SCANDAL×WF-1000XM4 HARUNA & MAMIがソニーの完全ワイヤレスイヤホンを体験 アーティストとリスナーが一歩近付けるようなアイテム

今年8月にオリジナルメンバーで結成15周年を迎え、結成記念日に大阪・大阪城ホールでワンマンライブを成功させたSCANDAL。活動を続けていく中でさまざまなジャンルの楽曲に挑戦してきた彼女たちは、今世界的にホットなK-POPに関心があるという。音楽ナタリーではそんなSCANDALのHARUNA(Vo, G)、MAMI(G, Vo)に、ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」を体験してもらう企画を展開。スタイリッシュなルックスと高機能を併せ持つ「WF-1000XM4」を使った2人はどのような感想を抱くのか? インタビューでじっくり聞いた。

取材・文 / 清本千尋撮影 / 須田卓馬
インタビュー動画撮影・編集 / ミヤタコウスケ

ソニー「WF-1000XM4」

ソニー「WF-1000XM4」

業界最高クラス(※1)のノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホン。LDACコーデックに対応しており、ハイレゾ音質も高音質に再生できるだけでなく、あらゆる圧縮音源がイヤホン側でハイレゾ級(※2)にアップスケーリングされる。また音や人の声が気になる環境下でも正確かつクリアに集音するため快適な通話が可能。そのほか防滴性能や風ノイズ低減、ロングバッテリーなどの機能も盛りだくさんだ。

※1 完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングヘッドホン市場において。2021年4月26日時点。ソニー調べ、電子情報技術産業協会(JEITA)基準に則る。

※2 「DSEE Extreme」ON時にCDやMP3などの圧縮音源をSBC / AAC / LDACのコーデックでBluetooth再生する際、最大96kHz / 24bitまで拡張(再生機器の仕様によっては、圧縮音源をLDACで伝送する場合でも「DSEE Extreme」が無効になる場合あり)。

SCANDAL・HARUNA & MAMIインタビューダイジェスト動画はこちらから

入り口はもっとたくさんあっていい

──今日お二人はSCANDALがプロデュースを手がけるブランド・FEEDBACKのアイテムを取り入れたコーディネートですね。SCANDALはどのような経緯でアパレルブランドを立ち上げたのでしょうか?

HARUNA 最初はグッズの延長線上にあるものだったんです。私たちがファッション好きということもあって、ファンの皆さんにも、よりカッコいいファッションでライブに遊びに来てもらえたらいいなと思って始めました。

MAMI SCANDALにたどり着く入り口が、音楽やミュージックビデオだけじゃなくて、もっとたくさんあっていいと思ったんですよね。アパレルブランドでSCANDALの存在を知るのも1つの入り口になるかなと。ここ最近はCDもTシャツやグッズ付きでリリースしていて、音楽だけじゃなくていろんな形で私たちの作品を楽しんでもらえたらと思って活動しています。

HARUNA 最近は音楽にグッズが付いているということがわりと当たり前になってきていますよね。ジャケ買いみたいな感覚でグッズのかわいさに惹かれてCDを買うのもいいなと思っていて。昔は自分たちのビジュアルが先行してなかなか音楽までたどり着いてもらえないというコンプレックスがあったんですけど、今はどんな形でもいいから私たちのことを知って音楽を聴いてほしいという思いで、いろんな方法を試しています。FEEDBACKもその一環なんです。

左からHARUNA、MAMI。

──SCANDALと言えばライブ衣装も毎回かわいいですし、MVでのファッションもいつも四者四様で素敵ですよね。スタイリストさんが付いていると思いますが、ご自分たちでもアイデアを出すんですか?

HARUNA はい。毎回私たちからアイデアや作品のテーマを伝えてセレクトしてもらっていますね。スタイリストの小川恭平さんに長年お願いしているので、最近はかなりざっくりになって来ましたけど。

MAMI 色味や雰囲気だけ伝えて彼の感覚に任せているよね。単体で見ると「え? これどうやって着たらいいの?」みたいな服も提案されるんですけど、ほかのものと組み合わせると「これしかないわ!」って思うくらいぴったりはまって。毎回新しい撮影の前はどんな衣装が来るかみんなでワクワクしています。

──プライベートではファッションにどんなこだわりがありますか?

MAMI 昔はビビッドな色味の服が好みだったんですけど、最近はモノトーンが多くなってきました。着回しが効くし、どんな場所にも着ていきやすい……なんかちょっと守りに入っちゃってるかも(笑)。

HARUNA 大人になってきたってことじゃない?(笑)

MAMI そうかも。あと最近はビーズアクセサリーを作ることにハマっていて、自分で作ったアクセサリーをポイントにしているかも。モノトーンの服にビーズで作ったマスクチェーンやブレスレットで色のアクセントを付けています。

HARUNA 私はパーカーとかラフな格好が好きだったんですけど、最近は体の線に沿ったタイトな服も着るようになりましたね。こだわりとしては足元にポイントを置くこと。背があまり高くないので、足元にボリュームを出して全体のバランスを取っています。

肌なじみがいいプラチナシルバー、スタイリッシュなブラック

──お二人に試してもらったイヤホン「WF-1000XM4」は、シンプルなルックスでどんなファッションとも合わせやすそうです。

MAMI そうですね。プラチナシルバーは肌なじみがいい色で、真っ白じゃないところがすごくいいと思いました。白だとがっつり付けてる感じがするというか、少し浮いて見えることもありますけど、プラチナシルバーは肌に馴染む色合いなのでパッと見たときに自然な感じでいいんですよね。

HARUNA うんうん。ピアスみたいな感じでさりげなく付けられて、いろんなファッションに合うと思いました。

MAMI ブラックはスタイリッシュ。アクセサリーを付ける感覚で使えそうですね。

HARUNA このブラックがあることで印象がキュッと締まるよね。どちらの色も高級感がある。あとこのマットな手触りがいいんですよ。すべすべしていて、触っていて気持ちがいい。

1人で映画館に来てスクリーンと音楽を独占しているよう

──使ってみていかがでしたか?

MAMI

HARUNA ノイズキャンセリング機能がすごいです!

MAMI ね! 私もHARUちゃんも今までノイズキャンセリング機能があるイヤホンを使ったことがなくて今回が初体験だったんですけど、自分の世界にグッと入り込める感覚が気持ちよかったです。まるで1人で映画館に来てスクリーンと音楽を独占しているようなゴージャスな気持ちに浸れました。

──このイヤホンで聴いて、新たな発見があった曲はありますか?

MAMI 私はThe Chemical Brothersの「GO」を選んだんですけど、ツアー移動中の新幹線で、「WF-1000XM4」で聴いていたら1人でノリノリになっちゃって(笑)。ノイズキャンセリングで聴いていたので、降りるタイミングで自分がめちゃくちゃノってたことに気付いて恥ずかしくなっちゃった(笑)。ビートが気持ちいい音楽をこの「WF-1000XM4」で聴くとさらに気持ちよくて、振動も伝わってくるような感覚がライブハウスにいるようでした。

──ノイズキャンセリング機能は新幹線でも活躍したんですね。

MAMI びっくりしました! 新幹線に乗るといつもずっと耳元で鳴っている「サー」っていう音もなく、めちゃくちゃ快適に音楽を聴けました。外からのアナウンスや人と会話するときは自動でノイズキャンセリングをオフにしてくれる機能もあってすごいですよね。

──今日はお二人に最近よく聴いていて「WF-1000XM4」で試聴した楽曲をプレイリストにまとめていただきました。それぞれ5曲ずつ選んでいただきましたが、HARUNAさんが中でも驚いた曲はありますか?

HARUNA 音数が少ないK-POPをいろいろ聴いてみたんですけど、特にNCT 127の「Sticker」はすごかったです。1つひとつの音が粒立って聞こえるんですけど、全部の音がちゃんと均一に聞こえる感じがあって……どの音も意識を向ければちゃんと聞こえるというか。

MAMI うんうん。デバイスによってハイが強く出るものやローがすごく出てるものがあると思うんですけど、このイヤホンはすべての音を底上げしてくれる感じがするんですよ。「こんな音入ってたんだ!」という発見があったり、「今まではこんなふうに聞こえていたけど、しっかり聞くと本当はこういうメロディだったんだ」とか、“ちゃんと聴ける”からいろんなことに気付けます。

HARUNA

HARUNA 「Sticker」は笛の音から始まるんですが、笛の音のハイがけっこう強いんです。けど「WF-1000XM4」で聴くと、めちゃくちゃなめらかで笛の音が鳴っている間、めちゃめちゃ気持ちよかった。耳なじみがよくて全体のバランスが取れているように感じました。

──HARUNAさんが挙げているBTSの「Blue & Grey」は、アコースティックサウンドが印象的で、7人の繊細な息遣いまでも聞こえてくる曲ですよね。

HARUNA 「Blue & Grey」は最高でしたね。違うイヤホンで聴いたときも感動したんですけど、「WF-1000XM4」だとより声の近さをより感じて。本当に耳元でというか、もはや脳内で歌ってくれているような感覚になって感動しました。いろんな曲調の楽曲を高音質で楽しめるってすごいなと思いましたね。「Blue & Grey」みたいな落ち着いた歌モノもさっき言ったみたいに全部の音が同じくらい均等に聞こえてきて、息遣いまでちゃんと聞こえるんですよ。全部の音がクリアだけど、自分の聴きたいものは失われてないと感じました。

MAMI こういう音が入ってたんだっていう発見があったと言えば、ATEEZの「Wonderland」は「WF-1000XM4」で聴いて驚きました。最近よく聴いている曲で、音数が少ないわりにこれだけ音圧があるのはなんでだろうと思っていたんですけど、「WF-1000XM4」で聴くとその理由がなんとなくわかったんです。「この音がここに入っているからそう聴こえるんだ」みたいなことがたくさんあって、「どうしてなんだろう?」を解明してくれるなあと思いましたね。楽曲制作の参考にさせていただきます。