2017
- 1月29日
「リスアニ!LIVE 2017」に出演。
- 2月5日
「アニメ紅白歌合戦 Vol.6 代々木ファイナル」に出演。
- 2月8日
5thシングル「オリジナル。」をリリース。
- 5月24日
6thシングル「adrenaline!!!」をリリース。
TrySail「エロマンガ先生」EDテーマ曲をシングル化
- 5月27、28日
「MUSIC THEATER 2017」に出演。
- 7月9、29、30日
ライブ「LAWSON presents TrySail Live 2017 Harbor × Arena」を神奈川・横浜アリーナと兵庫・ワールド記念ホールで開催。
- 8月23日
2ndアルバム「TAILWIND」をリリース。
TrySail、2ndアルバムはタイアップ曲満載の「TAILWIND」
- 8月27日
「Animelo Summer Live 2017 -THE CARD-」に出演。
- 10月22日
「LAWSON premium event ミュージックレインフェスティバル2017」に出演。
先輩ってすごい!
麻倉 2017年の「アニメ紅白」で、先輩たちとコラボしたんだっけ?
夏川 一緒に「Youthful Dreamer」と「vivid brilliant door!」(スフィア)を歌ったやつ? だとしたら2016年の「アニ紅」じゃないかな。どっちの曲もアニメ「電波教師」のオープニングテーマだったから。
麻倉 そっか、1つ前の年か。ごめんなさい、戻っちゃいました。
──構いませんよ。スフィアとのコラボが印象に残っているんですか?
麻倉 寿美菜子さんが、振付をすごく丁寧に教えてくださったんですよ。たぶん私たちのリハもチェックして、みんなの振りがきれいにそろうように、1人ひとりに目を向けて細かくアドバイスしてくださって。私は自分の振りを確認するだけで精一杯なのに、全員分の振りを見つつリーダーシップを発揮できるなんて「先輩ってすごい!」と思ったのをよく覚えています。
雨宮 逆に、2017年の「アニ紅」は何をやったんだろう?
夏川 「〈物語〉シリーズ」のキャラソンを歌ったんじゃない?
麻倉 いや、それも2016年じゃない?
雨宮 2017年の記憶があんまりないかも。
夏川 楽しかった思い出はあるけど、具体的な逸話がパッと出てこないね。
雨宮 このペースだと時間が足りなくなっちゃいますよね?
──では、2018年にいきましょうか。
2018
- 1月27日
「リスアニ!LIVE 2018」に出演。
- 2月17日
~5月20日 ライブツアー「LAWSON presents TrySail Second Live Tour "The Travels of TrySail"」を全国9会場で開催。
TrySail、幕張に笑顔あふれたツアーファイナル「私たちはすごく幸せ者!」
- 3月14日
7thシングル「WANTED GIRL」をリリース。
TrySail「タイムボカン 逆襲の三悪人」オープニング曲を3月にシングル化
TrySail「WANTED GIRL」インタビュー
- 6月6日
8thシングル「Truth.」をリリース。
TrySailがニューシングル「Truth.」リリース、GARNiDELiAが楽曲提供
- 8月25日
「Animelo Summer Live 2018 "OK!”」に出演。
- 10月6日
「MBSアニメフェス2018」に出演。
- 11月14日
9thシングル「azure」をリリース。
TrySail「続・終物語」EDテーマ担当、11月にシングルリリース
TrySail「azure」インタビュー
自分たちが一番大変になる解決策を選択できた
雨宮 2018年の「The Travels of TrySail」ツアーの新潟公演で、私が声帯炎になって声が出なくなりました。たぶんこれが、TrySailが初めて陥った危機的状況じゃない? 原因が私なのが申し訳ないけど。
夏川 そうだね。それまで誰かが歌えなくなるという状況を経験していなかったから。
雨宮 新潟では、私のパートを2人が代わりに歌ってくれたんです。私はステージ上にはいて、ダンスは普通に踊っていたけれど、声が出せないからMCではジェスチャーゲームみたいに身振り手振りを大きくして気持ちを伝えようとしていて。新潟はなかなか行けない場所だし、普段私たちのライブを観られないお客さんもきっと大勢いただろうから「歌えないメンバーが1人いるなんて、怒るよね?」と負い目を感じていたんですよ。でも、私が何かジェスチャーするたびにみんなが「わあー!」って歓声で支えようとしてくれて。それが心からうれしかったし、ピンチのときにお互いに助け合える……というか私が一方的に助けてもらったんですが、そういう温かい関係性を知らず知らずのうちファンのみんなと築けていたんだなと、しみじみ思いました。
麻倉 新潟公演の開演前に、私とナンちゃんで影ナレをしたよね?
夏川 そうそう。「今日、天さんは声を出せません」というアナウンスをしなきゃいけなかったから。影ナレをやったのは、後にも先にもこのときだけだと思う。
──麻倉さんと夏川さんも、雨宮さんを支えるような気持ちでパフォーマンスを?
夏川 私は「天さんの分まで声出さなきゃ!」と張り切っていました。こういうときこそがんばる……いや、いつもがんばれよって話なんですけど。
雨宮 いやいや、ナンちゃんはいつもがんばってる。
夏川 たぶん私、生粋の姉気質なんだと思うんですけど、自分がしっかりしなきゃいけない状況になると、普段は出せない力が出せる気がして。新潟公演ではそれを感じましたね。
雨宮 私のパートを2人が歌うことになったのも、けっこう急だったよね? 練習する時間もなくて。
麻倉 天さんのパートは、2人とも歌うことにしたんだよね。もしどちらか一方が歌に入るのを忘れても、もう一方が歌っている状況であればいいという考え方で。
雨宮 普段は歌わないパートを歌いつつ既存の振りも付けるのって、かなり大変なんですよ。必然的に、マイクを持つほうの手は振りの最中も口元に固定されてしまうから。それなのに2人とも全然ミスなくやっていたから、並々ならぬ気迫を感じた。楽をしようと思えば、私のボーカルトラックを流すこともできたのに。
夏川 自分たちが一番大変になる解決策だよね。でも、それをあのとき選択できたことが今の私たちの糧になっているし、何より新潟公演を中止にしなくて本当によかった。
雨宮 新潟公演は、私はいいライブだったと思ってる。
夏川 そう、いいライブだった!
麻倉 ものすごく絆を感じたし、新潟のお客さんにとってもいい思い出になっていたらいいな。
2019
- 1月26日
「リスアニ!LIVE 2019」に出演。
- 2月23日~8月4日
ライブツアー「LAWSON presents TrySail Live Tour 2019 "The TrySail Odyssey"」を13会場で開催。
TrySail、半年間駆け抜けたキャリア史上最長のツアー終幕
- 2月27日
3rdアルバム「TryAgain」をリリース。
TrySailの3rdアルバムタイトル決定、作品コンセプトは“跳躍”
TrySail「TryAgain」インタビュー
- 3月1日
テレビアニメ「エロマンガ先生」エンディングテーマ「adrenaline!!!」が「平成アニソン大賞」声優ソング賞に選出。
- 5月18、19日
「SACRA MUSIC FES.2019–NEW GENERATION-」に出演。
- 8月31日
「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」に出演。
これが……チームか!
──2019年の「Odyssey」ツアーも過酷だったそうですね。追加公演を含め全20公演という、TrySail史上最長のツアーだったこともあり。
麻倉 「Odyssey」ツアーはスタートが幕張の2DAYSだったんですけど、私はその2日目に、新潟の天さんと同じように声が出なくなって。初日からちょっと喉の調子が怪しかったのが、2日目で悪化しちゃったんですよ。なので2日目はリハもできずに、とりあえずメイクだけしてもらって病院に行って、本番の10分前ぐらいに戻ってきて、急いで着替えてステージに出るという。でも、病院に行くときに天さんとナンちゃんが「大丈夫だよ! 2人でなんとかするから!」と言ってくれて、「これが……チームか!」と、すごく心強く感じたのを覚えています。
夏川 もちさんが病院に行ったのって、追加公演の、ファイナルの幕張じゃなかったっけ?
雨宮 ファイナルはファイナルで、もちちゃんは過呼吸になっていたから、それと混同してるんじゃない?
麻倉 えー! そっちは全然記憶にない。
雨宮 自分で記憶を消したのかな? たぶん19公演を経て、ファイナルで集大成を見せなきゃいけないみたいなプレッシャーがかかっていたんじゃないかな。だからツアーの最初と最後で具合悪くしてたのよ、この子。
夏川 そうだそうだ。ファイナルの幕張ではリハ中に過呼吸になったけど、病院に行くほどではなかったんだ。あれはね、天さんも言ったようにプレッシャーだと思う。
麻倉 じゃあ、私は幕張の地で二度やらかしたんだ。
雨宮 でも、「Odyssey」はみんなどこかで不調を訴えていたじゃない。
夏川 私の不調は群馬かな。なんか「あなたの風邪はどこから?」みたいで嫌だな。
麻倉 ナンちゃんは群馬から(笑)。
夏川 群馬公演で、私はアンコールに出られなかったんですよ。喉の調子が悪かったのもあるんですけど、調子が悪いなりに歌うことはできていて。でも、そのせいでかえって「こうやって歌いたいのに、歌えない」というストレスがステージ上で積み重なって、精神的にあまりよろしくない状態になってしまったんです。お客さんはもちろん2人に対しても申し訳なさすぎて、もちろん全力は尽くしたし、本編はなんとか乗り切ったけど「アンコールは無理です」と。
麻倉 じゃあ、このときのアンコールは天さんと私の2人だけで歌ったの?
雨宮 うん。2人でステージに出て、やり切った。
夏川 申し訳ないと思いつつ、感謝の気持ちでいっぱいだったよ。たぶんこの時期はね、みんな心身ともに疲労が溜まっていたんだと思う。長いツアーと並行して音源の制作もやっていたし、それぞれにソロのアーティスト活動もあって、かつ声優の仕事も入ってくる状況で、スケジュール的には一番タイトだったんじゃないかな。リハーサルも今ほど効率よくできていなかったから、1つのライブを作るためにすごくたくさんの時間と労力をかけていたんですよ。でも、おかげで鍛えられたし、さっきもちさんが言っていた「絆」とか「チーム」というものを再確認できましたね。
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2020年~2022年