必ず叶えたい！横浜アリーナ単独ライブ

──ときのそらさんは、ボカロ曲のカバーやボカロPの書き下ろしを好んで歌う傾向にありますが、ボカロ曲ならではの魅力ってどんなところですか？

ボカロPさんたちの個性が強く出ることが一番の魅力です！ ボーカロイドが歌うことを想定した楽曲ということもあり、音域や言葉数などの自由さがあって、そこにそれぞれのボカロPさんの個性が反映されているなと思いますし、独特な雰囲気の楽曲が多いと感じています。

──VTuber同士で交流はありますか？

はい！ よく連絡するのは富士葵ちゃん、響木アオちゃんや天神子兎音ちゃんです！ みんな歌を歌うことが多いVTuberさんなので、音楽についての話もよくします。刺激を受けるのはやはり歌を歌っているVTuberさんからが多いです。みんな自分の世界をしっかり持って表現されているので「私も負けられないぞ……！」という気持ちになりますし、尊敬もしています。

──ときのそらさんは、ドラマ「四月一日さん家の」で女優デビューも決定しています。初めての演技だったと思いますが、手応えはいかがですか？

今は手応えをちょっと感じてきました。最初はどうしたらいいんだろう……と戸惑いも多かったですが、現場の皆さんに助けられ、納得するまで話し合いも重ねていき、みんなの力でどんどんいい作品になっていったと感じています。ポイントとしては、3人の掛け合いで物語が進んでいくので、それぞれの個性を見ていただけたらと思います！

──これからどんなアーティストになりたいですか？

今までさまざまな楽曲にチャレンジしてみたのですが、まだ挑戦してないジャンルもあるし、音楽は無限にあるんだなと感じています。なので、たくさん練習してどんな音域の曲でも歌いこなして、いつか音楽ジャンルは「ときのそら」だよね、と思ってもらえるアーティストになりたいなと思っています！

──アーティストとしての今後の目標を教えてください。

歌をやりたいと思うきっかけになった「横浜アリーナでの単独ライブ」は1つの目標としてずっと掲げている夢だと思います。そこで終わりというわけではなくても、必ず叶えたい夢です。

──最後に音楽ナタリー読者にメッセージをお願いします。

今回のアルバムは私の夢や大好きなものをたくさん詰め込んだ作品になっています。バラエティ豊かな内容なので、1つでも皆さんの心にずっと残るような曲があれば幸いですし、もちろん全部好きになってくれたらとてもうれしく思います。このアルバムを通して、私“ときのそら”がどういう人で、これから何をしていきたいかを知ってもらえたらいいなと思います。初めてのアルバムということもあって今後の原点のような作品になっていると思いますので、ぜひ聴いていただけるとうれしいです！