というところを感じましたか?

    from 花たん
    今回の楽曲は「ミュージカル調にした」と聞いていたので、普段だったら歌い上げる部分をちょっと語りかけるように優しく歌ってみたり、雰囲気を大事にするよう意識しました。歌詞に出てくる言葉1つひとつを大事に歌うことに気をつけて歌っています。
ニューアルバム「Flower Rail」 / 2015年10月21日発売 / Subcul-rise Record
「Flower Rail」
初回限定盤 [CD+DVD] 2592円 / SCGA-00040
通常盤 [CD] 2160円 / SCGA-00041
CD収録曲
  1. Flower Rail
    [作詞・作曲:OSTER project]
  2. Psycho theory
    [作詞・作曲:buzzG]
  3. かまってウォーアイニー
    [作詞・作曲:てにをは / CV:吉野裕行]
  4. 極夜街
    [作詞・作曲:40mP / piano:まらしぃ]
  5. うらみのワルツ
    [作詞・作曲:きくお]
  6. Reason for being
    [作詞・作曲:ダルビッシュP]
  7. 時の終着点
    [作詞・作曲:かめりあ]
  8. Color
    [作詞:YURiCa / 作曲:YURiCa、ダルビッシュP / 編曲:ダルビッシュP]
  9. Cinderella Holic
    [作詞・作曲:TOKOTOKO]
  10. Linaria
    [作詞・作曲:まらしぃ / 演奏:logical emotion]
<ボーナストラック>
  1. 「千本桜」Studio Live Session
  2. 「飴か夢」Studio Live Session
初回限定盤DVD収録内容
  • レコーディングメイキング
  • ショーケースライブレポート(8/8渋谷Star lounge)
YURiCa/花たん「Flower Rail」レコ発ワンマンライブ

2015年11月8日(日)
東京都 下北沢GARDEN

YURiCa/花たん(ユリカ/ハナタン)

ニコニコ動画やYouTubeなどの動画共有サイトを中心に活動する女性シンガー。2008年2月に「ハジメテノオト」の歌唱動画を初投稿した。2009年4月に投稿した「ロミオとシンデレラ」が“歌ってみた”カテゴリでランキング1位を獲得し、その知名度を一気に広める。2011年6月には1stアルバム「FLOWER DROPS」をリリース。アルバム収録曲「笹舟」は、TBS系テレビ「教科書にのせたい!」のエンディングテーマとしてオンエアされた。2013年にはボカロ曲のカバーを集めたアルバム「FLOWER」を発表している。2015年8月に初のワンマンライブ「『Flower Rail』YURiCa/花たん ShowCase Live」を開催。同年10月にニューアルバム「Flower Rail」をリリースする。