We=MUKASHIBANASHI「The Gift」 PR

We=MUKASHIBANASHI×プロデューサー・ジツカワショウ|ストーリーのシェアがミッション、ポップカルチャーアイコン目指してフランスへ旅立つ童心回帰アイドル

We=MUKASHIBANASHIの1stシングル「The Gift」が6月27日に配信およびエムカードでリリースされた。

ウイバナことWe=MUKASHIBANASHIは、“さるかに合戦担当”のSAKI、“わらしべ長者担当”のMAKI、“舌切り雀担当”のGASHI、“一寸法師担当”のSANA、“鶴の恩返し担当”のYUMIからなる5人組アイドルグループで、日本の昔話をモチーフとしている。4月29日に東京・恵比寿CreAtoで行われたワンマンライブでデビューを果たしたウイバナは、5月に東京・TSUTAYA O-EASTで行われたトーナメントイベント「Tokyo Candoll 2019 決勝戦」で優勝。これにより7月にフランスで行われるヨーロッパ最大級のジャパンフェス「Japan Expo」への出演権を獲得した。

今回音楽ナタリーではウイバナのメンバー5人とリクルート出身のプロデューサー・ジツカワショウにインタビュー。グループの成り立ちやメンバーそれぞれのキャラクター、1stシングル「The Gift」に込めた思いなどを聞いた。

取材・文 / 三浦良純 撮影 / 藤田二朗(photopicnic)

なぜリクルートを辞めてアイドル運営に?

──日本の昔話をモチーフとするWe=MUKASHIBANASHIはどのようにして生まれたんですか?

SAKI

SAKI もともと私と辞めてしまった相方の2人のユニット・サルカニバナシとしてスタートして、そのあと新メンバーとしてMAKIとYUMIを加えた3人でサルカニバナシ2nd Editionというグループになったんですけど、さらに新メンバーのGASHIとSANAを迎えて今年4月29日にデビューしたのがウイバナです。

──グループの基本コンセプトは前身グループの頃から変わっていないんですか?

MAKI そうですね。ただサルカニバナシの頃は楽曲がポップな感じだったんですけど、ウイバナはそれよりももっとバンドサウンドっぽいかも。

──プロデューサーのジツカワさんはリクルート在籍中に前身グループ・サルカニバナシを立ち上げたそうですが、どうしてアイドルを始めようと思ったんですか?

ジツカワショウ リクルートで仕事をする中で、人を動かすのはプラットフォームではなく、コンテンツそのものだと感じる機会があり、コンテンツを作りたいと思うようになったのがスタート地点です。日本のポップカルチャーが好きなので文化依存度の高いコンテンツを作りたいと思っていたんですけど、特にアイドルはファンとのインタラクティブ(相互作用)がすごくて、それが熱量に変わる構図がいいなと思いました。それにバラバラになっているものが1つになって動き出す瞬間がとてつもなく好きなんですよ。アイドルってもともと知り合いでもなんでもないのにステージに立ちたいという気持ちで1つになったり、ソロで歌ってるAメロ、Bメロからサビではユニゾンしたり、そういう瞬間が大好きで。

──いきなりアイドルを始めるのは大変だったんじゃないですか?

ジツカワ そうですね、本当に何もないところから始めたので。最初は曲の作り方もわからず、カバーとかボカロの曲でライブをやっていました。

SAKI 運がよかったのもありますよね。私はアイドルをやりつつ、人事部のOLとして働いてるんですけど、私の会社の人がたまたまアイドル事業をやっていて、そこからイベントに出させてもらったり。

──なるほど。グループを立ち上げるにあたって参考にしたアイドルグループなどはいますか?

ジツカワ いわゆる大手事務所ではない、小さな独立系だけど結果を残しているアイドルさんは参考にしましたね。どのくらいのペースでどう上がっていったか。それを見たうえでプランを立てていきました。

子供心を肯定したい

──グループのキャッチコピーとして「僕たちはみんな、どうしようもなく子供だ。」という言葉が掲げられていますが、どういう意味合いが込められているんですか?

ジツカワ アイドルになって、それでごはんを食べていくという夢は外から見たらめちゃくちゃ子供だと思うんですよ。アイドルを作るためにリクルートを辞めた僕もですけど。でも、そうやって子供みたいに夢を追い続ける中でファンの人が応援していてよかったと言ってくれるような瞬間が尊いと思うし、そういう子供心を肯定したいんです。そういう意味合いを「僕たちはみんな、どうしようもなく子供だ。」というタグラインに込めていて、ファンにとっても子供に戻れる場所にしたいという思いで「童心回帰」というコンセプトを掲げています。

──SAKIさんは“さるかに合戦担当”、MAKIさんは“わらしべ長者担当”、GASHIさんは“舌切り雀担当”、SANAさんは“一寸法師担当”、YUMIさんは“鶴の恩返し担当”とそれぞれに昔話が割り当てられていますが、これはどう機能しているんですか?

SAKI 前身グループの頃から、みんなに語り継いでもらえるようなアイドルになりたいという思いで昔話をモチーフにして、ファンの人を「語り部」と呼んでいるんです。担当の割り振りは運営のジツカワさんが決めたんですけど、それぞれの雰囲気に合ってると思いますね。SANAは小さいけど強くて一寸法師っぽい。

SANA そうですかね。

GASHI

SAKI  舌切り雀担当のGASHIはダークな雰囲気があるし。実際は全然そんなことなくて、ポップでひょうきんな子なんですけど。

GASHI 私だけ悲しい話なんです……。

SAKI YUMIは凛としてる感じが鶴のイメージに合う。わらしべ長者は……。

──MAKIさんは前身グループでは、カニ担当だったんですよね。

MAKI はい。

SAKI メンバーカラーで赤色担当の子が、かぐや姫担当になる予定だったんですけど、MAKIが赤色担当に決まって、かぐや姫ではなく、わらしべ長者になったという経緯があります。

ジツカワ 赤担当として美少女系の子が入る予定だったんですけど、MAKIが赤担当になって、かぐや姫というよりはわらしべ長者かなと(笑)。コツコツやる感じで。

中二病なんです

──楽曲はどうやって作っているんですか?

ジツカワ 作詞はほぼ僕がやって、作曲はこちらで要件を決めたうえで作家に発注しています。曲の長さ、曲調、いくつかの変数を細かくセットします。何をやるのかという「WHAT」の部分を僕が決めて、どうやるのかという「HOW」の部分を作家にお任せする感じですね。

──具体的にウイバナではどんな音楽をやりたいと考えているんですか?

ジツカワ 学生の頃から大好きだったし、子供心というコンセプトを、自分たちの等身大の歌詞とあわせて伝えるためにもいいだろうと思って、青春パンクやメロコアをベースにしています。

──なるほど。ジツカワさんがリクルートを辞めたのは、グループが軌道に乗ったからですか? リクルートでの経験が今生きている部分は多いんでしょうか?

ジツカワ いえ、給料もだいぶ減りましたし、まだまだ、そんないい感じってわけではないです。リクルートでは、お客さんを呼び込む仕事と、来てもらってから楽しんでもらう仕事を一気通貫してやっていたので、頭の使い方は同じだと思います。

──いただいた資料を見ていると、「ミッション」「ビジョン」「ストラテジー」「コアバリュー」など、ほかのアイドルグループでは見ないような言葉が並んでいるところにリクルート出身感があって面白いなと思いました。

SANA デビューライブに友達が来てくれたんですけど、ジツカワさんは横文字が多くて、何を言っているかわからないと言ってました。

SAKI 中二病なんですよ。

一同 (笑)。

──でも「童心回帰」というコンセプトにもつながるかもしれないですね。

SAKI いいほうの中二病だよね。