タンクトップくんのアニメーションを作りたい
──もう1つのカップリング曲「タンクトップくんのキャラソン」は「ざつにどうぶつしょうかい」(「げんきいっぱい」のカップリング曲)のような子供も楽しめる曲ですよね。
こやま 「ざつにどうぶつしょうかい」と同じ1年前くらいにできた曲で、ずっと出しどころを考えていたんですよ。僕の中で“3曲目は子供向けの曲を入れてみようのコーナー”のブームが起きていて、そのブームに乗りました。
しばた 乗るも何もただのマイブームやん。
──「タンクトップくん」はヤバTのキャラクターですけど、完全にそういうアニメがあって、そのオープニングテーマのような曲だなと思いました。
こやま アニメを付けるつもりで作った曲なんですよ。まあ今はないんですけど、余裕があればタンクトップくんのアニメーションを作りたいなと思っていて。
──おお、それは楽しみです。しかし“キャラソン”を作るとは、よく思い付きましたね。
こやま キャラソンに「○○のキャラソン」っていうタイトル普通付けませんよね。腹立つでしょ? 仮タイトルは「がんばれタンクトップくん」とか「走れタンクトップくん」みたいな感じやったんですよ。でもそこはあえて「タンクトップくんのキャラソン」にしました。
どうせアンコールの1曲目やろ
──同時発売のライブDVD「Tank-top of the DVD II」は「ヤバイTシャツ屋さん "Galaxy of the Tank-top" TOUR 2018 ~追加ワンマン公演~」の大阪・Zepp Osaka Bayside公演の模様をパッケージした作品ですね。
こやま 前回のDVD(「Tank-top of the DVD」)も自信があったけど、今回もすごくいいんですよ。
しばた 安いからとにかくみんな観てほしい。
こやま 前回よりもめちゃくちゃパワーアップしてると思うし、みんなに観てもらいたいです。特典の“おもしろ映像”が25分も入ってますよ。前回よりも長い。“おもしろ映像”は自分で編集しました。
──自分で映像編集までするアーティストはなかなかいないですよね。
こやま そろそろ何かあきらめたほうがええはずなんですけど、あきらめたくないんですよね。でもライブ映像は専門外なのでプロにおまかせしてます。
──このシングルとDVDをリリースしてすぐ「ヤバイTシャツ屋さん “とってもうれしいたけ” TOUR 2018」がスタートします。
こやま シングルツアーは昔の曲やりがちですからね。期待しておいてほしいです。
しばた 自主制作盤にしか入ってない曲もきっとやるよな。
こやま 「Don't stop SNS」は絶対やる。で、今回のシングルの曲はどこに置いたらええんや……マジでむずい。
しばた 「キャラソン」はムズいなあ。
こやま どうせアンコールの1曲目やろ(笑)。
──こやまさんともりもとさんはこのツアーのうちに誕生日を迎えますね。
もりもと しかも両方移動日(笑)。
こやま ウケるよなあ。
もりもと 誕生日迎えて最初のライブは秋田かあ。フェスではあるけど、ツアーで初めて行く土地で誕生日を迎えられるのはワクワクしますね。
こやま ツアー楽しみやんな。勝手に自分の誕生日沖縄で祝おうかな。
しばた ええやん。自分への誕生日プレゼントも買ってな。
中学高校生のみんなはたくさん曲を聴いて
──シングル、アルバム、DVDを出して、ツアーを回って、大型フェスの最大級のステージに出て、ヤバTはわりとロックバンドがやりたいことを1周したような印象なんですが、今後何か新しいことにチャレンジしていく予定はありますか?
こやま CDできたばっかりで次のことまだ何も考えたくないです、できることなら(笑)。いやー、でも本当に僕ら何しましょうね。本当に。
──では質問を変えて、最近はどんなことからインプットを得て制作に臨んでいますか?
こやま 皆さん「バック・トゥ・ザ・フューチャー」って映画、知ってます?
もりもと そんな名作知ってるわ!
しばた 当たり前やろ。
こやま 最近10年ぶりに観たんですよ。間違えて3、1、2の順で観たんですけどクソおもろくて。天才やと思った。
もりもと そうやって褒められるタイプの映画じゃないよ。
こやま あと「カメラを止めるな!」は面白すぎてブチ切れそうでした。平日の昼間に観たんですけど、映画館が満員で。
しばた 面白いよな。もりもとも早く観てや。うち何回でもあの映画観れるで。
こやま はよ観たほうがええよ。て言うか、同じものをバンド内で共有するって大事やから。3人で同じ作品を観ることによってMCのネタが生まれるかも知れへんし。まあ「カメラを止めるな!」のネタバレをMCでしたら、そこにいるまだ観てない人らみんな敵になる可能性もあるけどな(笑)。
もりもと なる早で観ますって。すみません!
──音楽より映画からのインプットが多いですか?
こやま うーん、どうでしょう。音楽も聴いてますよ。スペシャ(スペースシャワーTV)も観てるし、LINE MUSICとAWAも入ってるし、家の中で音楽をずっと垂れ流してます。でも結局自分の創作には中学高校の頃に聴いていた曲からの影響が大きいと思います。その頃から全然進歩せえへん。
しばた まあ人ってそんなもんやろ。根本的な部分は変わらんから。
こやま 曲作りする人に聞いてもやっぱりそういう人が多いんですよね。中高のときのインプットがすべてになってるって人。だから中学生、高校生のみんなはたくさん曲を聴いて、好きな音楽を増やしていってください。
しばた すごいシメやな。OBが高校生に向けて語ってるような(笑)。
こやま 音楽を中高時代にたくさん聴いていてよかったなと最近ホンマに思いますよ。僕らの時代にiPodがあってよかったって。
※記事初出時、特典映像の収録時間に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
- ヤバイTシャツ屋さん「とってもうれしいたけ」
- 2018年9月19日発売 / UNIVERSAL SIGMA / BADASS
-
初回限定盤 [CD+DVD]
1620円 / UMCK-9949 -
通常盤 [CD]
1188円 / UMCK-5657
- CD収録曲
-
- KOKYAKU満足度1位
- 君はクプアス
- タンクトップくんのキャラソン
- KOKYAKU満足度1位(岡崎体育 remix)
- 初回限定盤DVD収録内容
-
- ヤバイTシャツ屋さんのうれしいたけツアー
- ヤバイTシャツ屋さん
「Tank-top of the DVD II」 - 2018年9月19日発売 / UNIVERSAL SIGMA / BADASS
-
[DVD]
3600円 / UMBK-1264
- 収録内容
-
- オープニングドキュメンタリー「破れ、心のタンクトップ」
- Tank-top in your heart
- DANCE ON TANSU
- Universal Serial Bus
- ウェイウェイ大学生
- あつまれ!パーティーピーポー
- MC(1)
- L・O・V・E タオル
- 気をつけなはれや
- メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲
- ZIKKA
- MC(2)
- 眠いオブザイヤー受賞
- ベストジーニスト賞
- 天王寺経由してなんば
- スプラッピ スプラッパ
- MC(3)
- 喜志駅周辺なんもない(bossa nova ver.)
- ドローン買ったのに
- MC(4)
- 鬼POP激キャッチー最強ハイパーウルトラミュージック
- とりあえず噛む
- Tank-top of the world
- MC(5)
- サークルバンドに光を
- ネコ飼いたい
- 無線LANばり便利
- ヤバみ
<アンコール>
- 肩 have a good day -2018 ver.-
- 喜志駅周辺なんもない
- ハッピーウェディング前ソング
おもしろ特典映像(初回限定盤のみ)
- おもしろ全国ツアーのおもしろメンバーのおもしろ様子
- ツアー情報
ヤバイTシャツ屋さん “とってもうれしいたけ” TOUR 2018 -
- 2018年10月5日(金) 山口県 周南RISING HALL
- 2018年10月6日(土) 長崎県 DRUM Be-7
- 2018年10月10日(水) 大分県 DRUM Be-0
- 2018年10月11日(木) 愛媛県 WStudioRED
- 2018年10月17日(水) 茨城県 mito LIGHT HOUSE
- 2018年10月20日(土) 秋田県 Club SWINDLE
- 2018年10月21日(日) 青森県 青森Quarter
- 2018年10月26日(金) 沖縄県 桜坂セントラル
- 2018年11月3日(土・祝) 北海道 帯広MEGA STONE
- 2018年11月4日(日) 北海道 CASINO DRIVE
- 2018年11月7日(水) 富山県 MAIRO
- 2018年11月9日(金) 京都府 KBSホール
- 2018年11月12日(月) 三重県 CLUB ROOTS
- 2018年11月13日(火) 静岡県 LIVE ROXY Shizuoka
- 2018年11月15日(木) 神奈川県 CLUB CITTA'
- ヤバイTシャツ屋さん TOUR 2019(仮)
-
- 2019年1月27日(日) 北海道 Zepp Sapporo
- 2019年2月1日(金) 大阪府 Zepp Osaka Bayside
- 2019年2月2日(土) 大阪府 Zepp Osaka Bayside
- 2019年2月10日(日) 宮城県 チームスマイル・仙台PIT
- 2019年2月16日(土) 福岡県 Zepp Fukuoka
- 2019年2月17日(日) 愛知県 Zepp Nagoya
- 2019年2月22日(金) 東京都 Zepp Tokyo
- 2019年2月23日(土) 東京都 Zepp Tokyo
- 2019年3月9日(土) 香川県 高松festhalle
- 2019年3月10日(日) 高知県 CARAVAN SARY
- 2019年3月12日(火) 岡山県 YEBISU YA PRO
- 2019年3月13日(水) 鳥取県 米子 AZTiC laughs
- 2019年3月19日(火) 兵庫県 MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎
- 2019年3月21日(木・祝) 広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA
- 2019年3月23日(土) 鹿児島県 CAPARVO HALL
- 2019年3月24日(日) 熊本県 熊本B.9 V1
- 2019年4月7日(日) 岩手県 Club Change WAVE
- 2019年4月8日(月) 福島県 HIPSHOT JAPAN
- 2019年4月10日(水) 栃木県 HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
- 2019年4月11日(木) 群馬県 高崎clubFLEEZ
- 2019年4月13日(土) 長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX
- 2019年4月15日(月) 新潟県 NIIGATA LOTS
- 2019年4月16日(火) 石川県 金沢EIGHT HALL
- ヤバイTシャツ屋さん(ヤバイティーシャツヤサン)
- こやまたくや(G, Vo)、しばたありぼぼ(B, Vo)、もりもりもと(Dr, Cho)からなる男女ツインボーカルのスリーピースバンド。2013年10月に大阪芸術大学に通っていた3人により結成された。2015年に本格的に活動を開始し、「SUMMER SONIC 2015」の企画「出れんの!?サマソニ!?2015」では投票数が963組中2位という結果により出演権を獲得。ダイノジ大谷ノブ彦賞を受賞した。王道のメロコアサウンドと秀逸なリリックがロックファンのハートをつかみ、11月にフルアルバム「We love Tank-top」でユニバーサルミュージック内のレーベルUNIVERSAL SIGMAよりメジャーデビュー。2017年4月にニューシングル「どうぶつえんツアー」を発表し、5月にはワンマンツアー「“どうぶつえんツアー”ツアー 2017 ~ワンマン~」を開催。東京・新木場STUDIO COASTで行われた追加公演を含め、全公演のチケットをソールドアウトさせた。春から夏にかけては16の音楽フェスに出場。9月にはロッテ「キシリトールガム」の発売20周年記念プロジェクトのために書き下ろした楽曲「とりあえず噛む」などを収録したシングル「パイナップルせんぱい」と、新木場STUDIO COAST公演の模様を収めた初の映像作品「Tank-top of the DVD」を同時リリースし、シングルはオリコン週間シングルランキング2位、DVDはオリコン週間DVDランキング3位を獲得。2018年1月に発表した2ndフルアルバム「Galaxy of the Tank-top」はiTunes週間アルバムランキングで1位に輝いた。対バンを迎えたツアーを2カ月かけて行ったのち、追加公演として3月に東名阪のZeppでワンマンライブを実施。5月には「学校法人 日本教育財団 モード学園(東京・大阪・名古屋)2018年度TVCM」のタイアップソングとして書き下ろした「鬼POP激キャッチー最強ハイパーウルトラミュージック」を収録したシングル「げんきいっぱい」をリリース。6月にはメンバーの地元を回る凱旋ツアー「ヤバイTシャツ屋さん “げんきいっぱい” TOUR 2018」を行った。
2018年9月21日更新