デビューシングルは全員の声がスパイス

──メジャー1stシングル「One Sided Love」は、洋楽テイストのミディアムチューンですね。洗練されたメロディに美しい5人の歌声が重なって、アウトロのハーモニーまで聴き逃せない1曲でした。

全員　おー！ ありがとうございます!!

SAM　むちゃくちゃうれしいです！

JIN　この時期にぴったりの夏っぽさもあるキャッチー曲なので、一度聴いたらハマってもらえるんじゃないかと思います。いろんな世代に共感してもらえそうな甘酸っぱいストーリーの歌詞にも注目ですね。

──この曲もやはり妥協せず、納得いくまでこだわったんですか？

SAM　もちろんです。それこそ、さっき言っていただいたアウトロの部分まで。歌詞は終わってるけど、本当にラストのラストまで感情を込めて歌いました。

JIN　あとは5人それぞれが適任のパートを担当してるのもポイントかな。みんなの声の特徴やテクニックを生かしたパート割になっているので、ぜひ堪能してもらいたいです。歌い回しも1人ひとり違ってて、「YUUKIくんはこんな感じなんだ。ISSYはこうなんだ」っていうところを聴いてもらえると面白いかも。

SAM　全員の声がスパイスになっていて、最後はその掛け合いがすごい！ 魔法みたいにパンパン入れ替わっていく。

YUTA　たくさん聴いて、それぞれの歌のよさを見つけてほしいです。

──すでに始まっているインストアライブでの反応はどうですか？

JIN　親しみやすい曲なので、みんな楽しそうに聴いてくれます。

YUUKI　会場一体となって盛り上がりますね。僕ら、踊らないけどステージでめちゃめちゃ動くんですよ。

ISSY　汗がヤバイ！

SAM　気付いたら、みんなスタートとは全然違うところにいるし。

JIN　走り回ったり、跳んだり、わちゃわちゃしたり。僕たちの仲のよさもライブでは伝わるんじゃないかな。

5人の友情や今までの歩みが込められた歌詞

──カップリング曲についても聴きどころを教えてください。

JIN　まず2曲目の「Sci-Fi Girl」はライブでずっと歌ってきたアップチューン。みんなで一緒に歌えるフレーズもあるし、僕らのステージでは欠かせない1曲です。3曲目「Friendship」は5人の友情や今までの歩みが歌詞に込められている気がして、すごく気持ちが入ります。

YUTA　「Friendship」は曲の頭に「イヤフォンが奏でる Favorite song」って歌詞があるんですけど、気に入った曲をイヤフォンで半分ずつ聴くとか実際やってるもんね。

JIN　実生活とすごくリンクしてる。

ISSY　この曲は歌ってて自然とメンバーに目が行くんですけど、目が合ったときはよけいにテンションが上がるというか。ライブではそういう僕たちの姿にも注目してもらえたらいいのかなって思います。

──4曲目にはORANGE RANGEの「花」のカバーが収録されていますが、オリジナルとはまた違う、神聖なストリングスアレンジが新鮮でした。

JIN　そうなんです。この曲はみんな青春時代にすごく聴いていたので、こうしてカバーできるのがうれしいなって。

SAM　「何かカバーを入れましょう」ってスタッフに言われたときに、みんなの中でとっさに出てきたのが「花」だったんですよ。JINくんも言ったようにそれぞれの青春の曲で思い入れもあるし、僕はこれを聴いていた当時を思い出しながら歌いました。

歌の力だけでみんなを幸せにしたい

──最後に改めて、メジャーデビューを控える今の心境を聞かせてください。

JIN　不安でドキドキすることもあるんですけど、すごく楽しみです。どんなことも全力で取り組んでいけたらと思っています。

ISSY　夢は大きく！ これからいろんな歌番組に出たいし、「レコード大賞」の最優秀新人賞も受賞したいし、武道館、アリーナ、ドームツアーもしたいね。あと「紅白」も出たい。

──そういう国民的番組にも出たい？

全員　出たいです！

YUUKI　出れるものなら。あとは韓国、フィリピンと国際色豊かなメンバーがいるので、僕はアジアにも出て行けるんじゃないかなって。どんな世代にも愛される、そして歌を目指してる人たちには憧れられるような存在になりたいです。

JIN　この5人なら、どんなことも乗り越えられると思います。

──気合い十分ですね。9月21日、メジャーデビュー後初となる東京・原宿アストロホールでのワンマンライブも楽しみです。

JIN　これはもう大大大成功に収めたいです。7、8月とずっとリリースイベントで全国を回っているので、この夏の集大成のような気持ちもありますし。

SAM　そうだね。この夏はUNIONEで熱くなってほしいです！ あと僕の勝手なイメージだと、日本では男性ボーカルグループ＝踊らなきゃいけないみたいな感じがちょっとあると思うんですよ。でもUNIONEは歌の力だけでみんなを幸せにしたいし、幸せにできるんだよっていうのを証明したいです。

──同じ男性ボーカルグループでいうと、海外のOne Directionを意識する部分もあります？

JIN　そうですね。意識というか、One Directionはもともと好きでよく聴いていたので尊敬しています。

SAM　歌ってる映像を通して学べることも多いですし。

YUTA　あと僕ら、よく「和製One Direction」的な紹介されることがあるんですけど、それはすごく光栄だなって。

YUUKI　うん。うれしいよね。

JIN　あれだけの地位を築き上げたOne Directionみたいに、僕たちも世界に通用するグループになっていきたいです。