SCANDAL×WF-1000XM4 HARUNA & MAMIがソニーの完全ワイヤレスイヤホンを体験 アーティストとリスナーが一歩近付けるようなアイテム

「WF-1000XM4」を使うと創作意欲が湧く

──MAMIさんもHARUNAさんもチョイスしたindigo la Endはツアーで対バンしていましたね。

MAMI そうなんです。「結び様」が主題歌になっていたドラマ「僕はまだ君を愛さないことができる」がすごく好きだったのでよく聴いていて、対バンしたときにやってくれたらいいなと思っていたんですけど、やってもらえなかったので悔しくて聴いています(笑)。やわらかい雰囲気の楽曲で、「WF-1000XM4」だとさらになめらかに聴けてスイートな気持ちになれます。

──HARUNAさんはつい最近発表された「ラブ feat. pH-1」を選びました。この曲は韓国のラッパー・pH-1をフィーチャリングに迎えた曲で、indigo la Endらしさもありつつ、新鮮さもありますね。

HARUNA この曲、超カッコいいんですよ。ラッパーがフィーチャリングされた楽曲って、2コーラス目くらいでラップが入ってくるものが多いと個人的には思っていたんですけど、この曲は最初からボーカルとラップの掛け合いがあって。それが自然にできているのが本当に(川谷)絵音くんのすごさだなと思いましたし、いい音で聴いたときにすごく勉強になるなとも思いました。

──HARUNAさんはaespaという旬なガールズグループの楽曲も聴いたそうで。「Next Level」は大ヒット曲ですけど、この曲を「WF-1000XM4」で聴いてみていかがでしたか?

HARUNA 「Next Level」がこんなにみんなにウケてるのかを知りたくて聴いてみたんです。この曲は途中でまったく違う曲調になるので、展開が面白いんですよ。なんとなく「Next Level」ってハードなサウンドのイメージだったんですけど、このイヤホンで聴いくとわりとシンプルな作りだったんですよね。ずっと一定のシンセベースが鳴っていて、そこにちょっとしたビートが入ってくる。展開は変わっているけれど、音としてはかなりシンプルで、ボーカルの聞こえ方でだいぶ派手に感じるんだなと思いました。

HARUNA

──MAMIさんはTOMORROW X TOGETHERの「0X1=LOVESONG (I Know I Love You) feat. Seori」を選びました。ポップなイメージの強かったTOMORROW X TOGETHERのイメージを刷新したハイブリッドなポップロックですが、こちらは聴いてみていかがでしたか?

MAMI 彼らにハードな楽曲やパフォーマンスのイメージがなかったので、初めて聴いたときに衝撃を受けたし、こういう曲もちゃんと似合ってバッチリこなせるんだと思ったんですよ。音を聴いたときに「めちゃくちゃバンドじゃん」「バンドでこの曲やったらめちゃくちゃカッコいいじゃん」って思って。単純にバンドでこういう曲をやってみたいと思ったんですよね。SCANDALは4人なので、できることも限られているけど、4人の音で「0X1=LOVESONG」みたいな曲を作ったらどうなるんだろうって考えながら聴いていました。

──「WF-1000XM4」で聴いたからこその発見はありましたか?

コーラスワークがすごく大事なんだなと気付きましたね。グッと盛り上がってグッと落ちたりするところのメリハリの理由はよくわかるんですよ。こういうことが大事だと思いましたね。最近はよくK-POPを聴いているんですけど、聴けば聴くほど深いし面白いなと思うんです。これを再現するにはどうしたらいいんだろうと意欲を掻き立てられるので、「WF-1000XM4」で聴くK-POPはちょっと危ないです(笑)。

──MAMIさんはCouchの「Still Feeling You」という曲も選曲されていますが、こちらも生のサウンドが気持ちいい1曲ですね。

MAMI この曲は最近の楽曲制作にだいぶ影響を与えている曲で、バンドでありつつ普段はシーケンスで鳴らしている音も取り入れてやっていきたいという今のSCANDALのモードにぴったりだったんです。歌い方やバンドの雰囲気もすごく参考にさせてもらいました。

──あとHARUNAさんは先日リリースされたばかりのENHYPENの新曲「Go Big or Go Home」をセレクトしています。

HARUNA この曲はビートが強めなんですけど、平歌から徐々に盛り上がってさらに盛り上がるのかと思いきや、サビのところで結構音数が少なくなってボーカルがぼーんと前に出てくる感じが新鮮でした。自分たちだったらビビってこうはしないだろうなと思う部分がたくさんあって、こういうのが今旬なK-POPなんだろうなと聴いていて思いました。中盤のサビにかけての盛り上がりは、「WF-1000XM4」で聴くとめちゃくちゃ気持ちいいですよ。ビートがガンッて来る感じが最高でした。

アーティストとリスナーが一歩近付ける

──「WF-1000XM4」はハイレゾ音源をほぼその音質で楽曲を楽しむことができます。SCANDAL楽曲のハイレゾ音源を聴いてみましょう。HARUNAさんは「one more time」、MAMIさんは「eternal」を聴いてもらいましたがいかがでしたか?

MAMI 奥行きがすごい!

HARUNA めちゃくちゃクリアですね。

MAMI 目を閉じると目の前で弾いてもらっているようでした。アコギの音とか、もう本当にここで弾いてた!

MAMI

HARUNA 自分たちが何の音を入れているかを全部知っているから、全部聞こえているのがよりわかるね。スピーカーによって聞こえ方が全然違うから、どうしても聞こえにくい音もあるけど、「WF-1000XM4」ではちゃんと聞こえました。

MAMI マスタリングのときに大きいスピーカーで聴いて、ラジカセとかコンポくらいの大きさのスピーカーで聴いて、ヘッドホンでも聴くじゃん。スマホのスピーカーでのチェックも最近し始めたけど、「WF-1000XM4」でのチェックも必要じゃない?

HARUNA いるね(笑)。

──ワイヤレスでハイレゾ音質を楽しめるのもうれしいですよね。

HARUNA そうですね。ワイヤレスって今までもあったけど、スマホで全部操作できるのもいいと思いました。みんな耳がどんどん肥えていくと思うので楽曲を作る側も大変(笑)。

MAMI 本当に(笑)。生々しい音で聴けるのは楽しいなと思いました。このイヤホンでオーケストラとかも聴いてみたいなあ。スマホのスピーカーで聴いても涙が出そうになるのに、「WF-1000XM4」で聴いたらきっと泣いちゃうと思う。

──プレイヤーとして、音楽をいい音で味わってもらうことへの魅力ってどんなところだと思いますか?

HARUNA 「聞こえないかもしれないけど……」っていう気持ちで入れている、ちょっとしたこだわりみたいなものにも気付いてもらえたら、ミュージシャンとしてすごくうれしいですよね。

MAMI 今世界がこういう状況になって、ライブハウスに行きたいけど行けない、ライブをしたいけどできない状況がまだまだあって、いろんなルールを守ってなんとかライブができていて。そんな中でもこの「WF-1000XM4」を使って音楽を聴けば、その場にいるような感覚になってもらえると思うから、アーティストとリスナーが一歩近付けるようなアイテムなのかなと思います。

これが1つあれば大満足できる

──今まで聞こえてこなかった音が聞こえるかもというところで、改めて「WF-1000XM4」で聴いてほしいSCANDALの曲はありますか?

HARUNA 「最終兵器、君」はいろんな音が鳴っていることにきっと気付くと思います。

MAMI この曲はマニピュレーターさんと一緒に制作した楽曲なので、自分たちが鳴らしている音以外にもけっこういろんな音が入ってるんです。自分たちも改めてこのイヤホンで聴いたら発見があると思います(笑)。

HARUNA ありそう(笑)。

──「アイボリー」の生っぽいアコギの音などもしっかり聴き取れそうです。

MAMI シンプルな曲もいい聞こえ方をするし、生な感じのサウンドを楽しんでもらえるかも。SCANDALってそのときどきで好きなものを作ってきたから、だいぶいろんなジャンルの曲があるんですよ。だから「SCANDALってどんな音楽をやっているバンド?」という質問を受けるたびにうまく答えられなくて……それってあまりよくないことなのかなと悩んでいたときもあったんですけど、10月に回った対バンツアーでいろんなアーティストと話していく中で、そういう音楽の作り方も間違っていなかったと思えたんです。きっと、いろんな曲を作りたくてもうまくできない人たちもいるだろうし、自分たちはこのままでいいんだって。SCANDALというジャンルを作らなくてもいいんだなと。

HARUNA むしろいろんな曲を作れることは、私たちの強みだと思えるようになりました。

──「WF-1000XM4」をどんな人に薦めたいですか?

HARUNA 自分で楽曲を作ってみたい人には特にオススメしたいです。今はスマホで楽曲を作ったり、公開したりが簡単にできる時代なので、音の構成がわかるというのは、自分が作りたい楽曲を作るヒントになると思います。

──逆にライトユーザーと言いますか、YouTubeで音楽を聴く人にも薦めたいですか?

MAMI これが1つあれば大満足できると思いますよ。いろんなところで大活躍します。

HARUNA うん。音楽を聴く人であればどんな人にでも薦めたいです。

左からMAMI、HARUNA。
SCANDAL(スキャンダル)
SCANDAL
HARUNA(Vo, G)、MAMI(G, Vo)、TOMOMI(B, Vo)、RINA(Dr, Vo)からなる4人組ガールズバンド。2006年に大阪・京橋で結成され、2008年にシングル「DOLL」でメジャーデビューを果たす。翌2009年にはシングル「少女S」でレコード大賞新人賞受賞。2015年には初の単独ワールドツアーを成功させ、その様子に密着したドキュメンタリー映画「SCANDAL Documentary film HELLO WORLD」が同年公開された。2018年にプライベートレーベル「her」を立ち上げ、レーベル第1弾作品としてシングル「マスターピース / まばたき」をリリース。2020年2月にフルアルバム「Kiss from the darkness」を発表し、ヨーロッパや北米での公演を含むリリースツアーを行うはずだったが、新型コロナウイルスの影響で国内公演は中止、海外公演は延期となった。2021年8月には7年ぶりの大阪・大阪城ホール公演「SCANDAL 15th ANNIVERSARY LIVE『INVITATION』at 大阪城ホール」を開催。その模様は国内を含め全53カ国に生中継された。このライブの模様を収めたライブBlu-ray / DVDが11月にリリースされる。

ソニー「WF-1000XM4」

ソニー「WF-1000XM4」

業界最高クラス(※1)のノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホン。LDACコーデックに対応しており、ハイレゾ音質も高音質に再生できるだけでなく、あらゆる圧縮音源がイヤホン側でハイレゾ級(※2)にアップスケーリングされる。また音や人の声が気になる環境下でも正確かつクリアに集音するため快適な通話が可能。そのほか防滴性能や風ノイズ低減、ロングバッテリーなどの機能も盛りだくさんだ。

※1 完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングヘッドホン市場において。2021年4月26日時点。ソニー調べ、電子情報技術産業協会(JEITA)基準に則る。

※2 「DSEE Extreme」ON時にCDやMP3などの圧縮音源をSBC / AAC / LDACのコーデックでBluetooth再生する際、最大96kHz / 24bitまで拡張(再生機器の仕様によっては、圧縮音源をLDACで伝送する場合でも「DSEE Extreme」が無効になる場合あり)。