ナタリー PowerPush - WEAVER

過去最長&原点回帰ツアーを総ざらい

全国各地の思い出ベスト5を発表!

──せっかく全国31カ所も回ったのですから、皆さんの旅のエピソードも伺いたいです。なので「WEAVERが選ぶツアーの5大ニュース」を発表していただければ。

河邉 はい。じゃあ5位は……愛媛の道後温泉に行ったこと! 温泉宿の歴史を感じる外観が良かったし、僕が大好きな「千と千尋の神隠し」の舞台の1つとされる「油屋」のモデルになっている場所だったから行けてうれしかったですね。

インタビュー写真

奥野 そこまでの道のりにある商店街も風情があったし。

杉本 松山名物の「坊っちゃん列車」も見れました。

──では第4位は?

杉本 鳥取で遭遇した爆弾低気圧かな。

奥野 あれはドキドキしたなー。当日に暴風警報が出て、ライブができるかな?と心配でした。

杉本 僕らにとって、そういうハラハラした経験は初めてだったので。それでも観に来てくれる方がたくさんいたのはうれしかったです。

──続いて第3位!

奥野 やっぱり、北海道からのフェリー移動かな?

河邉 金沢までの22時間な。揺れすぎて、まさかの全員が船酔いっていう(笑)。

杉本 長時間だから本当は人生ゲームをやろうとしてたんですよ。でも、全くそれどころじゃなくて(笑)。僕は薬を飲んでたからまだ大丈夫だったんですけど。

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奥野 僕らよりスタッフさんのほうがひどかった気がしますね。まあそれも、なかなか貴重な経験でした(笑)。

──第2位は?

奥野 各地のおいしかった食べ物をひとくくりにする?

杉本 そうだね。じゃあ2位は各地のご当地グルメで。

河邉 愛媛の郷土料理の鯛めしは感動的なおいしさでした!

奥野 鯛めしって炊き込みご飯に鯛が入ったものが一般的らしいんですけど、愛媛では白ご飯に刺身の鯛を乗せて、そこに生卵と醤油だれみたいなものをかけるんです。それが最高でしたね。

河邉 あとは熊本の馬しゃぶも忘れられないなあ。

杉本 食感は極上の黒毛和牛みたいな感じなんですけど、味はあっさりしてました。あとは甲府のイチゴ狩りかな?

奥野 メンバー全員で行ったんですけど、杉本がめちゃくちゃイチゴが好きで目をキラキラさせてました。みんな制限時間の半分くらいで十分だったんですが、杉本だけずっと1人でおいしいイチゴを探してて(笑)。

河邉 あったなー(笑)。あ、そういえば岩手のわんこそばも楽しかった。メンバーとスタッフさんの7人で行って、誰が一番多く食べられるか勝負したんです。

奥野 メンバーでは河邉が一番で、100杯以上いくと手形がもらえて。クリアした僕と河邉はもらいました!

杉本 僕は90杯だったのでもらえませんでした。でも成人男性の平均が60杯なので、がんばったんですよ?(笑)

急きょ企画した北海道満喫ツアー

──では、いよいよ第1位の発表をお願いします!

奥野 すごく迷うんですけど、やっぱり北海道かなあ。

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河邉 うん。いろいろまとめて「北海道満喫ツアー」にしよう。北海道に行ったときは3月で、まだ雪が積もってて。その中で入った露天風呂が最高でしたね。こんな景色あんの!?っていうくらい。

杉本 テンションが上がった河邉くんは、裸でどこかの岩の上を登ってました(笑)。

河邉 天然温泉で元からある岩を使ったようなところだったんです。とにかく景色が圧巻で、夜は星空がきれいでした。

──メンバー全員で入ったんですか?

河邉 はい。あとはスタッフさんも含めて。途中で近くの雪をすくいとって背中に付けあったり……(笑)。

奥野 子供やな(笑)。

河邉 また行きたいなって思うくらい、すごくロマンチックな場所でしたね。

奥野 あと北海道といえば、ライブ翌日のフェリーの時間まで約1日時間があったんですよ。これは満喫するしかない!って話になって、急遽「観光スケジュールを組んでください!」ってマネージャーさんにお願いして(笑)。北海道で一番おいしいと言われている味噌ラーメンの店に行ったり、スープカレーも食べましたね。

──それぞれ皆さんの楽しそうな姿が目に浮かぶようなお話ですね。あとは番外編として3月13日に開催したシンガポール公演のエピソードも訊かせていただけますか?

杉本 初の海外ライブということで、行く前はMCを英語で話さなきゃとか不安もあったんです。

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河邉 でもいざ始まってみると「そんなに温かく迎えてくれるんだ!」っていうくらい皆さんが僕らを待っててくれた感じで。楽しんでもらえたと思います。

杉本 日本語で一緒に歌ってくれてて、ビックリしましたね。

──観光もしたんですか?

杉本 はい。マーライオンを観に行ったり、マリーナベイサンズという有名なホテルの屋上まで行ったり。

──3つの棟の上に船が乗ったようなホテルで、屋上にはプールがあるところですね。

杉本 はい。そこからの景色はすごかったですね。

ライブ音源「iTunes Live」/ iTunesStoreへ

配信曲
  1. トキドキセカイ(Live)
  2. つよがりバンビ(Live)
  3. ネバーランド(Live)
  4. ひとつの人生(Live)
  5. 管制塔(Live)
  6. 66番目の汽車に乗って(Live)

WEAVERの過去曲もiTunes Storeにて配信中!/ iTunesStoreへ

WEAVER(うぃーばー)

杉本雄治(Vo, Piano)、奥野翔太(B)、河邉徹(Dr)の3人からなる神戸出身のスリーピースピアノバンド。2004年に高校の同級生同士で結成され、2007年に現在の編成に。メンバーの卓越した演奏テクニックと、ピアノの音色が印象的なメロディアスな楽曲を特徴とする。2009年10月に配信限定シングル「白朝夢」でメジャーデビューを果たし、デビュー翌日にはflumpoolの日本武道館公演でフロントアクトを務める。2010年2月にメジャー1stミニアルバム「Tapestry」を、同年8月に亀田誠治をサウンドプロデューサーに迎え、au LISMO CMソング「僕らの永遠~何度生まれ変わっても手を繋ぎたいだけの愛だから~」などを収録したアルバム「新世界創造記」をリリースする。その後もコンスタントにリリースとライブを重ね、2011年8月に杉本のピアノ独奏を含むアルバム「ジュビレーション」を発表する。2012年3月~5月にメンバー3人だけで全国各地を回るライブハウスツアー「WEAVER Live House TOUR 2012『Piano Trio Philosophy~do YOU ride on No.66~』」を敢行し成功に収めた。