WACK座談会2024+全45名の手書きメッセージ (3/4)

不動の13人が広げていくみんなの遊び場:GANG PARADE

──GANG PARADEはメンバー脱退なしの状態が長く続いていますね。

ドクソン 2022年からなのでもうすぐ2年経ちますね! キャ・ノンさん、ギャンパレとしての2023年はどんな1年でしたか!

キャ・ノン 2022年3月にアイナスターとカ能セイが加入して以降、2年もグループの形が変わっていないのはギャンパレ史上初なんですよ。私は2021年加入なのでそこまで深く考えてなかったんですけど、以前からいるメンバーはそのままの形で2年目を迎えられることをとっても喜んでいました。メンバーを加入させるって、グループとしてすごくわかりやすい変化を与えることになりますよね。その変化も大事だけど、不動のメンバーでグループをいいものに変えていくこともすごく大事だなって、この1年で思いました。

──ギャンパレにはライブナタリーの対バンシリーズでもお世話になりました。

キャ・ノン 本当にその対バンで受けた刺激も大きくて! ネクライトーキーさんとの野音ツーマンもあったし、対バンツアーでは夜の本気ダンスさん、THE イナズマ戦隊さん、4s4kiさん、でんぱ組.incさんと競演して。冬にはサンリオピューロランドでパスピエさん、梅田サイファーさんとツーマンライブをするという。本当に貴重な体験がたくさんできました。

ドクソン 2023年、本当にナタリーさんのおかげでいい経験を積めました。特にツアー形式で初めてやった夏の対バンシリーズは思い出深いです。遊び人(ギャンパレファンの呼称)も対バン相手のお客さんもすごく楽しんでくれて。特にイナ戦さんとの大阪での対バンはものすごいパワーがあってよかったなあ。

ユイ・ガ・ドクソンとHANANO。

ユイ・ガ・ドクソンとHANANO。

キャ・ノン 実はですね、その日の競演をきっかけにイナ戦さんから楽曲を提供していただけることになったんです! いただいたご縁に感謝です。

mikina それはすごい!

──ちょっと話が戻りますけど、メンバーが変わらず活動しているのはExWHYZも同じですよね。

mikina そうですね。やっぱり体制変更はめちゃくちゃカロリーを使います。どれだけ形が変わっても、ファンの人には同じ気持ちで向き合わないといけないから、状況や環境が変わったときに自分たちが暗くなるのは違うというか。複雑で混乱していたとしても見せるものはしっかりと芯のあるものにしないといけないですよね。それを何回も乗り越えてきて、今に至るGANG PARADEってすごいんですよ。昔からオーディションの合格発表でギャンパレさんに新メンバーが入るたびに、既存メンバーは笑顔でその子を迎え入れていて。そういう前向きに受け止める気持ちが超カッコいいなって。

ドクソン だって本当にありがたいことですからね。毎回のように救世主が来てくれる感覚(笑)。キャ・ノンだってそう。こんなにかわいい子が入ってきたらいいことしかないでしょ! もちろん体制が変わるたびに新たにグループを構築しなきゃいけないという点では、大変な部分もありましたけど。今は固定メンバーで積み重ねたものを磨くターンに入れている。今いるメンバーはそれぞれが宝だと思う。磨くっきゃないよね。

mikina グループとしてもそうだし、1人ひとりの人柄も熱いのがいいですよね。その前向きな気持ちの強さがいい。この強さはいろんな困難を乗り越えてきたからこそだし、そのバイブスがライブにも出てますよね。

ドクソン キャリアが長くなると「昔のほうがよかった」って思う人の気持ちもわかるけど、変化を恐れていたら何も始まらないから。

mikina ギャンパレはそういう人も切り捨てないで取り込むパワーがあるから、どんどん輪が広がってるんだなって思いますね。

上段左からユイ・ガ・ドクソン、mikina、レオナエンパイア、中段左からシオンエピック、キャ・ノン、下段左からマチルダー・ツインズ、HANANO、ウォンカー・ツインズ。

上段左からユイ・ガ・ドクソン、mikina、レオナエンパイア、中段左からシオンエピック、キャ・ノン、下段左からマチルダー・ツインズ、HANANO、ウォンカー・ツインズ。

自分たちにしか出せない色がある:KiSS KiSS

──昨年にはギャンパレ13人中の6人からなるグループ・KiSS KiSSが始動しました。キャ・ノンさんはギャンパレとKiSS KiSSで二足の草鞋を履いて活動していますね。

キャ・ノン 新規で始まるグループのオリジナルメンバーでいられるというのはありがたいことですね。私はもともとギャンパレから分裂してできたPARADISESへの途中加入だったし、ゼロからグループを作るのに難しさも感じましたけど、メンバーみんなでいろんなアイドルの動画をYouTubeで観て、MCの勉強をしたりしてます。そう考えると、GANG PARADEのメンバーはゼロからいろいろ乗り越えてやって来たんですよね。2023年の1年でKiSS KiSSは、KiSS KiSSの色をちゃんと見せるライブの形を作ることができたと思います。

──始動時は男性ファンが多い印象でしたけど、変化はありましたか?

キャ・ノン だんだん女の子も増えてきています! サンリオで12月にGANG PARADEとKiSS KiSSで女性限定ライブをやりまして、そのときに女の子がいっぱい声援を送ってくれたから、KiSS KiSSのワンマンとしても女限ライブができるようになりたいなって思いました。

キャ・ノンとウォンカー・ツインズ。

キャ・ノンとウォンカー・ツインズ。

──シオンさんはKiSS KiSSのライブを観ましたか?

シオン まだです。

ドクソン もしほかのWACKグループがKiSS KiSSを観る機会があったとしたら、10月の「TAMA TAMA FESTIVAL」くらいなんですよね。

キャ・ノン そう。WACK以外の畑でも戦おうとしているから、アイドルイベントとかにたくさん出させていただいてるんです。

シオン 私、キャ・ノンさんの顔が好きで。

キャ・ノン ありがとうございます(笑)。

シオン どうしてそんなきれいなの?って思っています。BiSに入る前から好きだったんですけど、本物を見るとより美しくて。美容云々とかのレベルではなく、生まれ持ったパーツの美しさが。

ドクソン 彫刻みたいに整った顔よね。

mikina KiSS KiSSはWACKの中でも異色だし、ものすごい可能性を秘めているグループですよね。メンバーが生み出すあのかわいいオーラはほかのWACKグループでは絶対に出せない(笑)。

ドクソン キャ・ノンが今日着ている衣装を着られるかと言ったら、確かに厳しい!

mikina 楽しみですよね。あと、やっぱりめっちゃ顔がかわいい。

ドクソン かわいいから曲中に「チューしよ!」と言っても成立するんですよね。

mikina さすがに「チューしよ!」は言えない(笑)。

ドクソン それを張り切ってできるのも、「チューしよ!」って言葉に「うおー!」って盛り上がるのもすごい光景で。面白いなって思います。

2024年、変化を恐れず受け入れて

HANANO 今日お話してきて思ったことがあります。各グループが目まぐるしく変化している状況を知って、いつかBiTE A SHOCKもそうなるかもしれないんだなって。想像したことなかったんですよ。自分たちのグループから誰かがいなくなるとか、加わるとか。

mikina 抜けることとかは考えなくてもいいかもね。入ることは考えてもいいかもしれないけど。

HANANO 確かにそうですね。そして「1年間、メンバーが変わらなかったのがすごい」って話を聞いて、私たちは1周年を迎えるまでの残り半年で何が起こるのかなっていう気持ちにもなっています(笑)。

左からキャ・ノン、HANANO、ユイ・ガ・ドクソン、マチルダー・ツインズ、ウォンカー・ツインズ、シオンエピック、レオナエンパイア、mikina。

左からキャ・ノン、HANANO、ユイ・ガ・ドクソン、マチルダー・ツインズ、ウォンカー・ツインズ、シオンエピック、レオナエンパイア、mikina。

──「WACK合同オーディション2024」の募集もあり、今後どこかのグループに新メンバーが入るかもしれないという状況ですね。HANANOさんはBiSHのメンバーとのつながりはあるんですか?

HANANO 最新EP「SHOCKERS」の曲のほとんどの振付はアイナ・ジ・エンドさんの妹のREIKAさんが考えてくださって。振り入れのときはアイナさんが観に来てくれて、一緒に確認してくれています。

ウォンカー そういえば、この前たまたまハシヤスメ・アツコさんに会いました。

マチルダー 汐留でリリースイベントをしていたら、仕事終わりのハシヤスメさんとたまたま遭遇して(笑)。ASPの日本武道館ワンマンの宣伝までしてくれました! しかもすっぴんで!

ウォンカー お仕事終わりでメイク落としたのに出てくれて(笑)。

──では、この流れでツインズに締めの言葉をお願いします。

ウォンカー SNSとかWACKツアーで皆さんの活動については知っている部分もあったんですが、今回の座談会でお話をすることで、いろんな悩みがあったり、発見があったりするところが、各グループで共通しているんだなって。あと、もっと皆さんとたくさんお話する機会ができたらいいですよね。ASPはシャイな人が多いので、例えばBiSさんと対バンしたときもあまりお話ができなかったんですよ。これからはほかのグループさんと交流を深めたいです。ASPとしては10月8日の日本武道館ワンマンに向けてがんばっていくので、WACKファン以外の方も取り込んでいけるようにいろいろ勉強したいなと思いました。

マチルダー 2023年を振り返ることで、どのグループにも変化があったことがわかりました。どんな変化があってもグループとして成長につなげていくことは大切だなと改めて感じています。1日1日を噛み締めて生きたいし、変化を恐れず受け入れて、いい1年になるようにがんばります。