課題点が見つかるようになった
──前回のインタビュー(参照:ヤバイTシャツ屋さん「どうぶつえんツアー」インタビュー)では自分たちのことは「すごい過大評価されてる」とおっしゃっていましたが、あれから少し経ってその差は埋まってきましたか?
こやま うーん、伸びしろの部分にいると言えば聞こえはいいんでしょうけど……でも1年前と比べたら成長したのかなと思いますね。まだまだ成長途中なので、このタイミングでいろんなステージに立たせてもらうのはありがたい反面怖いなあともやっぱり思います。
しばた 今ちょうど自分たちの課題点がどんどん見つかってきてるんですよ。ざっくり「微妙なライブやったな」と振り返るだけじゃ成長できないと思うんで、「次はここを直そう」っていうのを見つけられるようになったのは本当によかったなと思います。
もりもと 僕も見つけた課題を1つずつクリアしていけてる実感がすごくあって充実してますね。あとほかのアーティストのライブを観ることが増えていろいろ勉強になっています。
こやま ほんまにデビューしてから楽しいよな。1年前のライブなんて今観たら吐きそうになる。今もヘタなんですけど、今よりめちゃくちゃヘタで勢いだけでライブやってて。よくこのクオリティでライブやってたなって。
しばた でも1年前はさらにその1年前の映像を観て同じこと言ってたから、来年は今年の映像を観て「イヤやな」って言うんやろうな。
もりもと それが成長するってことなんでしょうね。
──新木場STUDIO COASTのライブでしばたさんは「ステップアップするならZepp Tokyoで2DAYSじゃない?」とおっしゃっていましたね。で、実際に年明けからのツアーでそれを実現するという。目標を掲げてそれに向かっていく姿勢はファンとしてすごく応援しがいがあるなと思います。
しばた 私らはずっとショーレースとかに出て、優勝して、また新しい目標見つけてがんばってきたので、これからもそうやってやっていけたらと思っています。あの頃と違うのはメンバーで演奏面について話し合う機会が増えたことですかね。昔はライブが終わったら演奏じゃなくてMCの反省ばっかりしとったし。演奏についても話すようになったのは成長ですね。
──そうなったきっかけはなんなんでしょうか?
こやま 関西中心に活動していた頃のヤバTにとって演奏力はそこまで気にする部分じゃなかったんですよ。それよりもどれだけお客さんを楽しませられるかっていうところに重きを置いてたので。でも最近はフェスとかで有名なアーティストと肩を並べて演奏することが増えて、その中であからさまに自分らがしょぼい音を鳴らしてるのがホンマにイヤやと思うようになったんですよね。いろんな場数を踏んでいくことで意識がだいぶ変わった気がします。
もっと人気者になりたい
──次の活動としてはツアーが決まってますが、今後どんなバンドになっていきたいかというビジョンはあるんですか?
こやま 10-FEETみたいに20年やっててもずっと人気があるバンドになりたいですね。このご時世なのにCDもめっちゃ売れてるし。「ピークが過ぎたな」とは絶対に言われたくないです。あとWANIMAみたいになりたい。
しばた WANIMA、人気者やもんな。
もりもと 同じスリーピースやしな。WANIMAのライブを観たあと3人でよく自分らのライブとの違いとか話すし。
こやま WANIMAはCDがめっちゃ売れてるし、タイアップもたくさんあるし、ライブの動員もあるし……それに曲をポップスに寄せるわけやなくて、自分たちの色で、ちゃんと自分たちの名前を広げていけてる。そういう状況が本当にすごいなと思ってます。だから僕らもライブや映像で知ってくれた人が好きになってくれて、それが広まっていく状況が続いていけばいいなと思ってますね。やっぱりずっとネクストブレイクの位置にい続けたいです。来年も「2018年に来るアーティスト」として紹介されるようにがんばります。
- ヤバイTシャツ屋さん「パイナップルせんぱい」
- 2017年9月20日発売 / UNIVERSAL SIGMA / BADASS
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初回限定盤 [CD+DVD]
1620円 / UMCK-9922 -
通常盤 [CD]
1188円 / UMCK-5636
- CD収録曲
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- ハッピーウェディング前ソング
- 眠いオブザイヤー受賞
- とりあえず噛む
- ハッピーウェディング前ソング(岡崎体育 remix)
- 初回限定盤DVD収録内容
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- ヤバイTシャツ屋さんのパイナップルツアー
- ヤバイTシャツ屋さん「Tank-top of the DVD」
- 2017年9月20日発売 / UNIVERSAL SIGMA / BADASS
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[DVD] 3500円
UMBK-1253
- 収録内容
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- オープニングドキュメンタリー「タンクトップ神誕生」
- Tank-top of the world
- 寝んでもいける
- メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲
- -MC①-
- L・O・V・E タオル
- DQNの車のミラーのところによくぶら下がってる大麻の形したやつ
- Don't stop SNS
- ZIKKA
- -MC②-
- ウェイウェイ大学生
- 天王寺に住んでる女の子
- 週10ですき家
- 喜志駅周辺なんもない
- -MC③-
- とりあえず噛む
- 反吐出る
- 流行りのバンドのボーカルの男みんな声高い
- スプラッピ スプラッパ
- 無線LANばり便利
- ネコ飼いたい
- ヤバみ
- -アンコールMC-
- 肩 have a good day
- あつまれ!パーティーピーポー
(おもしろ特典映像)
- おもしろライブ当日のおもしろメンバーのおもしろ様子
- ヤバイTシャツ屋さん「ヤバイTシャツ屋さん TOUR 2018(仮)」
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- 2018年1月13日(土)広島県 広島CLUB QUATTRO
- 2018年1月14日(日)岡山県 YEBISU YA PRO
- 2018年1月19日(金)熊本県 熊本B.9 V1
- 2018年1月20日(土)福岡県 DRUM LOGOS
- 2018年1月21日(日)長崎県 DRUM Be-7
- 2018年1月24日(水)新潟県 GOLDEN PIGS RED
- 2018年1月28日(日)北海道 札幌PENNY LANE24
- 2018年1月30日(火)石川県 金沢EIGHT HALL
- 2018年1月31日(水)長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX
- 2018年2月3日(土)香川県 高松MONSTER
- 2018年2月4日(日)愛媛県 WStudioREDD
- 2018年2月6日(火)兵庫県 MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎
- 2018年2月7日(水)京都府 KYOTO MUSE
- 2018年2月10日(土)大阪府 なんばHatch
- 2018年2月12日(月・祝)愛知県 DIAMOND HALL
- 2018年2月14日(水)静岡県 LiveHouse 浜松 窓枠
- 2018年2月16日(金)岩手県 Club Change WAVE
- 2018年2月17日(土)宮城県 Rensa
- 2018年2月19日(月)栃木県 HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
- 2018年2月20日(火)群馬県 高崎clubFLEEZ
- 2018年2月23日(金)東京都 Zepp Tokyo
- 2018年2月24日(土)東京都 Zepp Tokyo
- ヤバイTシャツ屋さん(ヤバイティーシャツヤサン)
- こやまたくや(G, Vo)、しばたありぼぼ(B, Vo)、もりもりもと(Dr, Cho)からなる男女ツインボーカルのスリーピースバンド。2013年10月に大阪芸術大学に通っていた3人により結成された。2015年に本格的に活動を開始し、「SUMMER SONIC 2015」の企画「出れんの!?サマソニ!?2015」では投票数が963組中2位という結果により出演権を獲得。ダイノジ大谷ノブ彦賞を受賞した。2016年は「VIVA LA ROCK 2016」を皮切りに多くのイベントに出演。王道のメロコアサウンドと秀逸なリリックがロックファンのハートをつかみ、ロックフェスやサーキットイベントでライブをした際には入場規制を連発させた。8月に大阪・BIGCATにて行った自身最大規模のワンマンライブ「まだ早い。」の会場にて、11月にユニバーサルミュージック内のレーベルUNIVERSAL SIGMAよりフルアルバム「We love Tank-top」でメジャーデビューをすることを発表。デビュー後行った全国19カ所を回るライブツアー「ヤバイTシャツ屋さん "We love Tank-top" TOUR 2016-2017」のチケットは全公演ソールドアウトした。2017年4月にシングル「どうぶつえんツアー」をリリースし、5月にワンマンツアー「“どうぶつえんツアー”ツアー 2017 ~ワンマン~」を開催。全公演のチケットが完売したことを受け、追加公演として東京・新木場 STUDIO COASTにてキャリア最大規模のワンマンライブを行った。この日の様子を収めたライブDVD「Tank-top of the DVD」と、シングル「パイナップルせんぱい」を9月に同時リリース。2018年1月から全国ツアーを行う。
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