この曲、ほんとにもう好きーーーーー！

──シングルにはもう1曲、「Delight」も収録されますね。これは「スペースワールド 2013冬」TVCMソングになっていました。

九州限定で流れていたCMなので、今回シングルに収録できてうれしいです。この曲、ほんとにもう好きーーーーー！って感じの歌詞になっていて（笑）。

──伸ばしましたねえ（笑）。恋が始まった瞬間の女の子の感情がリアルに描かれています。

「思いが止められない！」「この思いを早く伝えたい！」っていう感情が乗った、すごくハッピーな曲なんです。「動き出したこの心 光よりも速く届けて」っていう歌詞は、女の子だったら誰でも絶対思うことだと思いますね。まだ片思いではあるんだけど、それって一番楽しい時期でもあって。日常のすべてがキラキラして見えてきて、自分が映画の主人公になったような気持ちになっちゃうんです。

──相当共感したみたいですね。

女性の方が書いてくださった歌詞でもあるので、とにかくもう共感しまくりでした。女子なら絶対わかる！

あふれる思いが表情でバレるタイプ

──安田さんは実際、あふれる思いを相手に届けるタイプなんですか？

私の場合は……届けるというよりかは顔に出ちゃうみたいな（笑）。

──あははは（笑）。言わずとも光の速さでバレちゃうんだ。

そう（笑）。すごくわかりやすいみたい。それがちょっと悩みなんですよね。ポーカーフェイスの人にすごく憧れるんですけど、どうしてもダメみたいで。

──安田さんの思いに気付いて、相手から告白してくれたりってこともありそうですよね。

ってこともありましたね。女子は男子から告白されたいものなんで、それはそれでうれしいんですけど。

──ならバレても結果オーライですよね。

そっか。いいのか。じゃこのまんまでいきます（笑）。

──サウンドはストリングスが印象的な使われ方をしていますよね。

すごくキレイだし、サビ以外のところではスピード感が出るような使われ方で。気持ちいいですよね。

──ボーカルのレコーディングはいかがでした？

歌詞に共感しまくりだったので、すごい楽しかったです。昔、片思いしてた人を思い出したりしながら歌いましたね。けっこうスムーズに録れたと思います。自分の性格的にはこういうハッピーな曲のほうが気持ちを乗せやすいところがあるみたいです。

──全体的にハッピーな歌声になっていると思うのですが、曲中の「Delight」っていうフレーズの部分だけはちょっと切なげに歌ってますよね。それがすごくいいアクセントになっているなと思ったんですが。

ああ、確かにそうですね。少しスパイスを効かせたんだと思います。意識的にではないんですけど。

──歌に関してはやっぱり感覚的な部分を大事にしてるんですね。

玉井さんに方向性を導いてもらうことはもちろんありますけど、基本は感覚ですね。それが自分らしく歌うことだと思うので。

早く夏の曲が歌いたい！

──安田さんが持っている表情の幅を感じさせる3曲を収録したこのシングルが完成した今、何か思っていることはありますか？

本当にそれぞれ雰囲気の違う3曲になりましたね。どれもお気に入りなので、全部を早くライブで歌いたいです。レコーディングのときにもライブのイメージは常にしてるんですよ。ボーカルブースは狭いですけど、すごく広いステージで堂々と披露している気分で歌っているので。それを早く実現させたいなって。

──今回のシングル購入者限定でのライブが決まっているそうじゃないですか。

そうなんですよ！ 時間はそんなに長くないと思うけど、一応ワンマンライブではありますからね。うわー緊張するなあ（笑）。でも、人生初ライブを経験した去年からの成長をしっかり見せられるようにがんばりたいなって思います。

──今年は昨年以上に精力的に動く安田さんが見られそうですね。

今年は音源もどんどん出していきたいですね。で、早く夏の曲が歌いたい！（笑）

──ほんとに夏の曲を狙ってるんですね（笑）。

そうですよー！ みんながジャンプして盛り上がってくれるような夏の曲が歌いたいんです。テーマはビーチがいいかな。それを夏フェスで歌えたら最高ですね。