We=MUKASHIBANASHI×プロデューサー・ジツカワショウ|ストーリーのシェアがミッション、ポップカルチャーアイコン目指してフランスへ旅立つ童心回帰アイドル

デビューライブで脱退するつもりだった

──ウイバナとして初めて行った4月29日のデビューライブは満員だったそうですが、いかがでしたか?

GASHI 大学で軽音サークルに入っていて、10~20人くらいの前でライブをやることはあったんですけど、あんなに大勢の前でステージに立つことはなくて。逃げたくなりましたね。

SANA 私たち新メンバーはライブの最後に出たんですけど、GASHIちゃんがファンの人みたいに声を出していて、そこで緊張はほぐれました。でも、ステージではミスってしまい、申し訳なさすぎて楽屋で泣いてしまって。デビューライブは苦い思い出になってます(笑)。

SAKI 私は緊張した2人が何をするかわからないので、何かあったときにカバーできるか不安でした(笑)。でも全然大丈夫でしたね。

──2人はウイバナに加入する前はどんな活動をされていたんですか?

SANA もともとは女優になりたくて、そのためのステップアップとしてミスiDにエントリーしたり、被写体をやったりしていました。SNSでスカウトされてウイバナに加入したんですけど、アイドルとして活動していく中で最終的な目標にたどり着ければいいなと思っています。

GASHI 私はもともとは何もせず、Twitterだけやってるような感じだったんですけど、大学のサークルの先輩からアイドルを勧められて、私も興味があったので、ほかのオーディションを受けつつ、ご縁があってここに来ました。入る前はもっとほわんとしてゆるい感じかと思ったんですけど、みんな真剣で人生かけてるなって思いましたね。でもすぐ適応するタイプなので楽しくやっています。

──なるほど、グループ最年少のYUMIさんは前身グループに加入してから1年が経ちますが、もうライブには慣れましたか?

YUMI

YUMI 加入から1年が経ちますけど、私もワンマンライブは今回が初めてだったんです。対バンライブとは違って会場にいる全員が自分たちを観に来ていると思って緊張していたんですけど、舞台に立ったらみんな温かくて。やっぱりこのグループに入ってよかったなって再確認した日でした。

──YUMIさんは学業に専念するため、6月7日のライブを最後に秋まで活動を休止されるんですよね。(※取材は6月頭に実施)

YUMI はい、イベントがある土日に学校の補習とか検定が重なってしまっていたんですけど、直近で大きい試験があって……。しっかり勉強をがんばって戻ってきたいと思います。

──MAKIさんはデビューライブいかがでしたか?

MAKI 私はこのワンマンライブの日にグループを辞める予定だったんです。

──えっ、なぜですか?

MAKI やっぱりうまくいかないことが多いし、就職とかほかの道もあるんじゃないかなって考えてしまって……。

──それをほかのメンバーは知っていたんですか?

SAKI はい、MAKIが辞めるのは嫌だと思ったんですけど、人生は1回しかないから自分がやりたいと思ったことをやるべきだし、話は聞いたときはショックを受けつつも強く引き止められなかったです。

──そうなんですね。そこからやっぱり続けようと思い直したのは、どういうきっかけがあったんですか?

MAKI もともとは、このワンマンライブの2週間くらい前に定期公演があって、そこで「ワンマンライブで卒業します」と発表する予定だったんです。それで定期公演で発表があるという事前告知もしていたんですけど、その発表の中身を知らずに楽しみにしているお客さんの顔を見たり、声を聞いたりしているうちに辞められないなと……。

SAKI 「みんなが発表を楽しみにしてる」ってMAKIが楽屋で泣いてる姿を見て、MAKIといろいろ話もして、私も「やっぱり続けよう」って引き止めました。

──ちなみにMAKIさんは元プロレスラーとのことですが、どのような経緯でアイドルになったんですか?

MAKI

MAKI 10歳のときに小学生レスラーとしてデビューして、レスラーをやりながら、リングの上でダンスと歌をやらせてもらっていたんです。それでレスラー引退後にアイドルになろうと思って、専門学校でダンスや歌の勉強をしていたんですけど、ずっとオーディションを受ける勇気はなく。20歳を超えて、ようやくオーディションに受かってアイドルになれたんですけど、そのグループは昨年解散してしまい……そこでSAKIが声をかけてくれたので、今このグループにいます。

SAKI  MAKIとは同じライブに出ることが多かったんですけど、ダンスや歌がすごくいいし、愛嬌があるなと。MAKIのグループが解散すると知って、ジツカワさんに誘いたいですと伝えました。

──そうなんですね。得意技はブレーンバスターとお聞きしましたが、レスラーの経験はアイドルでも役立っていますか?

MAKI レスラーの頃は四方八方にお客さんがいたので、目線の配り方に生きているかも。あとガッツは負けないです。プロレス絡みの話と言えば、ずっと凹んでいた鎖骨が最近戻りました。

──なんで凹んでいたんですか?

MAKI チョップされてずっと凹んでいたんです。